12月8日(土)は、第34回四国酒蔵巡り企画委員会やったがやき。
ちなみにこの企画の内容らあについちゃあ、詳しゅうは「四国酒蔵88ヶ所巡り」のホームページ(http://sake88.info/)や、これまでの委員会のブログ(前回「8月24日」のブログ)をご参照くださいや。
実はワシゃあ、前回10月末に香川県にて開催された第33回委員会は、欠席やったがよ。
ほんじゃき今回は、ワシゃあ4ヶ月ぶりばあの委員会出席ながやき。
ワシらあ委員会は、四国の新しい旅の魅力を再発見しょうっちゅうテーマも持っちゅうきに、毎回四国四県を順番に巡りもって、ちくと面白い場所や辺鄙な場所らあをわざわざ選んで会合を開きゆうがよ。
ほんじゃき今回は、総括の久本酒店・佐藤社長がワシが欠席の前回の会合の際に、「次回の高知での開催は沖の島!」と決定しちょって、四国最南端の離島、宿毛市沖の島にての1泊2日での開催と決まったがやき。
ほんで、佐藤社長が車でみんなあを乗せて行ってくださるっちゅうことで、11時ばあにワシゃあJR高知駅から同乗さいてもうて、先に乗っちゅう「川鶴」の川人社長とJR四国の松浦さんと4人で出発となったがよ。
3時間ばあかかる長距離移動中の車内じゃあ、男4人のバカ話らあで、こぢゃんと盛り上がったがやき。
まずそのキッカケとなったがは、ワシも初めてこんな雑誌の存在を知ったがやけんど、「遊びを極める四国男児の情報誌」ちゅうサブタイトルの「Ping(ピン)」っちゅう雑誌があって、要するに四国の風俗店らあを紹介する月刊誌ながよ。
なんでこんな、Hな雑誌が車内にあるかっちゅうたら、何とこの雑誌に「新発見!四国酒蔵88ヶ所巡りの旅」っちゅう連載ページがあるっちゅうがやき!
探してみりゃあ、確かに1ページまるまる割いて、この回は「第78番酒蔵札所」の「川鶴」さんが紹介されちゅうやいか!
まさか第1番札所から順番に掲載して78回目たぁ思えんし、香川県に本社がある出版社みたいなき、香川県から連載をスタートしちゅうがやないろうかのう?
それにしたち、実際に運営しゆうワシらあ委員会メンバーの誰っちゃあ取材も受けてないし、掲載の連絡も受けてないし・・・つまりは勝手に連載しゆうっちゅうことながよ。
しかも、今回掲載されちゅう「川鶴」さんも、同乗の川人社長に聞いてみたら、まったく取材された記憶もないし、掲載の連絡も聞いたことがないっちゅうがやき。
普通の雑誌やったら、これっぱあ有り難いこたぁないがやけんど、雑誌が雑誌やき・・・のう!
まあけんど、無料で宣伝してくれゆうがは事実やき、記事内容は変なことを書いちゅうわけやないき、目くじらたてることやあないろうけんど、下手に喜んだりしたら広告依頼が来るがやないかとか、「四国なんでも88ヶ所巡礼推進協議会」(http://www.shikoku88.in/)を主宰しゆうワシらあやき、「四国風俗店88ヶ所巡礼」の依頼が来るがやないかとか、話はバカ話の方に向こうていって、車内は爆笑の渦につつまれていったがよ。
バカ話がバカ話を呼び、ワシらあの呼称も「四国酒蔵88ヶ所」らあて言い方はやめて、「SSG88」(エスエスジーエイティエイト)にしょうとか、四国の蔵元らあが88人集まって、「AKB48」の「ヘビーローテーション」を完コピしたDVDを作ろうとか、センターは佐藤社長やとか、いや総選挙で決めるべきやとか、全員恋愛禁止やきそれを破った蔵元は九州に免許移転させられるとか・・・まっこと大笑いやったがやき。
そんな脳天気な話題の真っ最中に、ワシの携帯電話が鳴り、会社から緊急の電話が。
ほいたらナント!この日に会議と懇親会と宿泊予定の沖の島の民宿から電話があって、「風が強うて波が高いき、沖の島行きの定期連絡船が欠航になった」っちゅうやいか!!
ぬわにい〜っ!!もはや車は四万十市中村まで来ちゅうがぜよ!
