6月11日(火)は神戸にて、新時代ビジネスコンサルタントの増田健治(http://kenji-masuda.com/)先生が主宰する「酒販ビジネス実践会」(http://syuhan-business.com/)の「酒販店・増客事例大公開セミナー」が開催されたがやき。
会場の兵庫県民会館に12時過ぎばあに到着したら、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)本部・(株)岡永さんの宮本さんと安福さんもおられたがよ。
さらに、部屋に入って待ちよったら、「嘉美心」さんの藤井社長や「若戎」さんや、その他、名門酒会の顔馴染みの加盟酒販店さんらあが続々とお越しになったがやき。
30数名のご参加者にて、13時からセミナーがスタート。
まず増田先生は、世の中に存在する成功事例は実に単純でシンプルやっちゅうお話をされたがよ。
けんど、ワシらあの意識はそうやのうて、複雑で難解なもんが重要やと錯覚してしまうっちゅうがやき。
ほんで、増田先生がいっつも言われゆう「経営の本質」は「お客様をつくること」と「お客様を維持すること」やっちゅうお話をされ、その2つを実現するためにゃあ、「伝える」ことができにゃあイカンがやけんど、現代は情報の氾濫で伝わりにくい時代になっちゅうっちゅうがよ。
さらに、この「お客様をつくること」も「お客様を維持すること」も、大学の経営学部の授業科目にゃあないっちゅうがやき。
そのワケは、結局大学の授業は、大企業で働く人向けの授業内容になっちゅうきやっちゅうがよ。
大企業にとっちゃあ、「お客様をつくること」も「お客様を維持すること」も既にできちゅうき、それらあは当たり前の前提として扱われるっちゅうがやき。
ほんじゃき、経営生産論じゃあ市場調査論じゃあ何じゃあっちゅうコムヅカシイ内容が出てくるっちゅうがよ。
つまり世の中は、みんなあ大企業病に毒され過ぎちゅうき、難しいもんの方が重要やっちゅう誤解が生まれるっちゅうがやき。
けんど、中小企業にとっちゃあ、実は大切なことはこぢゃんと単純でシンプルなことばっかしで、極論すりゃあ「お客様をつくること」と「お客様を維持すること」の2つだっけやっちゅうがよ。
単純でシンプルな成功事例を挙げてみりゃあ、例えば配達車の後ろに以下のような手書きの宣伝を貼り出して走るっちゅうようなことながやき。
「ただのボージョレーなら売りません!
ひと口飲んだら驚きのボージョレー
当店割り当て限定80本のみ!早いもの勝ち
1本¥○○○○(税込)
今すぐ携帯から!TEL:○○○-○○○○ ××酒店」
ほとんどお金も手間もかからんこんな簡単なことやち、あまりに単純過ぎて、「イメージが崩れる」とか言い訳して、みんなあ実践に移さんっちゅうがよ。
けんど、やってみて初めて分かるっちゅうがやけんど、ホンマに即電話がかかってくるし、ビックリするばあ効果があるっちゅうがやき。
また、ワシが今回のセミナーに参加して、この話をひっとつ聞けただっけで、参加費も神戸までの交通費も宿泊費も全部ペイしたと思えた内容を、以下にご紹介しちょきますぜよ。
そりゃあ、体質的にアルコールをまったく受け付けんっちゅう地酒専門店さんの事例ながよ。
その方は、とにかくまったくアルコール分解酵素がのうて、利き酒でも倒れてしまうばあやき、利き酒もできんっちゅうがやき。
そんな人が、普通の酒屋ならまだしも、地酒専門店を経営することができるもんながか?
答えは・・・「できる」ながよ。
いまや前年対比130%の売り上げで、絶好調やっちゅうがやき。
いったいその方は、どんな魔法を使うたがか?
その方は、こう考えたっちゅうがよ。
「自分は、まったくアルコールを受け付けんき、地酒の味わいをお客様に伝えるこたぁできん。
けんど、地酒専門店の使命は、地酒の魅力を伝えることで、その魅力は味わいだけかっちゅうたら違うがやないか。
味わいは地酒の魅力の中の、ほんの一部やないか。
例えば、耳が聞こえん人が視力や触覚らあが普通の人の何倍も鋭くなるように、目が見えん人が聴覚や触覚らあが普通の人の何倍も鋭くなるように、味覚以外の地酒の魅力を他の地酒専門店の何倍も見つけて伝えていこう!!」
こう考えて、行動に移したっちゅうがやき。
具体的にゃあ、その地酒専門店は、蔵元の創業年やとか、歴史的背景やとか、蔵の周囲の環境や風土やとか、蔵元社長の家族構成や社長の趣味にいたるまで、いまやすぐに答えられるっちゅうがよ。
ほんでそのお店は、いまや押しも押されもせん有力地酒専門店として、立派に経営されゆうっちゅうがやき。
ちなみに先日も、歴史に焦点をあて、歴女を集めた日本酒イベントを開催し、大好評やったっちゅうがよ。
この話は、これからの地酒専門店のあり方について、こぢゃんと示唆と学びを与えてくれる素晴らしい事例ながやき!
