2012年11月02日

司牡丹酒造・第98期始業式ぜよ!

 10月31日(水)は、司牡丹酒造の第98期始業式やったがやき。始業式スタート.jpg



 ウチは9月末が決算やき、先月で第97期が終わって、今月から新しい第98期がスタートしちゅうがよ。


 ほんで、新たな期のスタートにあたって、経営方針らあの話をさいてもらうっちゅうことで、16時から全社員に集まってもうて始業式を開催したがやき。


 まずはワシからの社長示達。


 国内経済・日本酒業界の状況や、第97期の実績らあの話をさいてもうて、第98期の経営方針らあの話をさいてもうたがよ。


 司牡丹の今期のテーマっちゅうかスローガンは、「さらに、さらに、面倒なことを地道にやり続ける!」ながやき。


 こりゃあ昨年のスローガンが「面倒なことを地道にやり続ける!」やったがに、引き続いてのもんながよ。


 社内的にいやあ、基本はもちろん「収益力の強化」であり、そのためにゃあ「売上を上げる」と「経費を下げる」の2つしかないがやけんど、それを頭を完全に切り替えて、お客様の視点で見りゃあ、以下の公式になるがやき。


V=P/C

 「V」はバリュー、つまりお客様にとっての「価値」で、お客様が欲しい、買いたいと思うっちゅうことながよ。


 「P」はパフォーマンス、つまりお客様に対して「製品やサービスがもたらす利得」ながやき。


 「C」はコスト、つまりお客様が支払う金額ながやけんど、それだっけやのうて、それを買うがに時間や労力や手間やストレスがかかるがやったら、それらあ面倒なことも全て、お客様にとっちゃあコストながよ。


 つまり、お客様にとっての「価値」たぁ、「製品やサービスがもたらす利得」を「支払う金額やそれを入手するための面倒なこと全て」で割ったもんやっちゅうことながやき。


 ほいたら、お客様にとって「司牡丹の価値を上げる」っちゅうことは、お客様にとっての司牡丹の「P」を上げて、司牡丹の「C」を下げることに尽きるがよ。


 それを一言で表したがが、「面倒なことを地道にやり続ける!」っちゅう言葉ながやき。


 それをすりゃあお客様はきっと悦ぶやろうと思われ、けんど誰もが「そんな面倒なことはできん!」と考えるようなことをやり続けていくっちゅうことながよ。


 現代のお客様の欲求は、もはやモノやのうて、「心の豊かさを求め、毎日の生活を充実さいて楽しみたい」ながやき。


 そんなお客様の欲求実現のために「さらに、さらに、面倒なことを地道にやり続ける」っちゅう意識が重要ながよ。


 「価値はお客様の頭の中にしかない」わけで、その「価値は情報によって生まれる」がやき、「情報の伝道」が大切ながやき。


 「どういてワシが今、おまさんから、この商品を買わにゃあイカンがぜ?」っちゅう究極の質問をされたら、何と答えるかを考えることが、「価値が伝わる情報の伝道」のヒントになるがよ。


 また、「価格より、品質より、ストーリー」が、よりお客様の高い反応を得ることができるがやき、「語りとうなるストーリー」の伝道っちゅう発想も、必要ながやき。


 「司牡丹時報(ボタンタイムス)」Vol.22・23の「巻頭提言」の、「土佐の高知のストーリー」と「司牡丹のストーリー」を、今一度意識して読み込んじょいてくださいや。


 ほんで、お客様の頭の中にしかない司牡丹の価値を、全社一丸となってアップさせていかにゃあイカンがよ。


 醸造的品質、製品的品質、営業的品質、全社的品質をアップさいて、その情報をしっかり翻訳して伝道し、お客様の頭の中にしかない司牡丹の価値をアップさせるがぜよ!


