7月16日(火)は、13時半から日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)本部(株)岡永さんの馬喰町の本社会議室にて、首都圏チームの皆さんらあと、「一蕾(ひとつぼみ)」会議やったがやき。
司牡丹からはワシと小田関東統括部長、岡永さんからは西野副部長さんを筆頭に、この4月の人事異動後の新・首都圏チームの皆さんらあ10名が集まっての会議やったがよ。
会議の内容としちゃあ、一昨年6月から発売しゆう酒専門店専用商品「一蕾」(純米吟醸酒)を、このチームでいかに販売していくかっちゅうミーティングやったがやき。
まずは販売実績の確認ながよ。
実績としちゃあ、東京都内は店によっちゃあ伸びてない店もあってまだまだで、神奈川・千葉・埼玉らあの首都圏は好調に伸びゆうっちゅう状況ながやき。
ここに新たに、群馬・栃木・茨城らあも加わることになるがよ。
続いては、各担当からの現状報告。
皆さんからの報告によりゃあ、3年目に入ってどの地区も、しっかり柱商品として育ててくださりゆう店とそうやない店が、ハッキリと分かれてきたようながやき。
あらためて契約店の見直しも視野に入れて、中だるみせんように力を注いでいかにゃあイカンっちゅうことを、みんなあで確認し合うたがよ。
続いて、各地区における新規開拓店らあについて、報告や確認が成されたがやき。
あんまり新規開拓をし過ぎて商品が早うに欠品してしもうても困るき、このあたりはちくと慎重に打ち合わせしもって進めていかにゃあイカンがよ。
また、埼玉北部担当の斎藤さんから、もういっぺん「一蕾」っちゅうブランドをしっかり認知していただくためにも、「是非、竹村社長と一緒に契約店を回りたい」っちゅう依頼があったがやき。
そういう話しならワシとしたち願ったり叶ったりやき、二つ返事でOKで、8月後半ばあに2日間ご一緒に回らいていただくことに決まったがよ。
最後にみんなあで「一蕾」新酒サンプルの試飲をし、あらためて香味のレベルの高さを確認、180ml試飲サンプルの有効活用もお願いさいてもうたがやき。
手から手へ、蕾のついた一輪の花を優しゅう手渡すように、着実にご販売いただけますよう、皆さん何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
こうして次回会議は9月に開催っちゅうことに決定し、15時15分ばあにゃあ、無事「一蕾」会議は終了となったがよ。
その後は、ワシと小田部長で六本木に移動し、東京ミッドタウンの「THE COVER NIPPON」(http://www.thecovernippon.jp/)を訪ねたがやき。
今年の春からこちらのお店の中に、名門酒の戦略的PR&試飲販売コーナー「酒みづき」がオープンし、日本名門酒会本部からも、榊さんが担当として常駐されちゅうがよ。
ワシらあが訪ねた時にゃあぼっちり榊さんは休憩に出られたばっかしやって、残念ながらお会いできざったがやけんど、司牡丹商品はしっかり販売してくださりゆうようながやき。
6月28日(金)と29日(土)にゃあ、小田部長が参加し、「司牡丹試飲販売会」が開催され、用意したお酒がほぼ完売するばあ大好評やったようながよ。
現在も、「司牡丹・船中八策」や「司牡丹・封印酒」、「司牡丹・仁淀ブルー」、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」らあを、引き続きご販売いただきゆうようながやき。
夏限定の季節商材「船中八策・零下生酒」は既に完売し、在庫は1本も残ってなかったがよ。
17時過ぎばあにゃあ「THE COVER NIPPON」を出て、小田部長と分かれ、ワシゃあ麻布十番へ。
日本酒や焼酎らあをベースに、日本の果物や野菜らあを使うたカクテルを出し、「料理のようにカクテルを発想する」っちゅう珍しいバー、「Gen Yamamoto」(http://www.genyamamoto.jp/)にうかごうたがやき。
実はこちらのお店、「料理通信」〈8月号〉(発行:料理通信社 通算86号2013年7月1日発行)の「夏の酒と、つまみレシピ集」に掲載されちょって、「日本酒カクテル」を推進しゆう司牡丹としても、こりゃ絶対行っちょきたいお店やと思うちょったがよ。
けんど、どうやらツマミらしいツマミはのうて、カクテルがメインのお店らしかったき、この日の17時過ぎから、ちくと1人でうかごうてみたっちゅうわけながやき。
ちなみにこちらは珍しゅう15時からオープンしちゅうお店ながよ。
麻布十番の裏路地にあるまさに隠れ家っちゅう雰囲気のお店は、奥行きのある木のカウンターのみ8席っちゅうスタイルで、ワシの前に既に1組の男女が飲まれよったがやき。
単品のカクテルも頼めるけんど、ここはやっぱしお薦めのカクテルコース「テイスティングメニュー」、4品か、6品か?
