「今に立ち直る。必ず日本は立ち直るぜよ。」(吉田茂)
昨日9月8日(土)の21時から、NHK総合の土曜ドラマスペシャルにて、渡辺謙さん主演「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜」(毎週土曜日・全5回)の放送がスタートしたき、それを記念して今回も、高知県出身の総理大臣であり、司牡丹の愛飲者でもあられた吉田茂首相の言の葉を取り上げさいていただくがよ。
さて、今回の言の葉は、日米開戦に反対やった吉田さんは、昭和20年当時陸軍刑務所に収監されちょったがやけんど、終戦で釈放されて焼け野原になった東京を見たとき、つぶやき続けたと言われちゅう言の葉ながやき。
広島・長崎への原爆投下、神国日本の敗戦、玉音放送、GHQによる占領、焼け野原だらけの日本・・・誰もが日本人としての誇りを失いかけちょった中、吉田さんだっけは違うちょったがよ。
終戦後、外務大臣に就任した吉田さんは、GHQ最高司令官マッカーサー元帥と臆することのう対等に渡り合うがやき。
ほんで、やがて総理大臣に就任し、決死の覚悟で国の復興と独立に向けて、途方もない闘いに挑んでいくがよ。
その揺るぎないプライドと覚悟は、いったいどっからきたもんながか?
それこそが恐らくは、一面焼け野原の東京に立ったときにつぶやき続けた「今に立ち直る。必ず日本は立ち直るぜよ。」っちゅう、魂の奥底から湧き出た言の葉からきたもんながやないろうかのう。
東日本大震災からやちきっと、今に立ち直る。必ず日本は立ち直るがぜよ!