2013年06月04日

大阪「味吉兆ぶんぶ庵」ぜよ!

 5月31日(金)は、夕方から大阪に飛んで、19時半ばあに「味吉兆ぶんぶ庵」(http://www.bunbu-an.jp/)さんにうかごうたがやき。「味吉兆ぶんぶ庵」.jpg


 こちらのお店は、ミシュランで1ツ星も獲得しちゅう名店で、毎月のように蔵元を招いての日本酒会も開催されゆうらしいがよ。


 ほんで、営業本部長の入江さんが、是非司牡丹の会を開催したいっちゅうて、4月にわざわざ司牡丹までお越しになったがやき。


 そん時に、是非いっぺんお店にお越しくださいっちゅうことやったき、今回うかごうたっちゅう訳ながよ。


 瀟洒な外観のお店に入りゃあ、テーブル席24席とお座敷5室の贅沢なつくりになっちょって、ビルの地下たぁ思えんような見事な料亭空間ながやき。


 早速入り口で入江本部長さんがお待ちくださっちょって、お座敷にご案内いただいたがよ。


 ほいたら、お席が3つあるやいか。


 何と入江本部長さんのみならず、「味吉兆」(http://www.ajikitcho.jp/)さん本体の中谷社長さんもご同席いただけるっちゅうことで、ちくと緊張!


 ちなみに「味吉兆・堀江店」の方は、ミシュラン2ツ星を獲得しちゅう名店ながやき。


 中谷社長さんがお越しになり、名刺交換してご挨拶さいてもうて、まず最初は生ビールで乾杯し、さあ「皐月のお献立・雅」のスタートながよ。


●先附:滝川豆腐 雲丹 こしあぶら2013.6.4先附.jpg

 絞りたての豆乳を寒天で固め、トコロテン突きで突き出した滝川豆腐が、あたかも川の流れのように見え、見事に「涼」を演出しちゅうがやき。


 しかも、一見なにげない先附に見えるけんど、滝川豆腐と雲丹とこしあぶらの温度や食感が絶妙な味わいを醸し出し、こりゃかなり繊細な配慮がなけりゃあ出せん美味しさやと、一品目で早くも舌を鷲掴みにされた感覚になってしもうたがよ。


 ちなみに画像は一口いただいてから撮ったもんやき、ちくとくずれちゅうがはお許しくださいや。


●椀物:鱧 碓井豆腐2013.6.4椀物.jpg

 二品目のお椀の鱧も、まるで細かい骨を一本一本毛抜きで抜いたがやないろうかっちゅうばあ見事に柔らかい食感で、その骨切りの技に感動!


 碓井豆腐も、食感があまりにクリーミーでビックリ!


 こりゃ相当手間をかけて、碓井豆を細こうにペースト状にせにゃあこうはならんはずながやき。


 お椀の温度も熱すぎず、かというてぬるいわけでものうてまさに絶妙で、鱧の旨みと碓井豆腐の甘みが、繊細なお出汁の風味に優しゅう包まれて、体内に沁み込んでいくがよ。


 あぁ、幸せの美味しさぜよ!


●造り:鯛 烏賊 初鰹2013.6.4宇宙龍.jpg2013.6.4お造り.jpg

 ここで日本酒をお願いしたら、入江本部長さんがわざわざ司牡丹を仕入れて準備してくださっちょったがやき。


 用意していただいちょったお酒は、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」(純米吟醸酒)と「船中八策」(超辛口・純米酒)やったき、まずは「宇宙龍」をお願いし、3人であらためての乾杯ながよ。


 お造りにゃあやっぱし日本酒しかないがやき!


 烏賊の吸い付くばあのモチモチ感と甘みが、このお酒で倍増するがよ。


 鯛も、まるで味つけしちゅうがやないかと思うばあ旨みがあって、お酒が進むこと進むこと!


 初鰹は、土佐流の豪快なワラ焼きタタキたぁ対極にあるような繊細な切り口で、初鰹の赤身の旨みを見事に引き出しちゅうがやき。


 あぁ、こりゃナンボやちお酒が飲めてしまうがよ!


●八寸:端午の節会八寸.jpg八寸(中身).jpg

 続いては、まるで世界遺産・白川郷の合掌造りに雪が積もったような涼しげな演出の八寸が登場し、一瞬ハッと目を奪われてしもうたがやき。


 「端午の節会」と名づけられた八寸の中にゃあ、チマキを中心に彩り鮮やかな酒の肴が、ところ狭しと並んじょったがよ。


 どのお料理もお酒の美味しさが引き立つ味わいで、こりゃタマラン!


