店頭にゃあ、あちこちから届いた開店記念のお花が飾られ、店内じゃあ「天の戸」と「宝山」の樽の振る舞い酒が実施されよったがよ。
こちらのお店は、ワシらあ9蔵元がオーナーでもある「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)と提携しちょって、日本酒はその9蔵元のお酒を中心にバッチリ品揃えされちゅうお店ながやき。
お店の奥にゃあ、9蔵元からの開店祝いのお花も飾られちょったがよ。
「検校」さん、新規開店まっことおめでとうございます！今後とも何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ！
その後は、この日10周年を迎えた「夢酒みずき」(http://r.gnavi.co.jp/g107800/)にお祝いにうかごうたがやき。
こちらのお店も、「酒蔵レストラン 宝」の系列店で、「夢酒グループ」(http://musshu.jp/restaurant.html )の1店ながよ。
「夢酒みずき」の皆さん、10周年まっことおめでとうございます！今後とも何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ！
さてその後は、20時前ばあに目白の「ブラッスリー ラ・ムジカ」(http://www.lamujika.com/)にうかごうたがやき。
「日本の酒と食の文化を守る会」の村田淳一会長は、ワシの母校である学習院大学の大先輩で、学習院生涯学習センターにて、「日本酒を楽しむ」っちゅう講座を担当されちゅうがよ。
ほんで今回は、その講座終了後に、「日本酒とフレンチのコラボを楽しむ」っちゅう課外講座が設定されちょって、村田会長からの依頼で、ワシがそのお酒の選定や解説らあを担当することになったっちゅう訳ながやき。
お店に着いて、ちくと梶村シェフと打ち合わせして、資料らあも準備さいてもうたがよ。
今回は、日本酒講座の生徒さん25人に加え、その他のお客様が11人と、村田会長とワシとで、合計38人での貸し切りイベントながやき。
予定時間の20時半ばあにゃあ、ほぼ皆さん集まられ、まずは村田会長のご挨拶と、ワシからのご挨拶。
続いては梶村シェフからのご挨拶ながよ。
ほんで、まずは乾杯酒が皆さんに注がれ、威勢よう乾杯して、さあ宴席のスタートながやき。
★「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」(純米大吟醸原酒)
●前菜:軽くスモークしたサーモンとオレンジのタルタル フロマージュの香り
まずは、このお酒のフルーティな香りに感嘆の声がアチコチから上がったがよ。
以前梶村シェフと打ち合わせした際、このお酒はナチュラルな素材の旨みが合うとか、クリーミーな料理にも合うとか、チーズにも合うっちゅうお話をしちょったき、それらあを見事に組み合わいた前菜を作ってくださっちょったがやき。
軽うスモークしたサーモンの素材の旨み、チーズの旨み、タルタルのクリーミーな風味らあが、このお酒の味わいの構成成分と見事にマッチして、互いの美味しさをバッチリ引き立て合うがよ。
自家製パンを残ったソースに付けていただいても、まっこと絶品やったがやき。
お客様も皆さん、いきなりの組み合わせの妙に、大悦びやったがよ。
ここでワシから、食べ物といろんなお酒を合わせる際の簡単なコツをちくと伝授。
まずは以下の4つのコツがあるがやき。
�〃擇い�料理にゃあ軽いお酒、重いお料理にゃあ重いお酒。
�△�料理の格や繊細さにお酒も合わせる。
��その土地のお料理にゃあその土地のお酒を。
�せ�た風味があるお料理とお酒は相性がえい。
さらに日本酒にゃあ、もう2つのコツが追加されるがよ。
�テ�本酒は、反発するお料理がほとんどない。
��旬の素材を使うたお料理にゃあ旬の日本酒が最適。
さすが村田会長の生徒さんの中にゃあ、ワシのこの話をメモされゆう方もおられたがやき。
