今回は久々のお薦め書籍をご紹介しますぜよ。
ワシのお師匠さんの1人でもある、かのカリスママーケター神田昌典先生の最新刊、「成功のための未来予報」〜10年後の君は何をしているか〜(神田昌典 著 きずな出版 2014年4月1日発行 1200円+税)っちゅう書籍ながよ。
この書籍は、2013年12月19日、栃木県立宇都宮白楊高等学校にて、全校生徒900名の前で行われた「未来創造推進事業講演会〈宇都宮白楊生の10年後と、世界のゆくえ〉」っちゅう講演をもとに、追加インタビューを実施し、編集部で構成したもんやっちゅうがやき。
ほいたら高校生向けの話かと思うかもしれんけんど、内容としちゃあ神田先生が全国の経営者らあに教えゆう内容と、なんら変わらん内容やっちゅうがよ。
しかもこの予報を聴きゃあ、高校生からベテラン社長まで、誰やちワクワクするような夢を描きはじめられるようになるっちゅうがやき。
さらに神田先生は、描いた夢を現実にする力・・・それが「成功」する人に共通する資質やったら、これからの時代に生きる高校生はみんなあ、「成功するために生まれてきた」と断言してもえいっちゅうがよ。
これまで夢を現実にするにゃあ努力が必要やったけんど、これからは夢を現実にするがに努力がいらん時代になってしもうたっちゅうがやき。
この講演は・・・つまりこの書籍は、それを90分(あるいは約170ページ)で証明しょうっちゅうもんやっちゅうがよ。
まず神田先生の未来予想は、結構当たるっちゅう評判ながやけんど、何で未来が予想できるかっちゅうたら、その答えは、「ひまわりの種が、ひまわりの花になることを予想できることとおんなじ」やっちゅうがやき。
現在にゃあ、すでに未来の種が宿っちゅうからやっちゅうがよ。
神田先生は2012年1月に、「2022―これから10年、活躍できる人の条件」(「2012年2月1日」のブログ参照)っちゅう書籍を出版されちゅうがやけんど、こんときにiPhone5は多色展開になるとか、「これからは親よりか子どものほうが稼げる時代になる」とか予想されちゅうけんど、ホンマにそうなっちゅうがやき。
つまり、未来は突然生じるわけやのうて、いま現在のこの瞬間にも、ちんまい種がまかれゆうっちゅうがよ。
ほんじゃき、その種から、ちんまい芽が出ゆうことや、ちくと葉っぱが出はじめたことらあを確認できりゃあ、何年後にどれっぱあの木に育っちゅうか、どんな花芽をつけちゅうかっちゅうんが予測できることになるっちゅうがやき。
また、「2022」の本に詳しゅう書かれちゅうけんど、世代を分析してみりゃあ、だいたい70年周期で歴史はめぐりゆうっちゅうがよ。
いまから69年前が太平洋戦争終結、さらに70年前は、西南戦争を最後に明治維新が終結しちゅうっちゅうようなことながやき。
この140年を見りゃあ、ホンマに時代が変わるときにゃあ、世の中がひっくり返るばあの変化が起こる、しかもそりゃあ政治体制の変更を伴うちょって、どう生きるがが正しいがか、ちゅう価値観の大転換が起こっちゅうっちゅうがよ。
つまり歴史の転換点じゃあ、賢い生き方やったはずのもんが、突然、世の中から見放される。成功の条件がまったく変わってしまうっちゅうがやき。
ほいたら、時代が変わったあとに、どんな世界になっていくがか、知っちょきたいろうがよ?
