「戦争に負けて、外交で勝った歴史があるがぜよ。」(吉田茂)
本日9月8日(土)の21時〜22時15分、NHK総合の土曜ドラマスペシャルにて、渡辺謙さん主演「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜」の第1回(毎週土曜日・全5回)が放送されるきに、それを記念して今回から何回かは、高知県出身の総理大臣であり、司牡丹の愛飲者でもあられた吉田茂首相の言の葉を取り上げさいていただくがやき。
さて、今回の言の葉は、首相を引き受けた時に言うたとされちゅう有名な言の葉ながよ。
こりゃあ、19世紀の大英帝国時代のイギリスを指したもんやとされちゅうがやき。
つまり、過去にゃあ戦争にゃあ負けたけんど外交で勝ったっちゅうイギリスみたいな例もあるがやき、日本やち戦争に負けたゆうたち他の何かで勝ちゃあえいがじゃっちゅう意味ながよ。
ほんじゃき吉田首相は、まずは「GOOD LOSER」(良き敗者)として、いかに負けっぷりをようして、早期に復興を果たし、再び独立を実現するがに心血を注いだがやき。
ほんじゃき、再軍備による負担を拒否し、日米同盟を機軸に軽武装、経済重視の路線を取ったがよ。
これにより日本は見事に復興し、再び独立を果たし、さらに見事な経済発展を遂げることになるがやき。
まさに「負けて、勝つ」ながぜよ!
さて、東日本大震災と原発により、まるで第2の敗戦のような状態の現在の日本は、今度は他の何で勝つがやろうか?
そりゃあもはや経済やなさそうやし、ましてや軍事力でもないがよ。
そりゃあもしかしたら、道徳や慣習や食や酒から漫画まで含めた、日本文化ながやないろかのう。