尋ねてみりゃあ、「テイスティングメニュー」は1杯がハーフサイズ程度やっちゅうことやったき、6品でお願いしたがよ。
さあまず1杯目は、広島の「福久長」さんの活性純米吟醸おりがらみ生酒「白美」とマンゴーを使うたカクテルが登場!
意外にも日本酒のおりがらみとマンゴーが見事に調和しちょって、しかも微発泡が爽やかさを醸し出しちょって、こりゃまっことイケるやいかっ!
ワシゃあアッちゅう間に、3口ばあで飲み干してしもうちょったがやき。
2杯目は、同じく「白美」に、今度は何と枝豆を使うたカクテルやっちゅうき、驚きながよ。
加熱した枝豆を裏漉しし、「白美」と混ぜて、ちょびっと糖分を加え、沖縄の島胡椒ピパーチをひとつまみ加えたもんながやき。
これがまた、うまいのなんの!!
日本酒のオリの風味と枝豆の風味が、これっぱあ合うたぁまっこと意外やったがよ。
また、カクテルにひとつまみの胡椒を加えるっちゅうんが、これほど見事なアクセントになるたぁ、まっこと驚きやったがやき。
3杯目は、山形の「菊勇」さんの「三十六人衆・大吟醸粕取り焼酎」と山梨の白桃を使うたカクテルが登場。
チビッと白桃を煮詰めた糖分を加えちゅうがやと。
これまた白桃のナチュラルな甘みとこの焼酎の風味が、絶妙のバランスで調和しちょって、美味いこと!
粕取り焼酎が主張し過ぎんと白桃と均衡を保っちゅうがは、まっことアッパレとしか言えんがよ。
4杯目は、鹿児島の国分酒造さんの芋焼酎「純芋」と、高知県産の黄金生姜と様々なスパイスを効かいた、超スパイシーなカクテルが登場!
スパイスは、アニス、クローブ、シナモン、タイム、山椒・・・等々を使うちゅうらしゅうて、スパイス好きのワシにとったち衝撃的やったけんど、これが美味いもんやき不思議ながやき!
ここで、高知県産の生姜にかこつけて、初めてワシの素性を、オーナーバーテンダーの山本幻さんに明かして、名刺交換さいてもうたがよ。
ほいたら山本さんの第一声は、「ニューヨークで船中八策をよう飲まいてもらいました!」やって、ビックリしたがやき。
山本さんは、2004年から渡米し、ニュージャージーやニューヨークのレストランやバーで働かれ、果実や野菜のカクテルを提案し評判を勝ち取ったっちゅう方やったがよ。
さらに、永田農法のトマトらあもカクテルに使われゆうみたいなき、もしかしてご存じかもと思うて、「恵比寿のバー『オーディン』でも永田農法のトマトを使うたブラディマリーを出しよりますよね」っちゅうてみたら、ナント!山本さんは実は渡米前にゃあ、その「オーディン」に勤められよったっちゅうがやき!
まっこと、世界は狭いっちゅうんはこういうことながよ。
いろいろ接点もみつかり、そっから結構いろんなお話をさいてもうて、盛り上がったがやき。
さて、そんな中での5杯目は、芋焼酎「宝山」と鹿児島のガラリっちゅうプラムを使うたカクテル。
こりゃ「宝山」が35度の芋焼酎やって、かなり酒らしいカクテルやったけんど、芋焼酎とプラムの風味が、なかなかに絶妙の美味しさやったがよ。
ラストの6杯目は、米焼酎「鳥飼」とピーチパインとローズマリーを使うた、かき氷のようなカクテル。
これまたそれぞれの風味が絶妙に調和しちょって、デザート感覚でスプーンですくいもって美味しゅういただけたがやき。
ここで6品のテイスティングコースは終了ながやけんど、あと1杯だっけ追加でキュウリを使うたカクテルをリクエストさいてもうたがよ。
実は、ワシの同級生の農家で野菜ソムリエの、「ファームベジコ」(http://vegeco.jp/)の長崎さんも、「料理通信」で「Gen Yamamoto」を見つけ、日本の野菜やハーブを使うたカクテルにこぢゃんと興味を持たれちょったき、キュウリを使うたカクテルを追加さいてもうたっちゅう訳ながやき。
ほいたらそのカクテルは、キュウリをすりこぎで潰し、ジンとシークワサーの果汁を加え、グラスのフチに塩とローストしたアーモンドの粉を付け、キュウリの輪切りを浮かせたっちゅうカクテルやったがよ。
確かにキュウリの風味とジンは似た風味があって絶妙にマッチするがやけんど、ここにシークワサーの酸味とローストアーモンドのナッティーな風味が加わりゃあ、ワンランク上の見事に美味しいカクテルに仕上がっちょったがやき。
麻布十番「Gen Yamamoto」・・・まさに日本のカクテルの最先端はここまで来たかと驚愕すること請け合いの、芸術的カクテルコースが堪能できるお店ながよ!
山本幻さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社