「人生にゃあただ一つだっけ疑いのない幸福があるがよ。そりゃあ人のために生きることぜよ。」(トルストイ)
19世紀ロシアの文豪、トルストイさんの言の葉ながよ。
この言の葉を裏から見りゃあ、疑いのない不幸たぁ、自分のためだけに生きることやっちゅうことながやき。
つまり、自分が幸福になりたいからっちゅうて、「自分が、自分が」っちゅうて考えよったら、逆に不幸になるっちゅうことながよ。
幸福になる人は、逆に自分の幸福らあて考えもせんと、他人の幸福を考えて生きゆう・・・結果的にそれが自分の幸福につながるっちゅうことながやき。
何かを人に与えりゃあ、普通は自分の持ち分は減るがよ。
けんどもし、人に幸福を与えたとしたら、実は自分の幸福も増えるがやき。
世界中の人々全員が今この瞬間、ほんのちんまいことでも他人に幸福を与えたとしたら、一体どれっぱあの幸福が世界中にあふれかえることやろう。
「働く」たぁ、傍(はた)を楽(らく)にすることやっちゅうやいか。
つまりワシらあが日々働きゆうがは、傍を楽にするため、つまり人を幸福にするためやっちゅうことながよ。
そういう働き方をすりゃあ、疑いのう幸福になれるっちゅうことながぜよ。