「ひとりひとりが重要であり、それぞれに役割があり、誰しもに現実を変える力があるがやき。」(ジェーン・グドール)
イギリスの動物行動学者・霊長類学者・人類学者で、国連平和大使も務められゆう、ジェーン・グドールさんの言の葉ながよ。
どんなに雑用に思えるようなチンマイ仕事をしゆう人やち、重要やし役割があるし、現実を変える力があるがやき。
自分のやりゆう仕事に対して、そう思えんような人は、その「そう思えん」っちゅうことによって自らを貶めちゅうことになるがよ。
かなり以前になるけんど、「幸せの言の葉〈202〉」で、阪急電鉄の創業者・小林一三さんの以下の言の葉を取り上げたことがあったがやき。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみい。ほいたら誰やち、おまさんを下足番にゃあしちょかんぜよ。」
下足番やち、コピーとりやち、お茶くみやち、立派で重要な仕事ながよ。
けんど、それを重要やと思えいで、イヤイヤやりよったり手をぬいたりしよったら、結局そういう人はそこ止まりで、いつまで経ったち、下足番やコピーとりやお茶くみ以上の仕事は任せてもらえんもんながやき。
自分のいま与えられちゅう仕事を重要やと思えるかよ?
大切な役割があると思えるかよ?
現実を変える力があると思えるかよ?
そう思える人やったら、いまどれっぱあチンマイ仕事をしゆう人やち、いつしかおまさんの現実も変わり、必ず大きな仕事を任されるようになるはずながぜよ。