2012年10月27日

幸せの言の葉〈628〉

「四角な器にやち円い器にやち、水は器に応じて入るがぜよ。」(黒田官兵衛)


今回も、再来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主役に決まった、黒田官兵衛(黒田孝高・黒田如水)さんの言の葉ながよ。


この言の葉は、いろいろな意味に取れそうながやき。


10月13日の「幸せの言の葉〈624〉」で紹介さいてもうた「水五則」でも、官兵衛さんは水の性質を取り上げて、人もそのように生きるべきやないかと喩えちょったがよ。


また、自らを「如水」と名乗ったことからも、いかに官兵衛さんが水のように生きたいと願うちょったかが、よう分かるがやき。


どんな形の器に入れたち、その器の形に応じて入るがが水やっちゅう今回の言の葉は、つまり臨機応変、変幻自在、融通無碍(ゆうづうむげ)っちゅうことながよ。


また、どんな環境に置かれたち、水は水として本質は変わるこたぁないっちゅう意味もあるがやないろうか。


状況に応じた行動がとれ、思いのままに変化することができ、とらわれることのう常に自由で、かつどんな環境にも適応しながらもその本質は変わらん、そんな水のような生き方がしたいと、官兵衛さんは言いたかったがやないろうかのう。





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