8月2日(金)は、日本酒造組合中央会四国支部主催の清酒製造業夏期研修会やったがやき。
ザ・クラウンパレス新阪急高知に、四国四県の日本酒蔵元の方々が50名近い人数集まって、13時半からの開会やったがよ。
まずは、日本酒造組合中央会四国支部の吉田映治支部長の開会のご挨拶。
続いては、高知税務署の小川達也酒類指導官から、「酒類の表示関係について」についてのお話があったがやき。
ほんでお次は、高松国税局の稲田乾二筆頭調整官から、「酒類の輸出促進策について」のお話があったがよ。
まずは日本産酒類の輸出促進に向けた政府の4つの方針についてのお話があり、それに伴うての関係府省・関係機関・業界の主な取組について、お話があったがやき。
総理の外遊らあの際に国際的な発信、外務省の日本酒PR活動、運輸省は主要国際空港での日本酒試飲販売PR、観光庁は酒蔵ツーリズム推進協議会、経済産業省はジェトロの輸出促進の取組、農林水産省は輸出戦略を策定・・・と、ありがたいことにまっことこぢゃんと取組んでいただきゆうがよ。
また国税庁としても、輸入規制らあの貿易障壁の見直しに向けた働きかけや、酒類総合研究所においての放射能検査らあの分析、アメリカやEUにおける蒸留酒の容量規制への働きかけ、中国・韓国・タイらあへの原料米の産地証明、その他国際イベントへの対応・助言・職員の派遣、酒類業界団体との意見交換や各地域における輸出セミナー、関係府省との連携や出先機関との情報共有等々、様々な取組をしていただきゆうがやき。
まっこと、これから日本産酒類が、ドンドン海外に進出していくことになるがは間違いないっゅうことながぜよ。
続いては、日本酒造組合中央会の篠原成行会長から、「日本酒業界の現状と今後の展望について」のお話があったがよ。
まずは「東日本大震災関係について」のお話がちくとあり、お次は「わが国酒類市場の現状」で、酒類課税数量の推移、清酒・単式蒸留焼酎の課税移出数量表、清酒の国別輸出実績の推移や焼酎輸出状況のお話があったがやき。
さらに、税制改正等関係、國酒プロジェクト推進会議等関係について、中央会業務当面の諸問題らあのお話をいただいたがよ。
ここで15時過ぎになってちくと休憩をはさみ、15時20分ばあからはいよいよ酒場詩人の吉田類さんが、「酒場文化論」っちゅうテーマでご講演されたがやき。
・・・ちゅうたち、当然あの自然体の類さんやき、そんなテーマらああってないような、こぢゃんと自由なご講演やったがよ。
まず、お酒を飲むとこぢゃんと楽しゅうなると類さんはおっしゃり、飲みもってのご講演やったがやき。
ちなみに飲む時ゃあ1人はイヤで、やっぱし大勢の人らあと乾杯しもって飲むがが、つながりを深められてえいっちゅうがよ。
ほんで、酔えば酔うばあドンドン楽しゅうなっていくっちゅうがやき。
さらに類さんは、これからのお酒を支えるがはやっぱし女性やっちゅうがよ。
女性客が増えりゃあ、大衆酒場も、特にトイレがキレイになるし、店も華やぐし、えいことずくめやっちゅうがやき。
ほんで類さんから、何か会場の皆さんから質問はないですかっちゅうことやったき、早速ワシから、「類さんがもし日本酒蔵元やったら、どんなことをやりますか?」っちゅう質問をぶつけさいてもうたがよ。
その答えとしてのまず1つ目は、既に皆さんやりゆう方が多いろうけんどっちゅう前置きがあって、四国は柑橘類が多いきに、それを活かしたリキュールを造って、女性にガンガンアピールしたらどうかっちゅうことやったがやき。
2番目は、酒蔵の敷地内に自社のお酒とちょっとしたツマミが楽しめるスペースをつくるっちゅうがよ。
このスペースがあるとないとじゃあ、全然違うっちゅうがやき。
海外でワインのシャトーらあに見学に行ったら、どんなちんまいくやち必ずといってえいばあ、中庭らあにイスとテーブルが置いちゃあって、ワインと共にパンとチーズが楽しめるスペースがあるっちゅうがよ。
簡単なスペースで充分やき、どこの蔵に行ったち、そんなスペースがあることが前提であってほしいっちゅうがやき。
ほいたら外国人観光客らあもドンドン酒蔵に来るようになるろうっちゅうがよ。
また類さんは、1晩で2升ばあ飲めるがやと!
