ホノルル空港発9時35分の飛行機で出発し、8時間50分のフライトで、成田着は4月16日(火)13時25分やき、帰りは1日分が消えたみたいに感じたがやき。
ともあれ、こうして強行スケジュールの4泊6日のハワイ出張は、無事終了したがよ。
日本名門酒会の真理子さん、関野さん、「嘉美心」の藤井社長、「若竹」の松永社長、「大山」の加藤さん、まっことお世話になりました！ありがとうございましたぜよ！
さてほいたら今回は、このハワイ出張でのこぼれ話らあを、以下にちくとご紹介さいていただきます。
まず現地での日本酒の価格について。
会員制の日本食スーパーマーケット「MARUKAI」さんの会員価格としてやけんど、「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒・720ml)が43.99ドル、「船中八策」(超辛口・純米酒・720ml)が41.99ドル、「司牡丹・花純米」(純米酒・1800ml)が39.99ドル、「司牡丹・花純米」(純米酒・720ml)が19.99ドル、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」が24.99ドルっちゅう価格やったがやき。
こりゃあ、商品によって若干の違いはあるけんど、だいたい日本の小売価格の2倍から2.8倍の価格になるがよ。
日本から輸出された清酒の価格としちゃあ、アメリカ本土と変わらんばあで、だいたい清酒は価格的にゃあこんな感じながやき。
ところが最近、メーカーの戦略か流通段階の戦略かは分からんけんど、信じられんばあ安い日本産清酒が登場しちゅうようながよ。
ご覧の通り、「ヤエガキ 無・純米大吟醸」(720ml)が、何と23.99ドル！
こりゃあおそらく日本で買うよりか安い価格になるはずながやき。
さらに驚きは、「菊正宗・嘉宝蔵・純米大吟醸」(720ml)が、何と19.99ドル！
アメリカ産清酒なら分かるけんど、日本産清酒じゃあ考えられんような価格ながよ。
純米大吟醸でこの価格やき、これらあ2アイテムは当然「MARUKAI」さんでも大陳されて、飛ぶように売れゆうようながやき。
けんど、そんな安価な純米大吟醸が売られゆうような大激戦の中で、日本での価格の2.5倍にもなる価格で、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」が、「MARUKAI・ディリングハム店」で繁忙期の12月に、全アルコールの中で売上げ金額が1位になったっちゅうんは、奇跡的といえるばあスゴイことながよ！
売り場の方々やお客様らあからいろいろお話を聞いてみて、ワシなりに何でこれほど「山柚子搾り」が売れるがか、ちくと考察してみたがやき。
もちろん試飲してもらやあたいていの方が驚きの声を上げるばあ分かりやすい美味しさで、さらにその大半の方がためらいものう購入されるばあの、お酒そのものの力もあるけんど、どうもそれだっけじゃあなさそうながよ。
これらあの売り場の画像を見りゃあ気がつくろうけんど、この鮮烈な黄色いパッケージが、売り場の中で浮き出るばあこぢゃんと目立つがやき。
つまり、柚子の黄色いイメージとお酒自体の美味しさと目立つパッケージが、見事に三位一体となっちゅうことが、この奇跡的な売上げをつくれた理由ながやないろかのう。
また、「MARUKAI」さんの本間さんを筆頭とする皆さんや、日本名門酒会ニューヨークの真理子さんらあの強力なプッシュもあってのことやっちゅうがは、当然のことながよ。
「MARUKAI」さんの皆さん、そして真理子さん、まっことあらためまして心から厚う御礼申し上げますぜよ！
またもう一点考えられるがは、ハワイの風土にも合うちゅうがやないかっちゅう点ながやき。
柚子の柑橘の爽やかな香りと酸味が、南国ハワイにゃあまっことようマッチするがよ。
ちなみにハワイは、アメリカ本土と比べたらあらゆる物価が高うて、しかも平均年収は本土よりかかなり低いようながやき。
そんな環境やに、ハワイの方々は皆さんこぢゃんと明るうて陽気で、お酒が大好きで、お酒に対してみんなあが寛容で、皆さんこぢゃんと日々の生活をエンジョイされゆうように感じたがよ。
そのへんは、まっこと土佐の高知とよう似いちゅうがやき。
ハワイの人々のそんな、県民性ならぬ州民性も、「山柚子搾り」の売上げにゃあ関係しちゅうがやないろかのう。
ところで今回の4泊6日のハワイじゃあ、結局ほとんど自由時間はなかったき、ワイキキビーチが目の前やにチラッと眺めただっけで泳ぎもせんと、お土産らあのショッピングも全てご近所のABCストアで済まいたがよ。
さらに、いきなり風邪ひいて体調も最悪やったもんやき、リゾート気分たぁほど遠い4泊6日やったがやけんど、まぁそれなりに楽しまいてもうたがやき。
ただ、宿泊ホテルのレストランに併設されちゅう巨大水槽にて開催されよった人魚ショーが観れざったがが、ひっとつだっけこぢゃんと心残りながぜよ。
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司牡丹酒造株式会社