★「司牡丹・生鮮酒〈秋〉ひやおろし」(純米生詰酒)
●魚料理:目白のサンマ(厚岸産のサンマにメカジキのすり身、ナッツ、ドライフルーツを詰めて焼き上げました。)
さあここで、秋の旬のお料理と秋の旬の日本酒の組み合わせが登場ながよ。
旬の厚岸産サンマの脂の乗った旨みにメカジキの旨み、さらにナッツやドライフルーツの風味が絶妙なアクセントになり、トマトソースの旨みと酸味がさらに重層的な深みを与える絶品料理が、この「ひやおろし」の旨みと合わせられりゃあ、さらにワンランク格上にグレードアップされたようなリッチ感を漂わせるがやき！
そのあまりに絶妙な相性の良さに、皆さん感激されよったがよ。
★「司牡丹・本醸造樽酒」(本醸造樽酒)
●肉料理:ロアール産ホロホロ鳥のポッシェ セップ茸とキノコのソース
続いては、比較的アッサリしたホロホロ鳥の胸肉に、キノコの風味をこれでもかっちゅうばあまとわせたお料理ながやき。
そこにナチュラルな杉の風味が心地えい樽酒の木の風味が加わりゃあ、まるで森林浴をしゆうかのような美味しさの交響曲が奏でられゆうかのようながよ！
このお酒自体は比較的軽めやき、ここでアッサリ系のホロホロ鳥の胸肉を使うたがは、まっこと大正解！
梶村シェフ、さすがの逸品ながぜよ！
会場のアチコチからも、感動のため息が漏れよったがやき。
樽酒はこれまで苦手やったっちゅうお客様も、この組み合わせにゃあ「美味しいっ！」と大絶賛。
「樽酒が大好きになりました！」っちゅう嬉しいお言葉もいただけたがよ。
★「源十」(純米大吟醸原酒・秘蔵10年以上大古酒)
●デザート:香ばしいフォンダンショコラのテリーヌ カフェソース
ラストは、何とデザートに日本酒を合わせるっちゅう大冒険ながやき。
このお酒の香ばしい馥郁たる香りにゃあ、カカオやコーヒーに似た風味が潜んじゅうき、それらあがこのデザートと見事にマッチするがよ。
特にデザートの上にかけられた焙煎カカオの風味が、見事に効果抜群ながやき。
これまた梶村シェフ、さすがの一手ながよ。
とにかく皆さん、日本酒で、しかも一蔵元のお酒で、これっぱあ個性的なフランス料理の一品一品にバッチリ合わせることができるがかと、目からウロコの感動体験やったようながやき。
こうして23時ばあにゃあ、村田会長の中締めで、大盛会のうちにお開きとなったがよ。
皆さんまっこと大満足の全身笑顔で、帰路につかれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございました。
そして梶村シェフ、見事に司牡丹と相性抜群の素晴らしいお料理の数々をお出しいただき、心から感謝申し上げます！
ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声のほんの一部を以下にご紹介さいていただきますぜよ。
●こんなにフレンチと合うとは思いませんでした。とてもおいしかったです。
●日本酒とフレンチの融合がとにかく驚き！！
●参加前の想像と、当日のメニューを見ての期待、そして実際のこぼれてしまう笑み！
●今回で3回目ですが、今回が一番楽しかったです。
●日本酒とフレンチのタッグなんて中々楽しめません。ありがとうございました！
●今回で二度目の参加になりますが、大満足です！！おいしいお料理と日本酒を楽しませて頂きました。
●つべこべ言わず社長の意向通りに組み合わせてみると、ホントうまい。
●フレンチレストランには日本酒はないので、長年の念願がかないました。やはり相性はバッチリでした。ありがとうございました。
●おいしいお酒とおいしい料理のコラボ、楽しかったです。お料理によって、お酒の味が変わるんですね。
●全く違うタイプのお酒が一つの蔵からのご案内というのは素晴らしいです。
●目からウロコ、日本酒を再発見しました。
●新しいマリアージュの仕方が知れて、楽しい仲間と飲めて、楽しかったです。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
