2014年03月21日

幸せの言の葉〈768〉

「ちんまい石がなけりゃあ、でっかい石はうまいこと積み上げれんもんながぜよ。」(プラトン)


古代ギリシャの偉大な哲学者、プラトンさんの言の葉ながよ。


城壁らあをよう見りゃあ、ちんまい石とでっかい石がうまいこと組み合わされてできちゅうもんながやき。


でっかい石だけでも城壁はできんし、またちんまい石だけやち城壁はできんがよ。


つまり人間もおんなじやと、プラトンさんは言いゆうがやき。


大きいか小さいかは個性の問題で、大きかろうが小さかろうが、それぞれに大切な役割があり、それぞれに価値があるがよ。


大きいき価値が高いわけでも、ちんまいき価値が低いわけでもないがやき。


たとえちんもうたち、大きい石以上にこぢゃんと重要な部分を担うちゅう石があったりするもんながよ。


要するに、そこにあるべき大きさの石がなけりゃあ、城壁は成り立たんっちゅうことながやき。


確かに大きい石は目立つけんど、あんまり目立んちんまい石があるきにこそ、そこに大きい石が存在できるっちゅうことを、忘れちゃあイカンがよ。


大きい仕事は目立つけんど、あんまり目立んちんまい仕事があるきにこそ、そこに大きい仕事が存在できるっちゅうことを、忘れちゃあイカンっちゅうことながぜよ。


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