「神の罰より主君の罰おそるべし。主君の罰より臣下の罰おそるべし。」(黒田官兵衛)
今回も、再来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主役に決まった、黒田官兵衛(黒田孝高・黒田如水)さんの言の葉ながよ。
この言の葉の後にゃあ、だいたい以下のような内容が続くがやき。
「神の罰は、真剣に祈ったらきっと許いてくれるがよ。
主君の罰は、キチンと謝りゃあ許してくれるがやき。
けんど、臣下百姓に疎まれりゃあ、必ず国を失うがよ。
ほんじゃき、祈ったち謝ったち、その罰はまぬがれるこたぁできんがやき。
ほんじゃき、神の罰よりか、主君の罰よりか、臣下万民の罰は、最も恐れるべきながぜよ。」
つまり、神様も主君も許いてくれるけんど、臣下万民は、祈ったち、謝ったち、決して許してくれんきに、一番恐い存在やっちゅうことながよ。
こりゃあ現代の会社組織やち、おんなじようなことがあるがやないろうか。
仕事上で何か失敗したち、それが前向きな失敗やったら、大抵のこたぁ上司や経営者は許してくれるもんながやき。
けんど、社内の空気に何とのう溶け込めいで、浮いてしまう人がおったりするろうがよ。
また、部下らあからの人望がなかったり、疎まれたりする上司がおったりするろうがよ。
そういう人らあは、何とのうっちゅう空気の問題でそうなってしもうちゅう場合も少のうないきに、謝るっちゅうんもおかしいし、たとえ謝ったとしたち、それが解消するわけじゃあないがやき。
神の罰よりか、主君の罰よりか、臣下万民の罰、組織内の空気っちゅうんは、まっこと恐ろしいもんながよ。
こんど、これを味方につけりゃあ、これほど頼もしいもんもないがぜよ。