
実はこの会は、坂本龍馬さんの誕生日であり命日でもある11月15日近辺に毎年開催しよって、様々な方々が集まって龍馬さんを偲び、司牡丹とシャモ鍋と鰹のタタキらあで一杯やるっちゅう会ながよ。
司牡丹は龍馬さんと最も縁の深い蔵元やし、シャモ鍋は龍馬さんの好物で、亡くなる直前にも食べろうとしよって食べ損ねちゅうっちゅうことで有名なし、さらに「宝」のある東京国際フォーラムは元は土佐藩邸やき、こぢゃんと意味が深いがやき。
しかも毎回ゲストとして、龍馬さんの子孫でチーズプロフェッショナルの坂本嵩さんにもお越しいただき、一緒に杯を酌み交わすことができるっちゅう、何とも凄い会ながぜよ!
以前に日経新聞の「交遊抄」にもワシがこの会のことを書かいてもうたき、ご存じの方もいらっしゃるろう。
ちなみに昨年の会は、「2012年11月20日」のブログをご参照くださいや。
さて今年は、20名のメンバーにて18時より開催。
今年は龍馬さんの子孫・坂本嵩さんに加え、4年連続で勝海舟さんの子孫の高山みな子さんにもご参加いただき、豪華メンバーでの開催となったがよ。
ちなみに勝海舟さんの子孫の高山さんは、鎌倉でガラス工芸の工房(http://www.katsukaishu.jp/)をされゆうがやけんど、講演活動もされよって、この日も講演で、ちくと遅れての参加やったがやき。
また、チーズプロフェッショナルの坂本さんは、入手困難な本物のイタリア産パルミジャーノ・レッジャーノと、フランス・バスク地方のオッソー・イラティを持ってきてくださったがよ。
坂本さん、お気遣いいただきありがとうございますぜよ。
さて、まずは乾杯酒の「司牡丹・才谷屋」(吟醸酒)が注がれ、坂本さんのご挨拶とご発声で乾杯し、いよいよ開宴ながやき。


ちなみに坂本さんいわく、今回でこの会も10回目、つまり10年目になるっちゅうがよ。
ワシもすっかり忘れちょったけんど、早やそんなになるがかと、ちくとビックリしたがやき。
★乾杯酒:「司牡丹・才谷屋」(吟醸酒)
龍馬さんの如く爽やかなお酒で乾杯を終えたら、珍味を大皿に盛り合わせた、皿鉢料理がドカンと登場し、宴席は一気にテンションが上がったがよ。

これに合わせるお酒は、1品じゃあもったいないき、2品用意さいてもうたがやき。
★「司牡丹・土佐の超辛口本醸造」(本醸造酒)

★「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)

●皿鉢料理:出汁巻き玉子 くるみ豆腐 くわいチップス 野菜さつまの酒盗焼き 柚子釜いくらおろし 里芋とスルメイカの旨煮 四方竹の土佐和え メヒカリの磯揚げ サツマイモスティック

まず「土佐の超辛口」は、そのなめらかに口中に膨らむやわらかな旨みと、カラリと晴れ渡るばあ爽やかにキレる喉越しが抜群で、まさに飲み飽きせん土佐の淡麗辛口の代表ながよ。
こちらのお酒は、「野菜さつまの酒盗焼き」や「里芋とスルメイカの旨煮」や「メヒカリの磯揚げ」らあの珍味っぽい料理と、まっことバッチリやったがやき。
一方「槽掛け雫酒」はこぢゃんと華やかな香りと、様々な味わいの構成成分がすべて溶け合うたような豊かな味わいを持ち、口中でクリーミーに膨らむがよ。
こちらは「出汁巻き玉子」や「くるみ豆腐」や「柚子釜いくらおろし」らあとバッチリやったがやき。
またここで、さらに追加のお料理が出されたがよ。
●ファームベジコの胡瓜と茗荷の和え物
●坂本さん持ち込みのチーズ2種(パルミジャーノ・レッジャーノとオッソー・イラティ)

