2012年08月25日

幸せの言の葉〈608〉

「野鳥は神様の箸休め」(三宮麻由子)


エッセイスト三宮麻由子さんの「鳥が教えてくれた空」(集英社文庫)の中の言の葉ながよ。


幼い頃に視力を失うた三宮さんは、自分が社会で何の役に立つがかと悩むがやけんど、鳥の声を聞く楽しみを知って心が慰められ、そこで発見するがやき。


そりゃあ、鳥は神様が創られた箸休めやっちゅうことながよ。


大した力はないけんど、おらんかったらこの世はなんと味気ないことやろうか。


ほんで、自らもそんな存在になりゃあえいと気づくがやき。


自分の存在価値、存在意義っちゅうんは、誰の人生にとったち、こぢゃんと重要なことながよ。


幸せな人生をおくりたいがやったら、まず自分の存在価値や存在意義をハッキリと見出だすことながやき。


ここがハッキリとしてないき、なかなか幸せな人生をおくることができんがよ。


もし「自分にゃあ何の存在価値も存在意義もないがやないか」と悩んじゅう人がおるやったら、この三宮さんの言の葉をシッカリと噛み締めてみろうぜや。


「野鳥は神様の箸休め」・・・メインの料理にゃあなれいじゃち、それを引き立てる存在になることはできるっちゅうことながやき。


さて、おまさんの存在価値、存在意義は何ぜよ?



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