2013年02月19日

「まるごと高知」で高知県食材試食商談会ぜよ!

 2月18日(月)は、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」(http://www.marugotokochi.com/)にて、高知県食材試食商談会が開催されたがやき。


 ワシゃあ昼食を済まいて12時半ばあに「まるごと高知」に到着したら、入り口で吉田類さんの立て看板がお出迎えながよ。吉田類さん立て看板.jpg


 類さんセレクトの土佐酒セット販売の看板やって、ちくと地下の酒売り場「とさ蔵」にご挨拶に行ったがやき。


 ほんで、この日の試食会の会場となる2階の「土佐ダイニングおきゃく」に行って、司牡丹ブースの準備らあをしたがよ。



 司牡丹の関東統括の小田部長と、佐藤営業部長も到着し、さあ司牡丹ブースは準備万端ながやき。2013.2.19司牡丹ブース.jpg2013.2.19司牡丹ブース2.jpg2013.2.19司牡丹ブース3.jpg












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 受付も準備バッチリで、他の試食ブースも・・・ちゅうか、司牡丹以外のブースは、まだ試食用食品ができてないき、スッカラカンやったがよ。


 さて実は、この日の試食商談会は、初めての画期的な試みが実施されるがやき。


 高知県の特産品を使うた試食品が8アイテム出品されるがやけんど、それぞれの料理と相性バッチリの司牡丹を8アイテム、試食品と合わせて試飲していただけるっちゅう試みながよ。


 ほんで、このイベントの仕掛人でもある「ぐるなび」(http://www.gnavi.co.jp/)さんが、「高知県特産品レシピブック」も作製し、この日ご参加の飲食店さんらあに資料として配布するっちゅうことになっちゅうがやき。レシピブック.jpgレシピブック目次.jpg




 実際の試食品は、お客様が集まりだいてから出来た順番に出されたがやけんど、今回出品の司牡丹のお酒と、それぞれのお酒に合わせた試食品の相性の解説らあを、以下にご紹介しちょきますぜよ。


 皆さんにお配りした資料のコピペやき、標準語ながよ。


●「ツガニのトマトクリームパスタ」に合わせて
「秀麗司牡丹」(純米吟醸原酒):涼冷え(15℃程度)
ツガニのパスタ.jpg


【料理との相性】煮詰めたツガニ汁の濃厚なカニの風味に、生クリームのコクとトマトの旨みが加わったソースは、かなり骨太で深みのある味わいになります。通常の吟醸酒あたりでは完全に負けてしまうため、骨太な純米酒あたりを合わせたいところですが、パスタが繊細なリングイネであるため、合わせる日本酒にも繊細さが望まれます。そこで、繊細な風味と骨太な深みを併せ持ったアルコール度高めの純米吟醸原酒、「秀麗司牡丹」を選びました。この酒の芳香性と深みが、ツガニと生クリームとトマトの融合した濃厚な風味をさらに引き立たせ、口中いっぱいに膨らませてくれることでしょう。




●「豆乳と出汁ジュレの冷製スープ」に合わせて
「美薫司牡丹」(純米吟醸酒):涼冷え(15℃程度)
出汁ジュレの冷製スープ.jpg


【料理との相性】豆乳とジャガイモ等を、塩・胡椒と宗田節の出汁ジュレで味付けした冷製スープは、ソフトで繊細な味わいです。この繊細さを壊さないためには、やはり同様にソフトで繊細な香味の日本酒を合わせるのがベストでしょう。宗田節の出汁の芳醇な香りにさらに高級感を与えてくれる華やかな香りも欲しいため、純米吟醸酒「美薫司牡丹」を選びました。この料理と酒の組み合わせは、おそらくお互いの美味しさをグンと引き立て合う組み合わせとなることでしょう。ちなみにこの酒の優雅でなめらかな風味は、この料理の上に飾られたサーモンキャビアにも好相性です。




