2013年09月27日

「日本酒基本ブック」は日本酒ファン必携ぜよ!

 今回は、出版されたばっかしの「日本酒基本ブック」〈別冊[ワイナート]2013年10月号〉(株式会社美術出版社 2013年10月15日発行 定価2000円)をご紹介しますぜよ。日本酒基本ブック


 表紙に書いちゃある通り、季節・温度・料理・原料米などなど、知りゃあ知るばあ美味しい、酒にまつわる知識を大公開した書籍ながよ。


 しかも、全国211蔵元、631銘柄データも収録されちゅうっちゅうがやき。


 目次を見りゃあ、まず巻頭特集が「いま、純米の時代」で、第一章が「米から作る酒」、第二章が「日本酒を利く」、第三章が「日本酒を嗜む」、第四章が「酒蔵を訪ねる」っちゅう感じながよ。


 巻頭特集じゃあ、酒米五大品種、頭角を現す第二世代の酒米、歴史のある個性的酒米、今後期待の新品種、注目の復活米らあを紹介しちゅうがやき。


 第一章は、米作りの現場の紹介や、日本酒・ワイン・ビールの「醸造」比べに始まり、日本酒の原料処理、醸造、後処理らあについてが、写真付きで詳しゅう紹介されちゅうがよ。米作りの現場から
原料処理











 第二章は、利き酒の作法、外観の見方、香りのとらえ方、味の利き分けらあが、かなり詳しゅうに紹介されちゅうがやき。香りをとらえる


 第三章は、四季の日本酒カレンダー、酒の適温について、酒器にこだわる、きき酒師がすすめる寿司と日本酒の合わせ方、シェフのひらめきが生む日本酒に合うフレンチの皿、フランス的日本酒マリアージュ・・・ちゅう感じで、様々な日本酒の楽しみ方が紹介されちゅうがよ。酒器にこだわる











 ほんでラストの第四章じゃあ、日本酒ジャーナリストの松崎晴雄さんが全国7つの酒蔵を訪ねるとして、宮城県の「日高見」、新潟県の「根知男山」、福井県の「黒龍」、京都府の「月の桂」、山口県の「獺祭」、ほんで四国からは高知県の「司牡丹」、大分県の「西の関」っちゅうラインナップで、各見開き2ページでバッチリ紹介されちゅうがやき。各県の特徴(西日本の酒)












 もちろん他にも、たくさんの蔵元の垂涎の名酒がズラリと紹介されちょって、さらに楽しいことに、それぞれの都道府県別日本酒の特徴が紹介されちょったり、酒の消費量が多い県民のアテが紹介されちょったり、発酵食品で簡単アテづくりがあったり、日本酒の最新海外事情が紹介されちょったりしちゅうがよ。27司牡丹の紹介ページ海外日本酒事情


 巻末のデータ編「日本酒主要銘柄リスト」以外は全ページカラーで全152ページは、ワシらあ業界の人間が見たちかなり読み応えがある面白い内容になっちゅうがやき。


 さすがはワイン雑誌「ワイナート」の別冊ながよ。


 「日本酒基本ブック」は、これから日本酒を学んでみたい初心者の方から、日本酒ファンやマニアの方々にもご満足いただける、まさに必携本ながぜよ!


 ところでもう一冊、チビッとご紹介すりゃあ、「東京カレンダー・2013年11月号」(東京カレンダー株式会社 毎月21日発行・9月21日発行号 特別定価500円)の『福澤朗の「日本酒カレンダー」』に、司牡丹の「船中八策ひやおろし」が取り上げられ、紹介されちゅうがやき。27東京カレンダー福澤朗の「日本酒カレンダー」


 「東京カレンダー」っちゅうばあやき、東京以外じゃあ手に入りにくいかもしれんけんど、宜しかったら是非こちらもご覧くださいや。










土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


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