その他にも、こぢゃんと学びになるお話をたくさん聞けたがやけんど、4時間に及ぶセミナーの内容を、とてもこのブログで全て紹介するこたぁ不可能ながよ。
最後に増田先生は、「酒販ビジネス実践会」が来年考えちゅう壮大な企画を発表されたがやき。
そりゃあ、「顧客倍増計画」やっちゅうがよ。
つまり、「酒販ビジネス実践会」の会員酒販店の顧客リストを倍以上に増やすっちゅうことながやき。
まだまだ酒販店の顧客リストは少な過ぎるっちゅうことに、増田先生はちくと危機感を持たれちゅうらしいがよ。
皆さんのエリアで、皆さんのお店を知っちゅう人よりか、知らん人の方がまだまだ圧倒的に多いはずやっちゅうがやき。
お酒好きの人の中でやち、「ひやおろし」らあて全く聞いたこともない人らあがまだまだいっぱいおるっちゅうがよ。
つまり、まだまだやるべきことはナンボやちあるっちゅうことながやき!
そんな中で、酒屋を廃業していく人が後を絶たんっちゅうんは、何ともったいないことかと増田先生はおっしゃるがよ。
ほんで、「人は、やったことを後悔するがじゃない。やらんかったことを後悔するがじゃ。」っちゅう言葉を紹介され、さらに「今日やらん人は明日もやらん。明日やらん人は来年もやらん。」っちゅう言葉も紹介され、「いつやるの?いまでしょ!」と力強う訴えるがやき。
増田先生、こぢゃんと学びになるお話やパワーをいただけるお話らあを、まっことありがとうございましたぜよ!
こうしてセミナーは17時ばあにゃあ終了し、その後は有志の方々での懇親会ながよ。
懇親会参加者は、ワシも含め15名程度で、みんなあで徒歩で移動。
懇親会場は、「ごち蔵」(神戸市中央区栄町通3-6-20矢代ビルB1 TEL:078-332-6411)さんっちゅうお店を貸し切りやったがやき。
とりあえずのビールで乾杯し、ちくと歓談。
ほいたら、アノ貴重な「船中八策・槽搾り黒」が出てきたがよ!
こちらのお店は、こぢゃんと司牡丹をご贔屓いただきゆうお店らしいがやき。
ありがとうございます!今後とも宜しゅうお願い申し上げます!
そっから後は、飲んで食べて語り合うて、こぢゃんと盛り上がったがは当然ながよ。
特に美味しいお刺身をいただきもっての「船中・槽搾り」の美味しさは、そりゃもうタマランがやき!
ワシの「食中酒の最高峰を目指した酒や!」っちゅう説明に、皆さん大きゅう頷き、こぢゃんと納得していただいたようながよ。
とにかく大いに飲んで食べて語り合うて盛り上がったに、お開きになったらまだ20時前。
飲みだいた時間が早いと、まっこと夜が長うて嬉しいかぎりながやき。
そっからの2次会は何組かにバラけて、ワシらあは「ハネハネ居酒屋まもるくん」(神戸市中央区相生町4-8-14福神ビル3F TEL:078-382-0029)にうかごうたがよ。
当然こちらでも、飲んで食べて語り合うて盛り上がったがやけんど、そん時に聞かいていただいた淡路島の高田酒店(http://www.esake-takata.com/)さんのお話が、これまたこぢゃんと学びになったがやき。
やっぱし、セミナーらあの後の懇親会にゃあ、ゼッタイ出るべしながよ!
毎年9月から11月ばあにかけて、全国各地で「日本名門酒会・友の会」(日本酒を楽しむ会)が開催されるがやけんど、年々お客さんも増え、とにかくどっこも大盛況ながやき。
ところが、それがなかなか年末の店売りに結びつかんっちゅうんが、全国の加盟酒販店さんの悩みのタネやったりするわけながよ。
この手の悩みの話をしよったら、ナント高田酒店さんは、そんな悩みらあ感じたことがないっちゅうやいか!
つまり、「友の会」も大盛況やし、それをシッカリと年末の売り上げに結び付ける仕組みができちゅうっちゅうことながやき。
この高田酒店さんの事例をキチッと取材研究して、うまいこと標準化できりゃあ、こりゃあもしかしたら全国の名門酒会加盟店にとって、福音になるかもしれんがぜよ!
高田さんはキョトンとされちょったけんど、そんな話で増田先生と盛り上がったがよ。
増田先生、高田酒店さんの取材研究とその事例の標準化、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社