●「はちきん地鶏のトルティーヤロール」に合わせて
「船中八策」(超辛口・純米酒):涼冷え(15℃程度)
はちきん地鶏のトルティーヤロール.jpg


【料理との相性】はちきん地鶏にチーズやパプリカ、ハラペーニョピクルス等を加え、チャンキーサルサで味つけして温めたトルティーヤロールは、結構スパイシーで辛い料理になります。そのスパイシーな味わいを洗い流すため、通常ならビールを合わせたいところでしょう。しかしビールの場合、炭酸ガスとホップの苦みで、味わいの余韻をズバッと完全に断ってしまいます。その味わいの余韻は残しながら、口中のピリピリする辛さだけを綺麗に流したいなら、辛口の日本酒がお薦めです。超辛口のこの酒が、口中のスパイシー感を爽やかに流してくれるため、飲むとまたこの料理を食べたくなり、食べるとまたこの酒を飲みたくなり・・・交互にやると止まらなくなるかもしれません。



●「キビナゴのフィッシュ&チップス サワーバジルソース」に合わせて
「船中八策・薄にごり」(超辛口・薄にごり純米生酒):涼冷え(15℃程度)
キビナゴのフィッシュ&チップス.jpg


【料理との相性】キビナゴの旬は春から初夏にかけて。この時期になると高知県西部には、産卵期を迎えたキビナゴが大群をなして押し寄せてくるのです。その半透明の体に太い銀色の帯と鮮やかなブルーのコントラストがキラキラと輝く美しさは、抜群の鮮度と生命力の塊である証しです。2月18日は、「冬の名残り」の時期ですが、「春の走り」の時期ともいえます。春の旬のキビナゴ料理とこの春の旬の酒を合わせていただけば、一足早く口中に、体内に、そして心の中に、春を呼び込んでくれる幸せの組み合わせであるといえるでしょう。また、薄にごり酒のクリミーな風味は、サワーバジルソースのクリーミーな味わいにも最適な相性を示します。



●「四方竹のペンネ仕立て ゴルゴンゾ―ラソース」に合わせて
「かまわぬ」(永田農法・山廃仕込純米酒):常温(20℃程度)
四方竹のペンネ仕立てゴルゴンゾーラ.jpg


【料理との相性】意外にも実は日本酒とチーズは大変好相性です。その理由は、日本酒造りには乳酸が重要な働きをしますが、チーズはその乳酸発酵食品だからです。また、日本酒は醸造酒の中でもアミノ酸が豊富で、旨み・甘み・柔らかな酸味をもっています。これは、まさにチーズの味わいと同じ。ですから、日本酒を飲みながらチーズを食べるとお互いの風味を引き立ててくれるのです。さらに日本酒は麹を使いますが、麹はカビですから、チーズのカビと非常に相性がよく風味的にも合うのです。そして「山廃仕込」は、自然な乳酸菌が生えるように仕向ける醸造法であり、通常の日本酒よりも複雑な酸味を持っており、旨みも強いため、一層ナチュラルチーズに好相性なのです。常温で一層膨らみを増したこの酒と、ゴルゴンゾ―ラソースとの驚きのマリアージュを、存分にご堪能ください。


●「白身魚のカルパッチョ 文旦のヴィネグレット」に合わせて
「坂竜飛騰(ばんりゅうひとう)」(本醸造酒):涼冷え(15℃程度)
白身魚のカルパッチョ文旦のヴィネグレット.jpg


【料理との相性】もともと他のいかなる飲料よりも日本酒が最高の相性を示す料理が刺身であり、生魚のカルパッチョも同様です。日本酒は生魚の臭みを消し、生魚に潜む旨みを存分に引き出してくれるからです。さらに、この酒の含み香には柑橘類を想わせる風味があり、柑橘王国土佐の、柚子やブシュカンや直七などを生魚に搾りかけていただく「酢ミカン」料理とは、極上の相性なのです。土佐を代表する柑橘類である文旦の果汁を使った「白身魚のカルパッチョ 文旦のヴィネグレット」は、この酒と合わせていただけば、その美味しさがグンと倍増すること請け合いです。




●「あかうしのビーフストロガノフ バターライス添え」に合わせて
「司牡丹・生鮮酒<冬>あらばしり」(本醸造生原酒):涼冷え(15℃程度)
あかうしのビーフストロガノフ.jpg