あわてて民宿に電話したがよ。
3時間ばあかかる長距離移動中の車内じゃあ、男4人のバカ話らあで、こぢゃんと盛り上がったがやき。
その民宿は、釣り客を乗せる渡船を持っちょって、それやったら少々波があったち船を出してくれるき、それを聞いてみたら、ナントこれからの時間帯は釣り客はおらんきチャーター船になるっちゅうことで、全員で片道35000円かかるっちゅうやいか!
定期連絡船やったら片道1人1300円やに、そりゃあナンボゆうたち高すぎるっちゅうことで、結局無念のキャンセルとなってしもうたがやき。
すぐに後ろを走りゆう5人目の参加者、オブザーバー出席の某署のYさんに電話連絡。
とりあえず宿毛市の「まなべ旅館」で昼食がてら集まって、今後の対策を練ろうっちゅうことになったがよ。
13時半過ぎにゃあ「まなべ旅館」に到着。
Yさんもすぐに到着されたがやき。
「まなべ旅館」は、ランチがうまいと評判の喫茶店もやりよって、まずはみんなあで昼食ながよ。
ワシゃあエビフライ定食を注文したら、エビフライが5本も入っちょって、なかなか美味しかったがやき。
会議&懇親会&宿泊会場の第1候補やった「まなべ旅館」は、聞いてみりゃあ満室でボツ。
ほいたらいっそ、せっかくここまで来ちゅうがやき、沖の島がダメながやったら柏島やっちゅうことで、大月町の柏島にしょうやいかっちゅうことになったがよ。
「四国なんでも88ヶ所巡礼推進協議会」の会長で、四国で知らんところはないっちゅう佐藤社長やき、そのあたりはすんぐに手配がつくがやき。
結局、柏島に決定で、会議と宿泊は「大和屋旅館」、懇親会は「お好み お食事処 きみ」に予約が完了したがぜよ。
さあ、ほいたら大月町柏島に向こうて出発ながよ!
途中、「みちの駅・宿毛」の産直市場に寄って、鮮魚売り場らあを見学したがやけんど、通常の魚屋にゃあないようなスマ鰹やらメジカ(宗田鰹)らあが普通に売られよって、ビックリながやき。
このあたりは寒ブリが有名やき、珍しい「ブリちまき」を購入さいてもうたがよ。
さて、15時半過ぎにゃあ、柏島の「大和屋旅館」に到着ながやき。
ちなみに柏島は、昔は離れ小島やっつろうけんど、今は陸続きになっちゅうき、車でそのまま渡れるがよ。
このあたりは、約1000種類と魚種の豊富さ日本一やっちゅう、国内トップクラスのダイバーズスポットながやけんど、さすがに12月のこの時期はダイバーもおらんき、「大和屋旅館」の別館は、ワシらあの貸し切りやったがやき。
驚いたがは、まるで台風並みの強風が吹きよって、海を眺めに行ったら、吹き飛ばされそうになってよろめいてしもうたばあやったこと。
旅館のご主人に聞いたところ、12月はこれっぱあの強風はしょっちゅうじゃとのこと。
まっこと、えらい時期をわざわざ選んで来てしもうたもんながよ。
さあ旅館にて、まずは「四国なんでも88ヶ所」の6番目の88ヶ所、「四国珍味88ヶ所」の珍味の撮影タイムながやき。
佐藤社長と松浦さんが撮影機材を準備し、ワシと川人社長が、それぞれが用意した高知と香川の珍味を皿に盛っての準備ながよ。
ちなみに今回ワシが持ってきた高知の珍味は、以下の通りながやき。
「鰹のはらんぼ」
「鯨ハム」
「おもうつぼ」(うつぼの干物)
「四万十川の青ノリ」(スジアオノリ)
「酒盗」
「柚子味噌」
「四万十川の川エビ佃煮」
「いく農園の野菜のピクルス」(原木椎茸のピクルス)
「釜揚げちりめんじゃこ」(イワシの稚魚を茹でた後天日干ししたもん)
「かちり」(ちりめんじゃこで、いく分色素がついたもん)
川人社長は、前回も出席で撮影されちょったきかしらん、今回は「えびてん」らあの練り物だらけやったがよ。
オブザーバーのYさんも、「きびなごフィレ」や「きびなごケンピ」らあの高知の珍味を持ち込んでくださっちょって、ついでにそれらあも撮影したがやき。
佐藤社長がいつの間にか購入しちょった大月町の名物「ひがしやま」(干し芋)も、ついでに撮影ながよ。
ワシが購入しちょった「ブリちまき」は、さすがに撮影は見送ったがやき。
さあ撮影が終わったら、今度はそれらあ一品一品を、日本酒に合わせての試食&コメント記入タイムながよ。
ズラリと盛られた20種類近い珍味は、チビチビやりゃあ1つ1つは美味しいがやけんど、これっぱあの数を一気に日本酒と合わせて試食すりゃあ、さすがに後半はちくと気持ち悪うなってきたがやき。
