2013年04月29日

幸せの言の葉〈677〉

「もっとも偉大な天才たぁ、他人のお陰をもっとも受けちゅう人間ながぜよ。」(ラルフ・ワルド・エマーソン)


19世紀アメリカの思想家、ラルフ・ワルド・エマーソンさんの言の葉ながよ。


確かに偉大な天才と言われるような方々の一生を伝記らあで読んだら、みんなあ周りからこぢゃんと助けられたり応援があったりして、そのお陰で成功しちゅうがやき。


もちろん個人の才能や努力もなけりゃあ天才にゃあなれんけんど、どうもそれだっけじゃあ、世の中に名を残すような偉大な天才にゃあなれんようながよ。


考えてみりゃあ、生まれた時からこぢゃんと才能に恵まれた天才やったとしたち、そりゃあおそらく両親や先祖から受け継いだDNAのお陰やっちゅうことながやき。


その後の個人の勉強や研究や努力やち、誰かに教わらにゃあ進むわきゃあないがよ。


たとえ独学やったとしたち、書籍らあで独学したとしたら、それらあの書籍の著者のお陰やっちゅうことになるがやき。


そういうことらあに気づきゃあ、真の「孤高の天才」らあて、あり得んっちゅうことになるがよ。


もしそういうことに気づかんまんま、誰のお陰でものうて自分だっけの力で天才になったと信じて一生を送った天才がもしおったとしたら、きっとその人は世の中に天才としての名を残してないはずながやき。


ほんじゃきエマーソンさんのおっしゃる通り、天才たぁ「他人のお陰をもっとも受けちゅう人間」っちゅうことになるがよ。


ほいたらワシらあ凡人やち、人生のあらゆる場面でこぢゃんと他人のお陰を受けちゅうことに、まっとまっと気づかにゃあイカンし、まっとまっと感謝せにゃあイカンっちゅうことながぜよ。



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