 ガンガン飲めてしまうもんやき、途中からは2本目の「船中八策」になったがやき。


●焼物:鱸塩焼き2013.6.4焼物.jpg

 お次は「船中八策」をいただきもって、鱸(スズキ)の塩焼きながよ。


 一瞬、こりゃブリやないかと思うたばあの旨みのある塩焼きで、ワシゃあこんなに美味しい鱸は初めていただいたがやき!


 旬の鱸の美味しさに感激しもって、「船中八策」が進むこと進むこと!



●焚合:茄子 南京 湯葉2013.6.4焚合.jpg

 これぞ日本料理っちゅう繊細で絶妙な、野菜の美味しさを引き出した味わいの焚合に、これまた感激!


 「船中八策」の淡麗な膨らみと後口のキレの良さが、この料理の繊細さを壊さずに見事に引き立ててくれるがよ。





●御飯:貝柱御飯 香の物貝柱御飯.jpg貝柱御飯と香の物.jpg

 貝柱の旨みが米粒一粒一粒に沁み込んじゅうがやないろうかと思うばあ、絶品の貝柱御飯に、日本人に生まれた幸せ感を噛み締めたがやき。








●果物:マンゴーゼリー メロン果物.jpg

 デザートのマンゴーゼリーもメロンも、見た目は普通っぽいけんど、熟れ具合が絶妙で、美味いこと、美味いこと!


 とにかくどのお料理も、見た目じゃあ分からんような細かい部分にまで気遣いやこだわりが行き届いちょって、まさにいぶし銀っちゅうんか、これぞ日本料理の奥深さやと、まっこと感服させられる美味しさやったがよ。


 中谷社長さんと入江本部長さんとも、いろんなお話をさいていただいたがやけんど、お料理があまりに美味しいもんやき、お酒がガンガン進んで、ワシゃあ相当な酔っぱらいになって饒舌になっちょったもんやき、失礼がなかっつろうかと、ちくと後で心配になったがやき。


 さて、「味吉兆ぶんぶ庵」さんでの司牡丹を楽しむ会は、今んところ11月9日(土)に開催する予定ながやけんど、まっことワシもこぢゃんと楽しみながよ。


 中谷社長さん、入江本部長さん、まっこと素晴らしいお料理をご馳走様でした。


 また遅うまでお付き合いいただき、ありがとうございました。


 11月は、何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ!






土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


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この記事へのコメント
団長さん お疲れさまです。団長さんは、凄いプロレスの伝説の人だったんですね。自分は、大相撲春場所に立ち見で よく行ったんですよね〜。最近 引っ越したんで、その時に買った小錦や千代の富士や北勝海や曙の手形が 出てきて、懐かしかったです。最近は、全然行ってないので、行ってみたくなりました。お酒を飲むようになってからは、カラオケも歌えなかったのに、音楽が好きになりました。FMラジオ聴いたり、一番最初にライブに行った事もあり中島美嘉さんのファンになってしまいました。今回は高知にはスケジュールが合わなくて行けないですが、28日倉敷にライブ&旅行に行くので、平翠軒 見てきますね。後、オトゴチの音楽コーナー 美嘉姫 よろしくです。後、私もバロムワンが好きで、でもカミゲルゲっていうのがいたかな!? 単語を全然覚えていないんですよね。20年位まえだったか、杜氏の里 丹波篠山によくサイクリングで行ってたんですが、なんとバロムワンの人形が薬局だったか?店先にあったの もうないだろうけど、貴重過ぎる!
Posted by 熱燗 at 2013年06月05日 20:39
プロレスの方へ、コメント入れたつもりが、大阪の最高のお料理 の方へ 入れてしまっていました。すごい美味しそう。大変失礼しました。
Posted by 熱燗 at 2013年06月05日 20:51
熱燗さん、コメントありがとうぜよ!
相撲は、ワシも以前に朝青龍関の取り組みを生で見て、
その迫力にこぢゃんと興奮した覚えがあるがやき。
また、高知出身の栃煌山関たあ、
何度か一緒に飲んだこともあるがよ。
プロレスも、相撲も、ライブも、
やっぱし生が一番やのう!
Posted by 竹村昭彦 at 2013年06月07日 15:15