けんど、それでも、お酒を飲んでなかったら、こんなに健康でおれんかったろうし、まっと病気になっちょったろうっちゅうがやき。
お酒を飲むことで、ストレスはなくなるし、癒されるし、心が健全になるし、えいことづくめやっちゅうがよ。
お酒で体を壊すっちゅうんは大間違いで、お酒のせいやのうて、そりゃあ運動不足やとか、別のもんが原因やっちゅうて断言されるがやき。
次に、「日本酒業界の低迷をどうすりゃあえいと思うか」っちゅう質問が出たがよ。
類さんは、全く悲観的に思うたこたぁないっちゅうがやき。
今はドン底かもしれんけんど、こっから上がっていくがやと思うちゅうっちゅうがよ。
また、お酒を飲むことがカッコえいと思わせにゃあイカンともおっしゃるがやき。
さらに、孤立した人と人とをつなぐがはお酒やし、お酒を飲むっちゅうことと結びつくもんはいっぱいあるっちゅうがよ。
俳句もお酒と結びつくし、音楽やちそうやっちゅうがやき。
俳句だっけ、音楽だっけじゃあ成り立たん、お酒がなけりゃあ成り立たんっちゅうがよ。
ほんで類さんは、お酒はメディアやとして、「無縁社会」の対極の「酒縁社会」を提唱し、酒の縁でドンドン輪を広げていこうやっちゅうがやき。
また類さんいわく、この9月1日にゃあ赤坂サカスで、「酒場放浪記」の10周年記念の2時間特番を撮影するらしいがやけんど、そこで類さんが番組のイントロで流れゆう曲に歌詞をつけて唄うて、何とCDデビューされるらしいがよ!
また、来年ばあにゃあミュージシャン仲間らあをみんなあ高知に呼んで、大イベントも開催したいっちゅうて、いろんな元気になるようなお話もしてくださったがやき。
こうして17時ちょい前ばあにゃあ、夏期研修会は無事閉会となったがよ。
引き続き、17時過ぎばあから、部屋を移しての懇親会ながやき。
もちろん吉田類さんも一緒ながよ。
高知県酒造組合の澤田理事長のご発声で乾杯し、さあ懇親会のスタートながやき。
40名ばあの方々が懇親会にまでご参加され、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、こぢゃんと盛り上がったがよ。
吉田類さんも、ご講演の時よりか饒舌になられ、ニコニコ全身笑顔。
こうして19時ばあにゃあ懇親会もお開きとなり、当然準備されちゅう続いての2次会は、何と料亭「濱長」(http://www.hamacho.com/)さん。
こりゃお座敷遊びのオンパレードになるがやないかと心配しちょったら、案の定やったがやき。
ワシゃあ最初は類さんとおんなじテーブルやったがやけんど、いきなり「可杯(べくはい)」遊びが始まってしもうて、類さんが天狗杯をキュッと飲み干すシーンが撮影できたがよ。
その後は、芸妓のお姐さん方の舞い踊り。
はし拳踊りの披露もあって、最後にゃあ皆さんに鳴子が配られ、さあみんなあで、ヨサコイ鳴子踊りながやき!
類さんも両手に鳴子を持って、それこそニコニコの全身笑顔で踊られよったがよ。
こうして、飲んで食べて遊んで踊って語り合うて・・・こぢゃんと盛り上がり、土佐の高知の夜は更けていったがやき。
吉田類さん、いっつもまっことありがとうございますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社