●「司牡丹・食べる酒粕」

これまたお酒が進む珍味ばっかしで、宴席はいきなりのヒートアップながやき。
まずファームベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんに送っていただいた日本一の胡瓜を、茗荷と和え物にしたがは、爽やかな美味しさで、「土佐の超辛口」がナンボやち飲めそうながよ。
ちくと写真を撮る前に、みんなあに食べられてしもうて、画像が貧相ながはお許しくださいや!
坂本さん手持ちのチーズは、まっことどちらもクリーミーで絶品やって、しかも「槽掛け雫酒」との相性が素晴らしかったがやき。
「食べる酒粕」は、「土佐の超辛口」と交互にやりゃあ、まっこと止まらんなる美味しさやったがよ。
坂本さんも高山さんも結構召し上がられ、既にかなりのハイテンションになっちょったがやき。

★「船中八策ひやおろし」(超辛口・純米生詰原酒)
●お造り:産地直送!一本釣り藁焼き・戻り鰹の塩タタキ(長崎さんくの直七添え)


お次はいよいよ土佐直送の戻り鰹の登場ながよ!
旨みの乗った戻り鰹に合わせるお酒は、モチロン「船中八策ひやおろし」!
今年は特に大人気で、実はとっくに完売しちょったがやけんど、ワシの秘蔵確保分から出さいてもうたがやき。
いよいよ戻り鰹の塩タタキが登場!
実は今年は海が荒れて前日の漁がなかったき、残念ながら冷凍モンやったがやけんど、その分厚さと脂ののり具合と藁の風味、天日塩と搾りかけた直七との相性の良さに、皆さんから感嘆の声が!
そこに「船中ひやおろし」を合わせりゃあ、互いの美味しさをさらに引き立て合うて、皆さんもはや大感激ながよ!
★「龍馬からの伝言・日本を今一度せんたくいたし申候」(超辛口・純米酒)
●強肴:ウツボの唐揚げ サバの胡麻焼き 青唐 スダチ


お次のお料理は、ウツボのコラーゲンたっぷりの旨み、サバのコクと胡麻の風味に、スダチの柑橘の風味がまっこと爽やかで、これまた美味しいがやき。
それをこの超辛口酒のキレの良さが、心地ようサラリと流してくれ、まっこと交互にやると止まらんなるがよ!

★「司牡丹・米から育てた純米酒」(永田農法・純米酒):ぬる燗(40℃程度)
●鍋物:龍馬の愛したシャモ鍋(寄せ鍋風カツオ出汁)


さあ大盛り上がりの中に、いよいよメインディッシュ、龍馬さんの愛したシャモ鍋と、「司牡丹・米から育てた純米酒」のベストなぬる燗が登場!
この日本人に生まれたことに感謝しとうなる至高の組み合わせに、皆さんもう満面ニコニコの笑顔が大爆発ながやき!


皆さん、とにかく幸せいっぱいの笑顔で、あちこち席を移動しもって大盛り上がりながよ!
ところで、お酒を1人4合分用意しちょったに終盤にゃあ足りんなって、結局「宝」に「船中八策」(超辛口・純米酒)の4合瓶を2本追加したがやき。
まっこと、恐るべし酒豪だらけのメンバーながよ!
●食事:雑炊 四万十川の青ノリ

〆めの雑炊にゃあ、四万十川の青ノリが!
フタを開けた時に広がる青ノリの風味に、皆さん大喚声ながやき!
★デザート酒:「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●甘味:柚子シャーベット

デザート酒とデザートが出たき、そろそろ〆めかと思いきや、そっから皆さんさらに飲んで飲んで語り合うて盛り上がり続け、気がつきゃあ既にスタートから3時間半経過の21時半になっちょってビックリ!
こうして大団円のお開きとなったがやき。
坂本さん、高山さん、そしてご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!


ところで、何たる偶然か!ご参加者の方が持ってきてくださったこの日の朝日新聞夕刊の一面トップは、ご覧の通り何と「今こそ龍馬」!

キーワードは「行動するがぜよ」やと。
もしかしたらこの記事は、この会の10年目に対して龍馬さんが天国から送ってくれたメッセージながやないろかのう!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社