9月17日(月)の「敬老の日」、朝起きたらNHK総合の「梅ちゃん先生」をやりよって、その後にいきなり「光る森 〜神秘の発光を追う〜」(8:15〜8:58)っちゅう番組が始まって、ビックリしたがよ。
実は、「仁淀ブルー」で有名になった日本一の清流・仁淀川の写真家である高橋宣之さんから、「仁淀川」に続くドキュメンタリー番組をNHKさんと一緒に創りよって、そのタイトルは「光る森」の予定やっちゅう情報をいただいちょったがやき。
ほんじゃき、もうちくと前宣伝があると思うちょったもんやき、いきなり番組が始まってかなり面喰ろうてしもうたがよ。
後で高知新聞朝刊を見てみりゃあ、テレビ欄に紹介記事が出ちょったきに、高知県内の方はご覧になられた方も少のうないがやないろうか。
けんど、折角の全国放送やに、前もって分かっちょったら、こぢゃんと高知県のPRになったかもしれんに、まっこともったいないがやき。
さてその内容は、NHKの解説によりゃあ、以下の通りながよ。
『四国山地の一角に、かぐや姫の物語を想像させる不思議な「光る森」があるがやき。
夏のわずかな期間、真夜中にキノコや落ち葉、木の幹らあがほのかな光を発するっちゅうがよ。
なんで、森が光るがか。
この夏、一人の科学者がこの森の調査を初めて行うたがやき。
世界中でキノコを調べゆう国立科学博物館の保坂健太郎さんながよ。
光る物質を採取しDNA解析を行うたところ、森の光の正体が、壮大な自然の営みの象徴であることが分かってきたがやき。
保坂さんの調査に密着し、光る森の秘密に迫るがぜよ。』
とにかくその映像は幽玄で神秘的で、ワシらあ高知県人にとったち、こんな場所が高知にあっつろうかっちゅうばあ、そりゃあまるで原始の森ながよ。
ちなみに9月3日(月)の高知新聞夕刊に高橋宣之さんが、『風の道標』「キノコと十六夜の月」(越知町)っちゅう写真と文を掲載されちょったがやけんど、この光るキノコが「シイノトモシビタケ」で、今回のNHKの番組にも、映像で登場したがやき。
一般的にゃあ日本における光るキノコは、主に八丈島らあに自生しちゅうがが有名らしいがやけんど、今回の調査で、これまで八丈島にしかないと思われちょったギンガタケっちゅう光るキノコが高知にも存在するっちゅうことが判明したがよ。
木の幹が光るっちゅうんが、実はギンガタケやったらしいがやき。
また、落ち葉が光るっちゅうんは、光るキノコの胞子が落ち葉に生えて、それが光りゆうっちゅうことも分かったがよ。
こんな、日本の本土じゃあ珍しい光るキノコがたくさん自生しちゅう照葉樹の原始の森が、司牡丹の所在地である佐川町の隣町、越知町の横倉山にあるっちゅうがやき。
そんな横倉山は、化石の宝庫でもあり珍しい植物の宝庫でもあり、何とゴンドワナ大陸をルーツとする4億年前の石がゴロゴロしちょって、その石や伏流水は、長い年月をかけて日本一の清流・仁淀川に流れ込むがよ。
ほんで、その仁淀川水系の湧水が、司牡丹の仕込水に使われ、美味しい司牡丹になる・・・。
なんちゅうロマンあふれる壮大なストーリーやろう!
NHK高知放送局さんに問い合わせたら、「光る森 〜神秘の発光を追う〜」の再放送は、全国ネットじゃあ今んところ予定してないらしいがやけんど、四国4県限定で、10月5日(金)20時〜「四国エイト」っちゅう番組で同じ内容を流すそうながやき。
今回の番組を見逃した四国の皆さん、こりゃあ必見ながぜよ!
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司牡丹酒造株式会社