2013年09月17日

ニューヨークからのお客様来高・来社ぜよ!

 9月13日(金)は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)ニューヨークの山崎万里子さんと、朝一便の飛行機で東京から高知へ飛んだがやき。


万里子さんは11日の「日本名門酒会全国大会」「9月13日」のブログ参照)への参加で帰国されちょって、この機会に四国の名門酒蔵元、「司牡丹」「梅錦」「鳴門鯛」を回られるっちゅうことで、まずは高知にいらっしゃったっちゅう訳ながよ。


高知龍馬空港からは司牡丹の車で佐川に直行。


10時半ばあに司牡丹に到着したがやけんど、万里子さんが是非見学したいっちゅうて希望されちょった「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)の瓶詰め作業がもうすぐ終わるっちゅうことで、急ぎご見学いただいたがやき。

20130917「山柚子搾り」瓶詰め作業
20130917「山柚子搾り」瓶詰め作業2
20130917「山柚子搾り」瓶燗











この日は、「山柚子搾り」の一升瓶商品の瓶詰め作業と瓶燗作業やったがよ。


柚子の香りは強烈やき、日本酒とおんなじ瓶詰めラインの機械で詰めることができんき、全て手作業での瓶詰めながやき。


とにかく人海戦術で瓶詰めし、加熱殺菌の火入れは湯煎にて瓶燗ながよ。


湯煎瓶燗っちゅうんは、通常は日本酒の吟醸酒らあの火入れに用いられる、こぢゃんと手間のかかる加熱殺菌手法ながやき。


この手法やと、香り成分が飛ばんき、お酒の中にしっかり残るがぜよ。


この手法を安価なリキュールに取り入れちゅうことが、他社より安うて他社より美味しいと絶賛される柚子リキュールを生んだ秘密のひとつながよ!


国内以上に海外市場で爆発的人気で、海外だけやち年間約1万本(720ml換算)が輸出されゆう「山柚子搾り」が、こんな手間のかかる原始的な方法で瓶詰め・火入れされゆうっちゅう現場を目の当たりにされ、万里子さんもかなり驚かれちょったがやき。


その後は、ちくと応接室にご案内し、ウチの会長や常務らあと懇談。


ほんでお昼は、鰻料理の名店「大正軒」さんにて、ワシと会長と万里子さんの3人で、鰻の蒲焼き定食をいただいたがよ。


関西風の蒸さんと焼いただっけの蒲焼きは初体験やったらしいがやけんど、「これは美味しい!」と万里子さんはご満悦やったがやき。


昼食後はまずは、国指定重要文化財、ウチのご本家の竹村家住宅を見学。


まずは、江戸時代は酒を量り売りしよったっちゅう土間を見学し、当主の竹村脩さんにご説明いただいたがよ。


20130917竹村家住宅の土間
20130917竹村家住宅・書院造りの座敷さらに、書院造りの立派な座敷や中庭や茶室らあをご案内いただき、こぢゃんと貴重な秘蔵品である坂本龍馬さん直筆の手紙も、拝見さいてもうたがやき。








普通やったら博物館でガラス越しにしか見学できんような龍馬さん直筆の手紙を、直接間近で観ることができ、万里子さんも感激されちょったがよ。


その後は、今年の酒造りのスタートを目前に控えた酒蔵を、ワシがあちこちご案内さいてもうたがやき。


アンテナショップ「司牡丹 酒ギャラリー ほてい」にては、いろいろ利き酒もしていただき、維新の志士の遺墨らあがどっさり収蔵されちゅう博物館「青山文庫」も、ご観覧いただいたがよ。


夕方からは高知市内に移動し、まずはホテルにチェックインしていただき、1時間後ばあに待ち合わせして、さあお待ちかねの宴席ながやき。


万里子さんは、大学生から日本を離れちょって、国内は高校生ん時に新潟と高知にしか旅したことがないっちゅうことで、高知で何を食べたかの記憶もあんまりないようやったがよ。


ほいたら、こりゃあやっぱし土佐自慢の鮮度抜群の魚を食べてもらわにゃあっちゅうことで、「かもん亭」さんにご案内したがやき。


またこちらのお店にゃあ、アッちゅう間に完売して社長のワシも買えんかった「船中八策・槽(ふね)搾り・黒」っちゅう、「船中八策」のプレミアムバージョンが常備され(この時点で残り1本!)ちゅうき、まずはそれで乾杯ながよ。

20130917「かもん亭」の「船中・黒」


ちなみに今の時季は、夏季限定「船中八策・零下生酒」の旬の名残りと、秋季限定「船中八策・ひやおろし」の旬の走りが重なる時季やき、ボッチリ「かもん亭」さんにゃあ、その両方も在庫されちょったがやき。


これに「船中・槽搾り・黒」も加えりゃあ、船中三役揃い踏み!!


