「過去の素晴らしい発見のほとんどは、勤め人じゃあない人らあから生み出されちゅう。つまり雇われちゅう人っちゅうんは、上から言われたことしかやらん傾向があるがぜよ。」(ジョン・ミルトン・ケージ・ジュニア)
実験音楽家として前衛芸術全体に影響を与えた、アメリカの音楽家であり詩人、ジョン・ミルトン・ケージ・ジュニアさんの言の葉ながよ。
この言の葉を、勤め人にゃあ素晴らしい発見はできんっちゅう意味に取っちゃあイカンがやき。
そうやのうて、上から言われたことしかやらんような人にゃあ素晴らしい発見はできんっちゅう意味ながよ。
けんど、たいていの勤め人は、上から言われたことしかやらん傾向があるき、ジョン・ケージさんはそこを嘆きゆうがやき。
勤め人やない人っちゅうたら、一般的にゃあ企業経営者か自営業者っちゅうことになるけんど、彼らがもし「言われたことしかやらん」ような人やったら、その企業や自営業は、スッと潰れてしまうはずながよ。
企業経営者や自営業者に、アレをせえコレをせえっちゅうて指示をしてくれる人らあ誰っちゃあおらんがやき、何じゃち自分の頭で考えて自分で決断して自分で行動に移さにゃあイカンがやき。
つまり、「素晴らしい発見」たぁ、自分の頭で考えて自分で決断して自分で行動に移す中から、立ち現れてくるもんやっちゅうことながよ。
ほいたら勤め人やったとしたち、自分の頭で考えて自分で決断して自分で行動に移すような人にゃあ、「素晴らしい発見」っちゅうご褒美が待ちゆうっちゅうことながぜよ。