2012年07月19日

「土佐学協会」主催「第2回・土佐NaKaMa」ぜよ!

 7月17日(火)は、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)主催の「第2回・土佐NaKaMa」が開催されたがよ。


 まずはワシゃあコーディネーターの迫田さんと18時ばあに待ち合わせ、2人で会場の高知県立大学永国寺キャンパスへ。


 ちくと今回の流れらあについて、打ち合わせをしたがやき。


 ほんで、開催時間の18時半過ぎ、10名のご参加者が集まられ、「第2回・土佐NaKaMa」の会合がスタートしたがよ。会合風景.jpg



 まずはワシから、迫田さんからいただいちょった、『「なかま」にも種類があるがやないか』っちゅう宿題について、ちくと資料を用意して、説明さいてもうたがやき。


 昨日のブログで紹介さいてもうた、座標軸を使うての4つの象限の説明ながよ。2012.7.19座標軸の表.jpg



 縦軸を「私」と「公・共」、横軸を「所有」と「利用」とすりゃあ、図の通り4つの象限に分かれるがやき。


 まず「共有」は、複数の人で所有するっちゅう「なかま」(シェア)ながよ。


 次に「共同利用」は、所有せんと、複数の人で利用するっちゅう「なかま」(シェア)。


 続いての「レンタル」は、自分らあだっけで使うけんど所有はせんっちゅうことで、見方を変えりゃあ同じもんを「時間差で共同利用しゆう」ともいえる「なかま」(シェア)ながやき。


 最後は「私有」で、特定の個人や家族や団体が、ある物を所有して、もっぱら自分らあだっけで使うっちゅうことやき、通常は「なかま」(シェア)やないがやけんど、古着や古本らあの中古品を買う場合らあは、私有にゃあ違いないけんど、見方を変えりゃあ同じもんを「時間差で共有しゆう」ともいえるき、そういう場合は「なかま」(シェア)ながよ。


 また「なかま」(シェア)にゃあ、 その他の意味として、「独占」の反対語としての「分配」っちゅう意味もあるがやき。


 さらに、社会の中で自分にゃあ直接利益はないことやち、責任や義務を果たし、一定の役割を果たすっちゅうことで、「ただ乗り」や「無責任」の反対語としての「分担」っちゅう意味もあるがよ。


 ほんで、「なかま」(シェア)にゃあ、感覚の共有、つまり「共感」っちゅう意味もあるがやき。


 そりゃあコミュニケーション、コミュニティの価値を重視するっちゅうことながよ。


 共有や共同利用は一種の手段であって、目的はむしろコミュニケーションであり、そっから自然に育まれるコミュニティながやき。


 「無縁社会」の危機が拡大しゆう現代、「なかま」(シェア)は、別の生き方、暮らし方の原理ともなりうるがぜよ。


 これらあの説明により、「なかま」(シェア)は、もともとワシらあが想像しちょった以上に広い範囲にわたることがよう分かったがよ。


 続いては、みんなあでディスカッション。会合風景2.jpg



 前回に引き続き、さらに高知ならではのグッとくる「なかま」(シェア)のシーンを、次々と出していったがやき。


 佐川や日高にゃあ、カラオケ発表会用のレンタル衣装屋があるっちゅう話題で盛り上がり、また高知県のスーパーのレジ横にゃあ、「ご自由にお使いください」っちゅうて、1円玉がいくつか置いちゃある場合があるっちゅう話題でも盛り上がったがよ。


 どこのスーパーの誰がはじめたか知らんけんど、これも高知ならではやとしたら、かなりグッとくる「なかま」のシーンながやき。


 また高知ならではの「皿鉢料理」も「なかま」やき、いろんな地域や店の「皿鉢」を調べて、「皿鉢サーチ」するがも面白いっちゅう話でも盛り上がったがよ。


 さらに須崎の新荘川にゃあ日本最後のカワウソがおるっちゅうことになっちゅうけんど、そのカワウソが泳ぎゆう向こうで人間の子供が泳ぎゆう写真があるらしいっ話も出たがやき。


 この写真らあて、まさに人間と動物が、川っちゅう自然を「なかま」にしちゅう、かなりグッとくるシーンながよ。


 さらに、高知ならではのレンタル鏡開き樽も「なかま」やし、幡多地域の献杯・返杯の杯使い方で、「縦うけ」「裏うけ」「横うけ」っちゅうんがあって、これをやりゃあバカウケで、誰やちスッと友達になれるっちゅう話らあも、なかなか面白かったがやき。


 さらに、田舎の小学校らあの子供が体育のときらあに着いちゅうジャージは、みんなあお下がりが当たり前で、たとえば胸に「鈴木」と書いちゃあってもその子は「田中」くんやったりするっちゅう話も、なかなか面白かったがよ。


 また、迫田さんから、最近の仕事で、宇和島鯛メシ組合のポスターの仕事の事例らあが紹介され、こぢゃんと参考になったがやき。


 さらに、もし将来的に「なかまブック」を作るやったら参考になるっちゅうて迫田さんから紹介された「ソニアのショッピングマニュアル」や「シェア」関連本3冊(昨日のブログ参照)らあも、ワシが持ってきちょったき、回覧さいてもうたがよ。


 こうして、今回の結論としちゃあ、次回までに、土佐ならではのグッとくる「なかま」のシーンを、みんなあで面白がって集め、写真共有サイト「Picasa」があるき、そこにアップして共有しょうっちゅうことになったがやき。


 こうして20時過ぎにゃあ、「第2回・土佐NaKaMa」の会合は無事終了。


 その後は、有志のメンバーで第2部の「飲みもって会議」ながよ。


 今回の会場は、珍しゅう早い時間から「バッフォーネ」(http://www.baffone.com/)さん。


 8名の有志メンバーが参加して、まずはビールで乾杯ながやき。2012.7.19乾杯.jpg











 ほんでその後は、迫田さんデザインの「ハナトコイシテ」(特別純米酒)をワイングラスに注いで、みんなあでガンガン飲みまくり!2012.7.19「ハナトコイシテ」.jpg「ハナコイ」と「山柚子」で大盛り上がり.jpg













 さらに迫田さんデザインの「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)も出され、メンバーのファームベジコ(http://vegeco.jp/)長崎さんのバジルをふんだんに使うた、世界一うまいジェノベーゼのパスタらあをいただき、こぢゃんと盛り上がったがよ。2012.7.19ジェノベーゼのパスタ.jpg



 とにかく飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりで、後半にゃあ店内のBGMで歌いまくりで、歌声スナックと化しちょったがやき。


 またまたこぢゃんとやりきってしもうたがよ。


 ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!






土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


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この記事へのコメント
どうも最近家族が病人だらけでいけません。
ですが、しっかりまあちゃん便で、飲ませていただきましたよ〜☆

吉田類さんにも飲んでいただきたいお酒「ハナトコイシテ」
http://mnnbo2.exblog.jp/18424185/
Posted by まんぼ at 2012年07月22日 23:36
まんぼ姉やん、コメントありがとうぜよ!
また、「ハナトコイシテ」のご紹介、重ねて御礼申し上げます。
ご家族が病人だらけとのこと、お大事にされますよう、お見舞い申し上げますぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2012年07月23日 19:01