 会話ひとつ、電話一本、POPひとつ、声かけひとつ、セールストークひとつ・・・でも、そりゃあ可能ながやき。


 ワシゃあ先日、10日ばあの長期出張に出ちょったけんど、東京でも、韓国でも、気仙沼でも・・・ご参加されちょったお客様の心の豊かさ、毎日の生活の充実に、日本酒はしっかり貢献しちょったがよ。


 そんな日本酒の楽しさを、司牡丹の豊かさを、まだまだそれを知らん人らあに、みんなあで伝道していかにゃあイカンっちゅうことながやき。


 「違う未来を手にしたけりゃあ、違う行動をせにゃあならん」がやき、みんなあで一丸となって、これまで通りリやない、新たな行動を起こしていきましょうぜや。


 それが「さらに、さらに、面倒なことを地道にやり続ける!」っちゅうことながぜよ。


 だいたいこんな話をさいてもうたがよ。


 その後は、山岡常務からの示達があって、続いては小田関東統括部長のご挨拶とお話があって、17時ちょい過ぎばあにゃあ、始業式の第1部は終了したがやき。小田関東統括部長ご挨拶.jpg



 ほんで第2部からは、季節雇用の蔵人の皆さんにも入ってもうて、まずは再びワシからのご挨拶ながよ。


 まず蔵人の皆さんにも、「司牡丹時報(ボタンタイムス)」Vol.22・23の「巻頭提言」の、「土佐の高知のストーリー」と「司牡丹のストーリー」をお渡しし、是非読み込んで、周囲の方々に伝えてくださいやっちゅうてお願いしたがやき。


 また、嬉しいご報告ながよ。


 「日本名門酒会」(http://www.meimonshu.jp/)が毎年春と秋に開催しゆう「品質管理委員会」の「2012年秋期品質管理委員会」にて、司牡丹は「純米酒部門」と「本醸造部門」の2部門において、第1位を獲得するっちゅう快挙を成し遂げたがぜよ!


 「純米酒部門」は、全国の名だたる銘酒の全97アイテム中で、「特撰司牡丹純米酒」が第1位を獲得!


 「本醸造部門」は、全29アイテム中、第1位が「司牡丹・本醸造レトロラベル」、第2位が「金凰司牡丹」で、上位を独占やったがやき。


 ちなみに「吟醸酒部門」は、全43アイテム中で「司牡丹・才谷屋」が第6位に入っちゅうがよ。


 今年の造りも、皆さん何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ!


 だいたいこんな話をさいてもうたがやき。


 続いて長期無事故無違反表彰があり、会長の発声で乾杯して、懇親会の開会ながよ。会長乾杯.jpg



 「本醸造部門」で全国で第2位に輝いた「金凰司牡丹」の燗酒での乾杯っちゅうことやき、いっつも以上に一層こぢゃんと美味しゅう感じたがやき。2012.11.2金凰司牡丹.jpg












 お弁当とお刺身を肴に、「金凰司牡丹」を酌み交わし、みんなあでワイワイ語り合うて盛り上がったがよ。2012.11.2お弁当.jpg第2部懇親会風景.jpg



 中盤からはワシもお酒と杯を手に、あちこち回らいてもうて、みんなあと「金凰司牡丹」を酌み交わしもって、大いに語り合うたがやき。


 初参加の小田関東統括部長も、みんなあから献杯・返杯の洗礼を受けて、苦笑いで語り合いよったがよ。


 こうしてアッちゅう間に18時半になり、玉木醸造部長の一本〆で、無事中締めのお開きとなったがやき。2012.11.2中締め.jpg


 さあ!明日からみんなあで、「さらに、さらに、面倒なことを地道にやり続ける」ぜよ!











土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


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この記事へのコメント
私は貧乏人です。主に普通酒を飲んでいます。
普通酒を経済酒とも言うようです。
値段の安いワインをテーブルワイインと言います。
普通酒のなにかい ゛かっこいい゛言い方?
Posted by ただの酔っ払い at 2012年11月02日 12:47
ただの酔っぱらいさん、コメントありがとうぜよ!
あまりに安すぎる経済酒は別として、いわゆる普通酒は司牡丹にもあるがやき。ワシも司牡丹の普通酒はよう飲むし、美味しいと思うながよ。そんな普通酒の「普通」っちゅう言葉は、よう考えたらワシゃあ意外にカッコエイと思うがやけんど、のう。
Posted by 竹村昭彦 at 2012年11月03日 09:42