10月26日(金)は、韓国出張を終えて日本に戻り、東京のホテルにチェックインして、ちくと休憩したらすんぐに銀座へ。
かの三笠会館(http://www.mikasakaikan.co.jp/)さんの「懐石・しゃぶしゃぶ 吉野」にて、「司牡丹と高知の秋の美味を味わう会」の1日目に出席したがやき。
三笠会館さんは春と秋の年2回、日本酒蔵元を1蔵招いての日本酒の会を、2日連続で開催されゆうがよ。
ほんで今回は、土佐の秋の食材を使うたお料理と合わいて、土佐の酒を味わう内容やっちゅうことで、一般財団法人高知県地産外商公社(http://www.marugotokochi.com/ts/)さんからのご紹介で、司牡丹が担当さいていただくことになり、ワシが出席さいてもらうことになったがやき。
18時前ばあにうかがわいてもうたら、既に会場の準備はバッチリで、グラスらあもお酒の解説シート付きでキチンと並べられちょって、サスガながよ。
高知県地産外商公社さんの山崎さんもいらっしゃり、ちくとお店の方々とも打ち合わせ。
さて、開会予定時間の18時半をちくと過ぎたばあにゃあ、15名のご参加者が皆さん集まられ、いよいよ開宴ながやき。
まずは、「吉野」の大矢マネージャーさんのご挨拶があり、ワシと山崎さんのご紹介があり、岡野料理長さんと「きき酒師」の三澤さんのご挨拶があったがよ。
ほんで、早速乾杯酒の「華麗司牡丹」(純米大吟醸酒)が注がれ、ワシの発声で乾杯さいてもうたがやき。
★乾杯酒:「華麗司牡丹」(純米大吟醸酒)
「華麗司牡丹」の文字通り華麗な芳香に、あちこちから感嘆のため息がもれよったがよ。
●酒菜:清水鯖生寿司 小茄子含ませ 土佐ジロー玉子焼き 司牡丹の「食べる酒粕」のせ姫胡瓜とカブラ 鰹酒盗に山芋とオクラ いちじくと車海老の白酢掛け 川海苔しんじょう
★「船中八策」(超辛口・特別純米酒)
鯖寿司、「食べる酒粕」、酒盗らあはキレのえい「船中八策」と合わせりゃあバッチリで、交互にやりゃあ止まらんなりそうながやき。
★「豊麗司牡丹」(純米酒)
その他の酒菜は、やわらかい辛口の「豊麗司牡丹」とバッチリで、特に土佐ジローの一口玉子焼きのやさしい甘みと合わせりゃあ、最高やったがよ。
合間合間にワシから、お酒の説明や土佐の食材の説明、お酒と料理の相性の説明らあも、バッチリさいてもうて、皆さん納得の表情やったがやき。
●小鉢:りゅうきゅう酢和え 菊花 蟹 酢みかん 水晶文旦 針生姜
この酢の物に使うたお酢は、高知県産の直七(なおしち)っちゅう酢みかんのお酢に風味付けにレモンをチビッと加えただっけのもんやき、お酢の酸味がこぢゃんとナチュラルでやわらこうて、そこにアクセントで水晶文旦のホロ苦みが加わり、それらあの味わいを吸い込んだリュウキュウのシャクシャクした食感が、まっこと心地えいがよ。
ワシゃあ「船中八策」と合わいていただいたがやけんど、心地よさがさらに倍増するばあ、爽やかな組み合わせやったがやき。
●造り:金目鯛昆布締め 山葵
鰹の藁焼き塩タタキ 直七 茗荷
★「司牡丹・生鮮酒〈秋〉ひやおろし」(純米生詰酒)
まずは紅葉をすきこんだ和紙がフタになった器が登場。
中からは美しい昆布〆にされたキンメダイが!
こりゃまっこと旨みが絶品で、ひやおろしの旨みと絶妙にマッチしたがよ。
さらに土佐清水直送の戻り鰹を、苦労して店内でワラ焼きにしたタタキを塩でいただく塩タタキが登場!
これまたワラのいぶした風味と戻り鰹そのものの旨みに、直七の酸味がアクセントになり、高知でいただくもんと変わらんばあ絶品で、皆さんからも歓声が上がったがやき。
さらにひやおろしと合わせりゃあ、互いの旨みが相乗効果で倍増し、全身に秋の旨みが沁み込んでいくかのようながよ!
●煮物変り:四方竹 里芋唐揚げ あわび茸 柳松茸 はちきん地鶏のスープ ちんげん菜
★「司牡丹〈永田農法〉純米吟醸」(永田農法・純米吟醸原酒)
いましか食べれん珍しい秋のタケノコ「四方竹」のシャキッとした食感と、「はちきん地鶏」のやわらかい旨みと柳松茸の風味が効いたダシが絶品の土瓶蒸しながやき。
「永田農法・純米吟醸」のナチュラルな芳香と生命力あふれる力強い味わいが、それらあの風味を一層引き立ててくれるがよ。
●焼肴:土佐あかうし ひれ肉 朴葉味噌焼き 栗 青ねぎ 松の実
★「かまわぬ」(永田農法・山廃仕込純米酒)
赤身の牛肉本来の旨みとヘルシーな味わいの「土佐あかうし」のヒレ肉を、朴葉味噌焼きにしたがやき。
あかうしの旨みや甘みに味噌の辛みや朴葉の風味らあが加わって、見事な酒の肴になっちゅうがよ。
ここに、湯煎でベストな「ぬる燗」につけられた「かまわぬ」をキュッとやりゃあ、この酒の酸味やコクが、この料理の奥行きをさらに深いもんにしてくれるがやき。
●食事:四万十山間米 ぬか漬け
鰹 宗田節 あら汁
土鍋で炊いた山間米が、その炊きたての香りといい、そのツヤといい、その旨みといい、まっこと白いご飯だっけで「おいしいっ!」と思わず声が出てしまうばあ、絶品やったがよ。
そこに、こぢゃんと香り高い宗田節でシッカリダシをとった、鰹と金目鯛のアラ汁をいただくがやき、そりゃあまさに日本人に生まれた幸せを全身全霊で感じる、至福のひと時ながやき。
★食後酒:「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●食後:新高梨
デザートは、ジューシーな甘みとシャキシャキの食感が心地えい新高梨ながよ。
さらに食後酒として、「山柚子搾り」が登場。
そのあまりに爽やかな柚子の香りと美味しさに、あちこちから「おいしいっ!」っちゅう声がもれよったがやき。
こうして大盛り上がりのうちに、アッちゅう間に21時を過ぎて、中締めとさいていただいたがよ。
それでも皆さん、こぢゃんと楽しかったか知らん、ほとんどの方々がそのまんま残って飲まれよったき、もういっぺんワシが締めをせにゃイカンばあやったがやき。
それほど盛り上がっていただきゃあ、まっこと蔵元冥利に尽きるがぜよ!
お帰りの際も、皆さんまっこと幸せそうな満面笑顔で、アンドちくと千鳥足で、幸せ満載で帰路につかれたがよ。
ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございました。
また、高知県地産外商公社の山崎さん、三笠会館の皆さんにも、心から感謝申し上げますぜよ!
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から悦びの声の一部を、以下にご紹介さいていただきます。
●とても美味しく楽しかったです。
●土佐のおいしい酒と料理ありがとうございました。
●ゆっくりとおいしい料理とお酒のマリアージュを楽しめ、良かったです。
●料理のメニューが詳しくあって、家に帰ってからも楽しめるし、説明ができるので嬉しい。
●これまでの会以上に、お酒と料理の素材が充実していたように思う。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社