それを神田先生は、「7つの未来予報」として、本書に詳しゅう書かれちゅうがやき。
この「7つの未来予報」は、正直、かなりブッ飛んじゅうがよ。
けんど、時代が変わる際にゃあ、ブッ飛んじゅうばあやないと、次の時代に向けて準備が始まらんっちゅうがやき。
幕末に、「これから数年のうちに、馬やのうて蒸気機関車が走るようになり、飛脚やのうて電話が通じるようになる」っちゅうて予想したら、そりゃあかなりブッ飛んじゅうろうがよ。
それとおんなじことやと神田先生はおっしゃるがやき。
さてその「7つの未来予報」たぁ、本書のオビの裏面にも記載されちゅうけんど、以下の7つやっちゅうがよ。
〈第1の未来予報〉お金がなくなる
〈第2の未来予報〉会社がなくなる
〈第3の未来予報〉病気がなくなる
〈第4の未来予報〉国境がなくなる
〈第5の未来予報〉学校がなくなる
〈第6の未来予報〉貧困がなくなる
〈第7の未来予報〉制約がなくなる
この7つについて詳しゅう知りたい方は、是非本書をご一読いただきたいがやけんど、ここじゃあ〈第1の未来予報〉をチビッとだけ、ご紹介しちょきますぜよ。
神田先生は、まず、お金が発明されたときの前提が崩れたっちゅうがやき。
お金がなんで必要やったかっちゅうたら、ものを交換するときに、もっとも効率がよかったきやけんど、インターネットがその構図を変えてしもうたっちゅうがよ。
インターネットを利用することで、お金を媒体とせいじゃち、ものの交換ができるようになったっちゅうがやき。
それをすでに始めちゅうがが、「Socueus(ソキュアス)」っちゅう、ソーシャルシェアリングサービスやっちゅうがよ。
こりゃあ、ありとあらゆるものを物々交換で手に入れることができるサービスで、そこでの取引は、現金やのうて、「Nets(ネッツ)」っちゅう仮想交換通貨を用いて行われるっちゅうがやき。
いまはまだ実験段階らしいけんど、考えてみりゃあ物々交換は消費税がかからんがよ。
つまり消費税が上がりゃあ上がるばあ、物々交換をするインセンティブ(動機付け)が増えるっちゅうことながやき。
さらにいやあ、震災のような緊急事態が起こった場合は、ATMに行ったちお金は引き出せんがよ。
たとえ引き出せたち、お金はほとんど役に立たんっちゅうがやき。
銀行に預けちゅうお金よりか、信頼できる友達をどれっぱあ持っちゅうかが重要になるっちゅうがよ。
人に信頼され、ほんで多くの人らあとつながりがあることが、豊かな生活を築く力になっていくっちゅうがぜよ。
また、神田先生の親しい知人の話で、「使うたちお金が減らん封筒」っちゅう、不思議な話も紹介されちゅうがやき。
その知人は、高校生の子どもがおるお母さんらしいがやけんど、彼女はふだん使うお金たぁ別に、10万円を入れちょく封筒を持っちゅうっちゅうがよ。
そこにゃあ1万円札を10枚入れて、1万円札がのうなったときに、そっから1枚抜いて、そのお金を使うっちゅうがやき。
10枚のうち1枚抜いたら、残りは9万円っちゅうんが常識ながやけんど、ところが彼女は、「この封筒は、お金が減らん」っちゅうて言うっちゅうがよ。
こんな「ふしぎなポケット」みたいな話があるわけないと思いもって、神田先生は実験してみたっちゅうがやき。
想像しただっけで、欲しいと思うた金額を手に入れられるかどうかっちゅう実験ながよ。
実験やき、3週間っちゅう期限を決めて、神田先生のクライアントの社長さんらあに試してもろうたっちゅうがやき。
ほいたら、驚くべきことに、その3週間後、「どうしてかはわからんけんど、お金が増えた」っちゅう社長さんが6割もおったっちゅうがよ!
神田先生は、どういてそんなことが起こるがか不思議なけんど、これからはお金から自由になる世の中が始まるがやっちゅうことやっちゅうがやき。
さらに神田先生は、お金の正体たぁ、感謝やっちゅうがよ。
パン屋さんにお金を払う。
そのお金の意味は、「こんなにおいしいパンをつくってくれて、ありがとう」やっちゅうがやき。
つまり、みなさん一人ひとりの感謝を記録したメディアがお金やっちゅうがよ。
ほいたら感謝は、何によってつくられるがか?
感謝は、想像力やっちゅうがやき。
パンを食べたときに、そのパンをつくってくれた人が、どれっぱあ真心をこめてくれたかをイメージできるきに、人は感謝するっちゅうがよ。
そういうことが想像できりゃあできるばあ、感謝の気持ちは大きゅうなるがやき。
すなわち感謝っちゅうんは、想像力によって膨らむがよ。
ほんじゃき神田先生は、「お金っちゅうもんが、その感謝を記録した媒体やとすりゃあ、お金はイゴール想像力や」っちゅうがやき。
つまり、想像力を使やあ使うばあ、お金っちゅうんは自由につくることができるようになる、そういう時代が来るっちゅうがよ。
ほんでこの書籍の巻末にゃあ、3週間後に必要なお金が手に入る実験用の「GIV紙幣(Gross Intelligence Value Bill)」が付録として付けられちゅうがやき。
ワシゃあ本書を読み終えたばっかしやき、まだ実験にゃあ挑戦してないがやけんど、やってみるばあの価値はあると思うがよ。
「成功のための未来予報」・・・高校生から家庭の主婦、あらゆるビジネスパーソンや経営者にとったち、こりゃあまっこと必読の書やと断言さいてもらいますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社