
日本名門酒会じゃあ、春と秋の年に2回、蔵元委員や流通委員の方々や本部の方々らあを審査員に、ブラインド(銘柄を隠して)テイスティングによる品質管理委員会を開催しゆうがよ。
ほんで本年度の春の品質管理委員会の結果が出揃うたき、その上位に評価されたお酒の試飲会が開催されたっちゅうわけながやき。
ちなみに司牡丹は、前回の秋に引き続き連続で2部門第1位を独占っちゅう快挙を成し遂げたがやけんど、詳しゅうは「7月12日」のブログをご参照くださいや。
さて、地下のテイスティングルームの会場にうかがやあ、既にたくさんのメーカーさんや加盟酒販店さんらあがいらっしゃっちょって、ズラリと試飲の行列をつくっちょったがよ。
季節物やない定番のこの試飲会に、結局100名を超える加盟酒販店さんがいらっしゃったらしいがやき。
こりゃ日本名門酒会の加盟酒販店さんの意識の高さと、いよいよ日本酒の定番復活の時代が来るっちゅうことながやないろうかのう。
さあ、早速ワシも試飲さいてもうたがやき。
まずは「本醸造部門」で、こちらは「司牡丹・土佐の超辛口本醸造」が第1位、「金凰司牡丹」が第3位に入っちょって、上位8点が出品されちょったがよ。

ワシの今回のテイスティングじゃあ、断然「司牡丹・土佐の超辛口本醸造」が、やわらかでバランスが良うて美味しかったがやき。
お次は「純米酒部門」。

こちらも「特撰司牡丹純米酒」が第3位に入っちょって、ワシの今回のテイスティングじゃあ、その司牡丹がやわらかさとキレイさじゃあ光っちょって、他にゃあ「華鳩・特別純米 華Colombe」が甘いながらもバランスが良うて、「真鶴・山廃辛口・特別純米酒」が山廃らしい旨みにキリッと鮮烈なキレが良うてこりゃ美味いと感じたがよ。
続いては「吟醸酒部門」。

こちらも「司牡丹・封印酒・純米吟醸酒」が第1位、「司牡丹・才谷屋・吟醸酒」が第4位に入っちょったがやき。
ワシの今回のテイスティングじゃあ、やっぱし香りと味わいのバランスの良さじゃあ「司牡丹・封印酒」がダントツで、「真澄・吟醸家伝手造り」のキレイな味わいらあが光っちょったがよ。
最後は「大吟醸酒部門」。

こちらの部門は残念ながら、司牡丹は上位入賞してないがやき。
ワシのテイスティングじゃあ、「若竹・おんな泣かせ・純米大吟醸」の風格ある香味が、こぢゃんと光っちゅうと感じたがよ。
また、「SAKE COMPETITION2013」の上位入賞酒も3品、「純米大吟醸部門」第8位の「五橋・純米大吟醸」、「純米酒部門」第5位の「大山・十水・特別純米酒」、「きもと・山廃部門」第4位の「司牡丹・山廃純米かまわぬ」が出品されちょったがやき。

いずれのお酒も個性がありながらバランスがえい美酒やったがぜよ。
その後は、1階の岡永倶楽部会場にて、日本酒カクテルの「MOTOZAKE」や「夏純米・夏吟醸シリーズ」の試飲、「白麹仕込み」の新感覚日本酒の試飲、「司牡丹・山柚子搾り・生」を含む「和りきゅうる」の試飲らあをして、お昼前ばあにワシの試飲は無事終了したがよ。





その後は昼食を済まいて、近所の東実年金会館にて13時半から、「平成25年度メーカー技術交流会」やったがやき。

今回は、「火入れ後の貯酒の冷却」「瓶燗の実践と留意点」「瓶貯蔵によって生じやすいラベル不良の対策」がテーマでの開催で、45社60名近い蔵元の技術者の方々らあが集まっちょったがよ。
ちなみに司牡丹からも、ワシと取締役の浅野杜氏の2人が出席やったがやき。
まずは、森企画部長さんの進行、ガイダンスからスタート。

