2014年04月13日

幸せの言の葉〈776〉

「足りんもんを嘆くがやのうて、今あるもんを大いに喜ぶ。それが真に賢い人ながぜよ。」(エピクテトス)



古代ギリシャの哲学者、エピクテトスさんの言の葉ながよ。


この言の葉は、司牡丹の商品にもなっちゅう「吾唯足知(われただたるをしる)」と、おんなじようなことを言いゆうがやき。


西洋の一流の知性も、東洋の一流の知性も、おんなじことを言いゆうっちゅうことは、そりゃあ普遍であり、かつ不変の真理やっちゅうことながよ。


人間誰やち、足りんもんを探しだいたらキリがないがやき。


たとえ億万長者になったとしたち、どれっぱあ恵まれた環境におったとしたち、足りんもんを探しだいたら、それこそナンボやち見つかるもんながよ。


ほんじゃき、幸せになりたいがやったら、今足りんもんにフォーカスするがやのうて、今あるもんにフォーカスし、それがあることに感謝して、大いに喜ばにゃあイカンっちゅうことながやき。


さらに、皮肉なことやけんど、結局はそんな人が、長い目で見りゃあ「足りんもん」(本人は足りんと思うちゃあせんけんど)も手に入れることになるもんながよ。


これが幸せになる秘訣であり、これが真に賢い人の生き方であり、普遍かつ不変の真理やっちゅうことながぜよ。




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