もちろん合わせるお酒は、ワシと川人社長が持ち込んだ、「司牡丹」と「川鶴」ながよ。
「司牡丹」は「船中八策しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)と「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)、「川鶴」は「川鶴・大辛口・本醸造」と「川鶴・純米しぼりたて」やったがやき。
試食とコメントを書き終えて、ちくと妙な酔っぱらい状態のまんま、第34回の委員会に突入ながよ。
まずは「四国酒蔵88ヶ所巡り」の完走者について、川人社長から前回と変わりなしっちゅう報告があったがやき。
ホームページのページビューらあのアクセス統計についちゃあ、今回は欠席のweb担当の小島さんからあらかじめ資料が送られちょって、それをもって報告とさいてもうたがよ。
英語版ホームページについちゃあ、担当の松浦さんから、ある日本在住の外国人の方から、日本語のホームページをそのまんま英訳したち、外国人にゃあ意味が分からん部分が多すぎるっちゅう指摘を受けたっちゅう報告があったがやき。
確かに外国人目線に直さにゃあ、なかなか読んでもらえんろうっちゅうことで、今後の検討事項となったがよ。
ワシからは、次年度(平成25年2月1日〜26年1月31日)の継続確認の文章について、いろいろ報告・確認をさいてもうたがやき。
佐藤社長からは、「四国なんでも88ヶ所巡礼」(http://www.shikoku88.in/)の報告。
四国運輸局さんの正式後援もいただき、現在「四国酒蔵88ヶ所巡り」(http://sake88.info/)に続き、「四国ダム88ヶ所巡り」(http://dam88.info/)「四国温泉88ヶ所巡り」(http://onsen88.info/)「四国の駅と車窓88ヶ所巡り」(http://eki88.info/)の3つが既に誕生しちょって、近々「四国この食堂この一品88ヶ所巡り」(http://shokudo88.info/)も誕生予定やっちゅうがよ。
佐藤社長、まっことご苦労様ですぜよ。
ほんで、今回も撮影をした「四国珍味88ヶ所巡り」も次年度にゃあ誕生予定で、さらにその後、「四国パワースポット88ヶ所巡り」も誕生する予定やっちゅうがやき。
まっこと、どこまで広がるがやろうのう!
ちなみに「四国酒蔵88ヶ所巡り」は、これっぱあのまとまった地域での酒蔵ツーリズムとしちゃあ、日本で最初に誕生したもんやと言えるがよ。
こりゃあ、酒蔵ツーリズムも推進するとされちゅう「國酒プロジェクト」の方々らあにも、そのへんはキチンとお伝えしちょかにゃあイカンのうっちゅうことになったがやき。
さらに佐藤社長から、来年2月23日に阿波池田にて開催が予定されちゅう「四国酒まつり」内での「四国地カクテルバトルロイヤル」についての報告・確認があったがよ。
こうして18時半ばあにゃあ会議を終了し、お酒を持って、ご近所の「お好み お食事処 きみ」さんに移動ながやき。
当日の15時ばあに連絡しての予約なもんやき、魚もイカとブリばあしかないっちゅうて申し訳なさそうにしよった女将さんやけんど、どういてどういて、充分豪華ながよ。
お、神棚にゃあ司牡丹の菰樽もあるやいか!
ありがとうございますぜよ。
さあ懇親会のスタートとなり、揚げたてのジャコ天とフノリの天ぷら、イカとブリの刺身等々、どれもこれも美味しゅうて、お酒が進むこと進むこと。
特にビックリしたがは、高知じゃあポピュラーな「チャンバラ貝」の美味しさ。
貝殻にこぢゃんと海草らあがコビリついちゅうがやけんど、貝の身の味わいにノリの風味があって、美味いこと美味いこと!
こんなチャンバラ貝、初めて食べたがぜよ。
そっから後も、5人でこぢゃんと飲んで食べて語り合うて盛り上がりまくり、「きみ」さんでの懇親会を終えたがやき。
「きみ」さん、突然の訪問やに、快う宴席をご準備いただき、まっことありがとうございましたぜよ!
その後は宿に戻んて、珍味を肴に飲んで食べて語り合うての2次会が深夜まで続いたがは、まあ当然といやあ当然の成り行きながよ。
久々の合宿気分を堪能さいてもうたっちゅう訳ながぜよ。
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司牡丹酒造株式会社