この三役が揃うちゅうお店らあて、まず他にゃあないがやないろうか?


20130917鰹の塩タタキ
20130917ウルメ刺身
20130917天婦羅











とにかく、「船中三役」を次々と飲み比べもって、「鰹の塩タタキ」や「一本釣りウルメの刺身」らあをいただきゃあ、そりゃもう「口福」以外の何もんでもないがよ。


万里子さんも大絶賛!


とにかく飲んで食べて語り合うて、こぢゃんと盛り上がったがやき。


さて、その翌日の14日(土)は、朝10時にホテルのロビーにお迎えに上がり、高知市内観光ご案内をさいてもうたがよ。


まずはテッパンの桂浜。

20130917桂浜


台風が接近しよったき心配しちょったがやけんど、何とか雨天はまぬがれたがやき。


けんど、真っ青な空と海をご覧いただけんかったがが、ちくと残念やったがよ。





龍馬像と桂浜散策の後、ちくと闘犬センターの売店に寄ったら、弘瀬社長さんがいらっしゃり、闘犬センター内をご案内してくださったがやき。


20130917闘犬横綱化粧まわし
闘犬横綱の土佐司号が、天皇陛下に拝謁した際に身に付けちょった豪華な化粧マワシらあも飾られちょって、どれも牡丹柄で、司牡丹との縁の深さをあらためて感じさいてもうたがよ。









その後は、県立坂本龍馬記念館を見学し、昼食はお町に戻んて名物の「ひろめ市場」へ。


「土佐の地元のフードコート」っちゅうイメージはお伝えしちょったがやけんど、実際にあのゴチャマゼ感とお祭りみたいな大賑わいを体感されて、万里子さんもビックリで、「これは楽しい!」っちゅうてアチコチ散策されよったがやき。


ワラ焼きの鰹のタタキ、ハランボ(鰹の大トロ)ワラ焼き、青ノリ天婦羅、カツオ飯、柚子酢を使うた田舎寿司、名物屋台餃子らあを次々と堪能したがよ。
20130917「ひろめ市場」ワラ焼き実演
20130917ワラ焼き鰹タタキ、ハランボなど



中でも万里子さんはカツオ飯がこぢゃんと気に入られたようで、小食やとおっしゃりもって、結構な量をペロリと平らげられたがやき。





続いては、県立牧野植物園に行ったがよ。


ボッチリこの日からハワイアン・フラワー展が開催やって、熱帯館にゃあ南国らしいハワイの花々が咲き乱れ、こぢゃんと美しかったがやき。
20130917牧野植物園・ハワイアンフラワー展入り口
20130917牧野植物園・ハワイアンフラワー展


そういやあ、万里子さんのセッティングで2回ほどハワイに仕事で行かいてもうたけんど、草花をめでるヒマらあ全然なかったがよ。




まさか土佐の高知でそんなハワイの草花に出会えるたぁ、思いもよらざったがやき。


「山柚子搾り」が全アルコールで売り上げ第1位っちゅう歴史的快挙を成し遂げたがもハワイのスーパーやったし、こぢゃんと縁を感じさいてもうたがよ。


ほんでその晩は、万里子さんの一番の好物を食べていただきとうて、「一番好きな食べ物は何ですろう?」っちゅうて質問したら、「パンとチーズ」っちゅう答えやったき、バール「バッフォーネ」さんにご案内したがやき。

20130917「バッフォーネ」で「土佐モヒート」とパンにサラミとチーズ


司牡丹の純米酒と柚子果汁と「ファームベジコ」長崎さんくのミントを使うたオリジナルカクテル、「土佐モヒート」で乾杯して、まずはパンにサラミとクリームチーズを乗せたがをいただいたがよ。


大好物のメニューに、万里子さんもニコニコ満面笑顔ながやき。


20130917ジェノベーゼのパスタ
次に「バジルは好きですか?」っちゅうたら「大好き!」っちゅうことやったき、こちらのお店の看板メニュー、「ジェノベーゼのパスタ(リングイネ)」を注文したがよ。


これまた、万里子さん大絶賛!





「このパスタに使われちゅうバジルは、ワシの同級生の長崎さんっちゅう方が永田農法っちゅう特別な農法で高知で育てられよって・・・」ちゅうて説明しよったら、ちょうどその長崎さんがバジルの配達に来られてビックリ!


偶然に驚きもって、万里子さんに長崎さんをご紹介さいてもうたがやき。


その後も飲んで食べて、こぢゃんといろんなお話を聞かいていただき、盛り上がったがよ。


万里子さん、高知にお越しいただき、まっことありがとうございましたぜよ!








土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


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