本日2月9日(土)、凍てつく寒さの早朝6時半ばあから、4月ばあに新発売を予定しちゅう新商品、「司牡丹・仁淀(によど)ブルー」(純米酒)になる酒が、いよいよ搾られたがやき。
待望の大型新商品が遂に搾りの段階まで来たっちゅうことで、ワシゃあワクワクして、いてもたってもおれんなって、朝一番の8時半に蔵に飛んで行って、搾りを見守ったがよ。
まず、発酵の終了したモロミの香りは、こぢゃんと清々しい柑橘類を彷彿とさせるような新酒の香りが芳醇で、こりゃあえい酒に仕上がったと確信したがやき。
続いては搾りの現場へ。
いわゆる「ヤブタ」よりか性能のえい「NSK」の圧搾機から、青冴えのするような、見た目にもフレッシュぴちぴちの生原酒が、チョロチョロと搾り出されてくるがよ。
その「しぼりたて生原酒」を、ちくと利き酒。
蔵元ならではの役得、役得♪
お〜っ!まさに鮮烈っちゅう言葉がふさわしいばあのフレッシュぴちぴちの香りで、口に含みゃあ、柑橘類を彷彿とさせるような含み香が立ち上がり、ちくと残る炭酸の風味と相まって、しっかりした旨みと共に口中で膨らんで、まっこと爽やかこの上ない酒ながやき。
こりゃあもうちくと、2ヶ月ばあ寝かいたら 、まっことスゴイ酒に化けそうな、そんな大物の片鱗が垣間見える新酒の味わいで、「司牡丹・仁淀ブルー」っちゅう酒名にふさわしい清々しい美味しさやったがよ。
4月の新発売が、こぢゃんと待ち遠しいがぜよ!
ところで「司牡丹・仁淀ブルー」っちゅう商品名は、もちろん司牡丹の仕込水の源流で、日本一きれいな川「仁淀川(によどがわ)」からの命名ながやき。
これまでも何度かご紹介してきたけんど、平成23年7月に国土交通省が発表した「全国165河川2010年水質ランキング」にて、高知県の仁淀川が日本一に選ばれたがよ。
さらに、昨年3月25日のNHKスペシャル「仁淀川〜青の神秘〜」っちゅう番組の放送以来、その「仁淀ブルー」ちゅうて呼ばれるあまりに神秘的な美しさの青に、全国に驚きと感動が広がり、イッキに仁淀川は四万十川と並ぶ全国区の土佐の清流となったがやき。
その後も仁淀川は、ANA機内誌「翼の王国・2012年8月号」にカラーで18ページにわたって取り上げられたがよ。
さらに、昨年9月にゃあ、「仁淀川〜青の神秘〜」のDVDとBlu-rayが発売され、その番組の撮影協力をされた、20年以上も仁淀川を撮り続けられゆう高知県在住の写真家、高橋宣之さんの写真集「NIYODO BLUE」も発売されたりして、まっこと仁淀川は注目の的ながやき。
さらにさらに、高知県出身の人気作家・有川浩さんの高知県を舞台にしたベストセラー小説「県庁おもてなし課」の映画の公開が5月に予定されちょって、その映画の中でも美しい仁淀川の映像が登場することになっちゅうらしいがよ。
ちなみに、この映画の原作の単行本は20万部を超えるベストセラーで、映画の主演はアイドルグループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さん、ヒロインは昨年のNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で大人気となった堀北真希さんやき、こりゃあヒット間違いなしながやき。
昭和58年に「日本最後の清流」として四万十川が全国的に有名になったがもNHKの特集番組がきっかけやったがやき、今後は仁淀川が「仁淀ブルー」っちゅう言葉と共に、全国にその名を轟かいていくこたぁ間違いないがぜよ!
ほんで、今回搾られた「司牡丹・仁淀ブルー」は、もちろん仕込水にこの日本一きれいな仁淀川の伏流水を使用(司牡丹は全部そうながやけんど。)して仕込まれた純米酒ながよ。
ちなみにこの司牡丹の仕込水は、いろんな日本酒の会らあで「和らぎ水」として出品しゆうがやけんど、飲まれた方々から「こりゃあどこの仕込水よりか一番うまい!」っちゅうて、いっつも大絶賛されるばあやわらこうて美味しい軟水ながやき。
日本酒の約80%は水やきに、司牡丹のお酒の約80%は日本一きれいで美味しい仁淀川水系の伏流水やっちゅうことになるがよ。
また、この新商品「司牡丹・仁淀ブルー」にゃあ、他の司牡丹の純米酒たぁ一線を画す点があるがやき。
ちくと専門的になって申し訳ないけんど、そりゃあ酵母の違いながよ。
これまで司牡丹じゃあ、純米酒にゃあ酵母は協会9号を使うてきたがやき。
ほんで、本醸造酒にゃあ協会7号を使うてきたがよ。
この協会7号を使うた1回火入れの本醸造酒、「司牡丹・本醸造ひやおろし」や「坂竜飛騰」らあは、試飲会らあでの評価が毎年ダントツに高かったがやき。
けんど、評価は高うたち、世の中は純米酒志向やき、本醸造酒やっちゅうだっけで、売り上げの方は思うたほどやなかったがよ。
ほんじゃき、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)加盟酒販店の一部の方々からも、「協会7号を使うた1回火入れの純米酒を出したら?」っちゅうご意見もいただいちょったがやき。
ほんで、この度ついに、その待望の酒質「協会7号を使うた1回火入れの純米酒」用のお酒が搾られたがよ。
つまりそれこそが、「司牡丹・仁淀ブルー」ながやき。
そのデザインらあは、現在制作中やけんど、「仁淀川〜青の神秘〜」撮影協力の写真家・高橋宣之さんの美しい仁淀川の写真が、3点ほど使われる予定ながよ。
使用するボトルの色は昔の昭和30年代頃までの1升瓶の色、いわゆるレトロな薄青瓶。
「仁淀ブルー」の瓶にゃあ、まっことこの色の瓶以外あり得んろうっちゅうばあ、ふさわしい色やと、ワシゃあ確信しちゅうがやき。
サイズは720mlのみで、化粧箱入りの予定ながよ。
「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)・・・今年の4月後半頃にゃあ新発売される予定やき、皆さん楽しみにお待ちくださいや!
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司牡丹酒造株式会社