【料理との相性】国内和牛のわずか0.15%の頭数しか存在しないという、まさに幻の和牛が土佐あかうしで、その最大の特徴は赤身の肉本来の芳醇な旨みにあります。一般的な黒毛和牛と比べ、グリシン・アラニン等のアミノ酸(つまり甘み)が2倍以上、グルタミン酸(つまり旨み)が1.5〜2倍というその肉質は、他の和牛より甘く、旨みが多く、まろやかで、熟成でさらに旨みが増し、口どけが良く、体内に留まらない良質な脂肪分が多く、カロリーも低くてヘルシーです。そんな土佐あかうしの美味しさを最大限に発揮させるには、赤ワインよりも旨み成分の多い日本酒、さらにその中でも肉料理の味わいに負けないリッチで豊かな味わいを持った原酒タイプを合わせて楽しむことなのです。さらにこの酒の持つ柑橘類を彷彿とさせる酸味は、素晴らしいアクセントとなり、口中に爽やかな印象を残してくれ、一層食が進むことでしょう。


●「鹿肉のロースト」に合わせて
「司牡丹・樽酒」(本醸造樽酒):ぬる燗(40℃程度)


【料理との相性】高タンパク・低カロリーのダイエット食材といわれる鹿肉ですが、野性の動物の獣肉ですから他の牛や豚や鶏などと比べると、やはり個性的な味わいと独特の臭みが若干は存在します。その肉の臭みを消す効果が高いのが日本酒なのです。そして野性の鹿は、植物なら何でも餌としていますから、日本の鹿なら日本の山に自生するたいていの植物を食していることになります。その日本の山の杉の木樽の風味を持った樽酒は、まさに日本の鹿肉と似た風味を持つことになるため、好相性となるという訳です。鹿肉の強い風味に負けないよう、ぬる燗にしてさらに旨みを引き出した「」司牡丹・樽酒 と、「鹿肉のロースト」の絶妙の組み合わせは、きっと驚きの美味しさを与えてくれることでしょう。


 残念ながら、最後の「鹿肉のロースト」は、直前で出展せんことになったらしゅうて試食はなかったがやけんど、それぞれのお酒と試食品にこんな相性解説のPOPも付け、まとめた資料も配らいてもうたがよ。


 14時過ぎばあから16時半までの2時間半、約50名ばあの飲食店さんらあが来場され、ピーク時は大入り満員状態になったがやき。2013.2.19会場風景.jpg2013.2.19会場風景2.jpg2013.2.19会場風景3.jpg












 最初は試食ばっかしで、なかなか試飲の方に来ていただける方は少なかったがやけんど、途中からは司牡丹の試飲ブースにもお客様が殺到し、いろんな料理と合わせて楽しむ方も次々と現れたがよ。2013.2.19司牡丹ブースにお客様.jpg



 「四方竹のペンネ仕立てゴルゴンゾーラソースと山廃の燗酒は驚きの相性!」とかっちゅう悦びの声も聞かれ、ホッとしたがやき。


 ちなみに「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)らあを運営されゆう株式会社フォーブス(http://www.hotelwing.co.jp/)の井本会長さんにもお越しいただき、系列店の「夢酒・知花」(http://r.gnavi.co.jp/g107801/)の木村店長さんにもお越しいただいたがよ。


 お忙しい中、まっことありがとうございますぜよ!


 こうして16時半にゃあ、無事試飲商談会は終了したがやき。


 ご参加いただきました飲食店の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!







土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


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この記事へのコメント
日本酒とチーズとか、ビーフシチューとか、フランスパンとか、合うんですよ!! って、いつも思ってました。お酒の中でも、日本酒が一番 オールマイティーな感じがします! 懐の深さと 切れ味 日本酒万歳☆
Posted by 熱燗 at 2013年02月19日 22:03
熱燗さん、コメントありがとうぜよ!
まっことおっしゃる通り、日本酒はオールマイティでどんな料理にやち合わせて楽しめる魔法の飲み物ながやき!みんなあ、まっとまっといろんなシーンで日本酒を活用して、懐の深さを実感してつかあさい!
Posted by 竹村昭彦 at 2013年02月20日 12:00