2012年10月06日

幸せの言の葉〈621〉

「三千年、いや四千年生きたい。けんど人は死ぬ。けんど国は生き続ける。」(吉田茂)


先月9月8日(土)の21時から、NHK総合の土曜ドラマスペシャルにて、渡辺謙さん主演「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜」(毎週土曜日・全5回)の放送がスタートし、今夜がその最終回第5回の放送やき、それを記念して今回も、高知県出身の総理大臣であり、司牡丹の愛飲者でもあられた吉田茂首相の言の葉を取り上げさいていただくがよ。


さて、今回の言の葉は、まさに吉田首相の心底からの本音の言葉やないかと思うがやき。


終戦後、焼け野原となった東京を見て「今に立ち直る。必ず日本は立ち直るぜよ。」っちゅうてつぶやき続けたドン底から始まり、敗戦国の首相となってGHQと渡り合い、様々な苦難を乗り越え、講話条約を締結し日本の独立を果たし、ついには経済発展を促し、見事に復興を成し遂げさいた吉田首相やきにこそ、三千年、四千年先まで生きて、この国の行く末を見続けたいと、そりゃあ正直思うはずながよ。


けんど、当たり前のことやけんど、人はどんな聖人君子やち、極悪人やち、誰やち死ぬるがやき。


人は誰やち死ぬるけんど、国は三千年やち、四千年やち、生き続けることが可能ながよ。


ほんじゃき人は、後継者や弟子や子孫に夢を託すがやき。


ほんで、その後継者や弟子や子孫が夢を実現するためにゃあ、前提として立派な国がなけりゃあならんがよ。


その立派な国を創るために、吉田首相は文字通り命を懸けて日本の復興に尽力したがやき。


そんな、吉田首相が命を懸けて創り上げて立派になっちょったこの国が、今またおかしゅうなってしもうちゅうけんど、次に立て直すがは、ワシらあ今に生きるもんらあのつとめながぜよ!




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