10月1日(火)の「日本酒の日」は、ザ・クラウンパレス新阪急高知にて、「第48回土佐はし拳全日本選手権大会」やったがよ。
ちなみに「土佐はし拳(はしけん)」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ隠し持って、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合うっちゅうゲームながやき。
ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるがよ。
そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがやき。
そんな「土佐はし拳」は、江戸時代の末ばあから始まったと言われちょって、それを競技大会にしたこの「全日本選手権大会」は、昭和38年から毎年(2回だっけ中止あり)開催されよって、今回で第48回を迎えるがよ。
主催は、高知県酒造組合と(株)高知新聞社のダブル主催ながやき。
さて、酒造組合のメンバーは朝9時から会場の準備と設営やって、ワシゃあ11時ばあに会場入りしたがよ。
土佐酒18銘柄のお酒がズラリと並び、表彰のカップやタテもズラリと並び、準備万端ながやき。
11時半からは受付開始で、ゾロゾロと「拳士」らあが県内各地から集まって来られたがよ。
今回のご参加者は、73チームで219名。
先鋒、中堅、大将の3名による団体戦トーナメントと、個人戦トーナメントがあるがやき。
さて開会して、まずは優勝旗と優勝カップが、昨年度の団体優勝チームと個人優勝者から返還されたがよ。
続いては主催者挨拶。
高知県酒造組合の澤田理事長と、高知新聞社の片山常務さんからのご挨拶があったがやき。
お次の名誉会長挨拶は、名誉会長の尾崎知事さんがご公務でご欠席で、司会の松尾さんが代読したがよ。
続いては、審判長による競技方法説明があり、拳士宣誓があったがやき。
ここでちくと出し物があり、会場中央の大土俵にて、料亭「濱長」の芸妓さんによる「はし拳節」の披露があって、皆さん画像を撮りまくりやったがよ。
ほんで、ご来賓の方と昨年度優勝者による模範試合が行われ、いよいよ会場は熱気を帯びてきたがやき。
さあ、13時ばあから、いよいよ団体トーナメントのスタートながよ。
会場に設置された8つの土俵に分かれて、73チームがこぢゃんと威勢よう拳を打ちはじめりゃあ、場内はイッキに熱気ムンムン!
「いらっしゃい!」「くるかよ!」「3よ!」「1じゃ!」・・・ちゅう具合に、あちこちで喧嘩腰やったり、また静かな闘志を燃やす戦いがあったりと、熱戦が繰り広げられたがやき。
各土俵の後ろにゃあ、各チームの控え席があって、皆さんそこで出番待ちをしゆう間にも結構お酒を酌み交わし、楽しそうながよ。
早々に負けたチームやち、後の個人戦に備えて(?)、結局お酒を酌み交わしゆうがやき。
ありゃ?パンダおばさんも観戦に来ちゅう!
14時過ぎばあにゃあ、団体戦の上位4チームが出揃うたところで、続いては個人戦ながよ。
団体戦で敗退したち、まだまだ個人戦にゃあチャンスはあるき、皆さんの表情は真剣そのもの。
219人が8つの土俵に分かれて、威勢よう拳を打ち合うたがやき。
おお!吉田類さんも観戦に来てくださったがよ!
この日の晩、同会場にて、「吉田類の土佐酒more」出版記念パーティーが開催されるき、ちくと応援に立ち寄ってくださったがやき。
類さん、ありがとうございますぜよ!
ちなみに途中から、早々に敗退した方々向けに、段位取得のための敗者復活の特設土俵も設けられ、周りに応援団やら観覧者らあがグルリ取り巻いて、こぢゃんと盛り上がっちょったがよ。
このあたりになりゃあ、会場はもはやヨッパライ天国!
髪に箸をさして、投げキッスの美女は、会場の外でも「はし拳」を打ちよったがやき。
こうして15時半過ぎばあに、個人戦もベスト4が決定し、いよいよ名誉ある中央の大土俵を使うた、団体戦準決勝のスタートながよ!
準決勝2試合と3位決定戦が行われ、いずれも白熱した試合展開でこぢゃんと盛り上がり、さあついに団体戦決勝戦ながやき!
「香南拳好会A」チーム対「穴内拳友会5組」チームでの決勝戦ながよ。
結果は「穴内拳友会5組」チームが見事勝利し、団体戦優勝を果たしたがやき。
続いては個人戦。
準決勝2試合が行われ、個人戦決勝戦は小倉早智さん(「シバテンガールズ」チーム)と平井雅章さん(「ぼちぼちA」チーム)の女性VS男性の戦い!
平井雅章さん(「ぼちぼちA」チーム)が見事優勝し、「第48回土佐はし拳全日本選手権大会」横綱に輝かれたがよ。
例年より遅い16時半ばあに全ての試合が終了し、いよいよこぢゃんとめでたい表彰と賞品授与式ながやき。
まずは団体戦4位(敢闘賞)、3位、2位が表彰され、副賞の土佐酒が授与された(4位:1升瓶5本・3位:1升瓶10本・2位:1升瓶20本)がよ。
ほんで見事優勝した「穴内拳友会5組」チーム(渡辺智さん・長野良孝さん・山中輝義さん)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶40本が授与されたがやき!
続いての個人戦表彰は、張出小結に賞状と副賞の1升瓶2本、小結4名に賞状と副賞の1升瓶3本、関脇2名に賞状と副賞の1升瓶5本、大関1名に賞状と副賞の1升瓶10本が授与され、見事優勝し横綱になられた平井雅章さん(「ぼちぼちA」チーム)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶40本が授与されたがよ!
入賞、並びに優勝された皆様にゃあ、心からお祝い申し上げます!
そしてご参加いただきました皆様にゃあ、心から厚う感謝申し上げますぜよ!
さて、表彰と賞品授与式が終わったがが17時ばあで、この後は同会場にて、「吉田類の土佐酒more」出版記念パーティーが開催されるがやき。
おんなじ会場で18時半受付開始なもんやき、ホテルスタッフの皆さんの撤去作業も、ちくと殺気立っちょったがよ。
この「吉田類の土佐酒more」出版記念パーティーについちゃあ、また明日のブログにてご紹介さいていただきますぜよ。
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