昨日の12月6日(木)は、本年度(平成24酒造年度)の司牡丹の吟醸酒造りが11月中旬ばあから始まっちゅうきに、ちくと様子を見に蔵を廻ってみたがやき。
まずは、昔ながらの大吟醸の麹室(こうじむろ)へ。
今年度初めて入る麹室の、独特のムンッとする熱気と湿度が、9ヶ月ぶりばあやに、こぢゃんと懐かしゅうに感じられたがよ。
おぉ!おるおる、大吟醸の麹ちゃんらあが!
この日に引き込まれたばっかしで、大切に布にくるまれ、スヤスヤと眠りゆうように見える大吟醸の麹ちゃん。
こちらは、麹蓋(こうじぶた)に仕込まれ、どんどんと麹菌の菌糸をはやしゆう2日目の大吟醸の麹ちゃん。
どちらの麹ちゃんも、すくすくと元気に育って、立派な大吟醸米麹になってくださいや!
ちなみにこちらが、出番を待ちゆう麹蓋(こうじぶた)ながよ。
麹蓋っちゅうたら、まぁ麹ちゃんの揺りかごみたいなもんかのう?
さて続いては、吟醸の仕込み蔵へ。
ほいたらちょうど、大吟醸用の1t仕込みタンクを1本洗浄中やったがやき。
さて、まずは吟醸用の1.5t仕込みから拝見ながよ。
ちなみに司牡丹の吟醸酒は、この1.5t仕込みタンクが4本あって、これらあを仕込み期間中に2.5回転させるがやき。
1本目のタンクは、今年最初の吟醸仕込みで、11月18日に初添え仕込みをした精米歩合60%の本醸造吟醸酒ながよ。
留添えを1日目としてすでに16日目のモロミやき、かなり酒になっちゅうようで、こぢゃんとフルーティな吟醸香を放ちよったがやき。
2本目は、11月21日に初添え仕込みをした精米歩合60%の純米吟醸酒ながよ。
こちらも結構酒になっちょって、なかなか華やかな香りになりつつあるがやき。
3本目は、11月23日に初添え仕込みをした精米歩合55%の純米吟醸酒で、「司牡丹・封印酒」になる予定のモロミながよ。
こちらも大いに今後が楽しみな、えい香りを放ちよったがやき。
4本目は、11月29日に初添え仕込みをした精米歩合55%の純米吟醸酒で、「司牡丹・土佐宇宙酒」になる予定のモロミながよ。
こちらはまだこれから高泡になる段階のようで、画像のような状態やき、香りはかげんかったがやき。
さて、いよいよ大吟醸ながよ。
司牡丹の大吟醸酒は、この1t仕込みタンクが4本あって、これらあを仕込み期間中に2回転させるがやき。
この日の段階じゃあ、まだ大吟醸は2本しか仕込まれてなかったがよ。
まず1本目の大吟醸は、12月2日に初添え仕込みをした精米歩合50%の純米大吟醸酒ながやき。
この日の前日に留添えをしたばっかしやき、まだモロミからは蒸米の香りが立ち上がってきよったがよ。
2本目の大吟醸は、この日に初添え仕込みをしたばっかしの、精米歩合45%の純米大吟醸酒ながやき。
全体の7分の1ばあしか仕込まれてない状態で、まだまだこれからながよ。
どの吟醸酒の仕込みも、大吟醸酒の仕込みも、それぞれの段階でそれぞれに、司牡丹らしゅう素直でナチュラルに、それでいて品格がある、すくすくえい子に育ちゆうぜよと、ワシに向こうて泡でポコポコと語りかけてくれゆうようやったがやき。
司牡丹の吟醸酒は今年度も、きっとお客様に「嬉しい」を与えてくれる存在になれることやろうと、あらためて確信したがぜよ。
皆さん、楽しみにお待ちくださいや。
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司牡丹酒造株式会社