続いては第1部「火入れ後の貯酒の冷却について」ながよ。
まずは、「浦霞」(株)佐浦の横山研究室長さんから、「ホース巻きつけによる貯蔵タンクの冷却」についてのお話があったがやき。

お次は、「大山」加藤嘉八郎酒造(株)の社長室付き醸造担当の加藤さんから、「プレートヒーター連結方式による急冷の実践」についてのお話があったがよ。

続いては、「越の誉」原酒造(株)和醸蔵の石黒杜氏さんと、「春鹿」(株)今西清兵衛商店醸造部の佐藤さんのお2人それぞれが、「新洋技研製火入れ急冷装置での冷却」について、語られたがやき。


その後は、ちくと質疑応答があって、コーヒーブレイク。
続いて15時半ばあからは第2部の「瓶燗の実践例と留意点」で、まずは「司牡丹の実践例」として、ウチの浅野杜氏の発表があったがよ。

お次は、「越の誉」原酒造(株)和醸蔵の石黒杜氏から、「越の誉の実践例」の発表があったがやき。

その後は、各社から活発な意見交換や質疑応答らあがあったがよ。
その後は第3部の「瓶貯蔵によって生じやすいラベル不良の対策」についてで、高桑美術印刷(株)の品質保証室の南さんから、詳しい資料が配られ、発表があったがやき。

実は司牡丹にとったち、特に梅雨時らあにゃあ、ラベルのシワや膨らみや擦れや破損らあが少のうないもんやき、いくつか問題を抱えちょったがよ。
今回、この問題についてのかなり詳しい資料をいただき、解説もいただけ、まっこと参考になったがやき。
日本酒のラベルの不具合の原因や改善ポイント、紙質についてや糊について、紙の特性や紙目についてや印刷方式について等々、これっぱあ詳しゅうまとめられた資料とその説明がなされるらあて、おそらく業界初ながやないろうかのう。
その後は、皆さんからいくつかの質疑応答があって、17時ばあにゃあ飯田社長さんの閉会のご挨拶があり、「メーカー技術交流会」は無事終了したがよ。
続いては、再び(株)岡永さんの本社に移動し、地下にて懇親会ながやき。
50名ばあの、大半の蔵元さんが懇親会にも参加され、17時半ばあから開会ながよ。
各社が持ち込んだ自慢のお酒や、「品質管理委員会上位酒」らあも出され、さあみんなあで威勢よう乾杯ながやき。
そっから後は、「岡永倶楽部」さん自慢のお料理をいただきもって、各社のお酒を酌み交わしゃあ、あちこちで会話も盛り上がること、盛り上がること!
今回は各社とも杜氏さんや醸造担当者の方々が中心に参加されちょったき、あちこちでこぢゃんと具体的な造りの話題に花が咲きよって、さすがにワシゃあようついていかんがよ。

こうして盛り上がりまくりで19時半ばあにゃあ、無事懇親会はお開きとなったがやき。
日本名門酒会本部の皆さん、こぢゃんと学びになる「技術交流会」を開催していただき、まっことありがとうございました!
ちなみにその後は、飯田社長さんに麻布十番のバー「Gen Yamamoto」(http://www.genyamamoto.jp/)の話をしたところ、是非行ってみたいっちゅうことやったき、そちらに2次会に行ったがよ。
ワシゃあ前日に引き続き(昨日のブログ参照)、2日連続の訪問ながやき。
けんど見事に前日たぁ違うカクテルを出してくださり、またまた感動ながよ。
飯田社長も、こりゃすごいカクテルやっちゅうてこぢゃんと感動されちょったがやき。
1杯目は、「三十六人衆・大吟醸粕取り焼酎」と梅ジュースとミントを使うたカクテル。

2杯目は、麦焼酎「兼八・原酒」(42度)とパッションフルーツとトマトを使うたカクテル。

3杯目は、忠孝原酒とグリーンオレンジ、マンゴー、沖縄の島胡椒を使うたカクテル。

どれも見事な完成度で、美味しゅうて、さらにツマミの干しシイタケがこれまたウマイこと!

まっこと2日連続で訪れたち楽しめる、芸術的ともいえる世界最先端のカクテルが堪能できる、スゴイお店ながぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社