月刊誌「商業界・5月号」(発行所:株式会社商業界 定価:1101円)、特集「小阪裕司の世界」第二弾「売らずして売れる理由」を、ご紹介しますぜよ。
実は「商業界・2月号」じゃあ、「小阪裕司の世界」っちゅう、66ページにわたる大特集号(「2014年1月8日」のブログ参照)が発売されちょって、月刊誌にゃあ異例の大増刷をかけるばあよう売れたらしいがやき。
まず、かの「商業界」が1人の人物にスポットをあてて特集を組むっちゅうこと自体が異例ながやけんど、さらにその第二弾がすんぐに発行されるっちゅうんは、まっこと極めて異例ながよ。
サスガは我らがお師匠、小阪裕司(http://www.kosakayuji.com/)先生ながやき。
ほんで今回の号は、小阪先生の主宰する「ワクワク系マーケティング実践会」の、年に一度の大イベント「社長のアカデミー賞2013」(「2014年2月7日」のブログ参照)の受賞者が総登場する特集になっちゅうがよ。
その各賞受賞者5人に共通するがは、「売らずして売れる」っちゅうことながやき。
「売らずして売れる」っちゅうんは、無理な値下げや派手な販促をするわけやないに、お客様が頻繁に来店して商品が売れていくような店のことながよ。
ある意味理想的ともいえるそんな売れ方をしゆう店たぁ、従来の商いの常識に照らしたち、その本質は理解できんがやき。
そりゃあ、新しい消費時代、すなわち「心の時代」の商いの在り方を熟知しちゅう店やっちゅうことながよ。
まずは「社長のアカデミー賞2013」のグランプリを受賞された、岐阜の山本呉服店さんの事例が、6ページにわたって掲載されちゅうがやき。
衣料業界の中でも消費人口の減少が著しいきもの業界にあって、四半期の売上げが昨年対比190％っちゅう、驚異的な数字を達成しちゅうがよ。
縮小しゆう市場やち売上げを伸ばす理由は、徹底したお客目線を持つことで、その根底にゃあ確固とした理念と効果的な仕組みづくりがあるっちゅうがやき。
続いては、「社長のアカデミー賞2013」準グランプリを受賞された、愛知県の靴店、快足楽歩カンパニーおさだウイズ店さんながよ。
15坪っちゅうちんまい店で、しかも商品の陳列スペースは店舗の壁面一面のみっちゅう商品数の少なさで、県内外問わんと多くのファンを持ち、主力商品である外国製コンフォートシューズの平均価格は5万円を超えるっちゅうがやき。
ほとんど店頭在庫がないサロン型店舗を具現化しちゅう店ながよ。
お客様は、会話を楽しみもって、靴について相談し、様々な情報を得て、買いたいもんが見つかりゃあ、その人に合う靴しか売らん長田さんへの信頼もあって、価格不問で買うていくっちゅうがやき。
お次は、「社長のアカデミー賞2013」で動機づけ大賞を受賞された、東京の西島眼鏡店さん。
デザイン性に富んだ個性的な眼鏡を扱いゆう8坪の個人商店っちゅうたら、普通やったら敷居の高い店になるところながよ。
けんど、店外に向けた様々な情報発信や、商品に付けられたPOPらあで、店全体でお客様とコミュニケーションを図りゆうき、誰やち自然と店主の西島さんと会話が弾むっちゅうがやき。
お客様を引き付けるミッションをベースに、お客様との絆を深めもって、それを着実に売上げに換える仕組みづくりが成されちゅうがぜよ。
続いては、「社長のアカデミー賞2013」絆づくり大賞を受賞された、愛知県のキングラン東海さん。
カーテン製作・取り付け・定期クリーニングらあのサービスを、病院や福祉施設らあを対象に提供されゆう会社ながよ。
参入障壁の低さから、近年価格競争が激化しゆう業界にあって、低価格訴求たぁ一線を画した取り組みで、過去最高売上げを達成したっちゅうがやき。
他社より価格は高うたち、商品やサービスの価値っちゅう違いを発信し続けることで、それが法人客にも確実に伝わりゆうっちゅうことながよ。
規模が大きい企業やBtoBのビジネスやち、「ワクワク系」のビジネスモデルが成立することを証明してくれちゅうがやき。
お次は、「社長のアカデミー賞2013」実践大賞を受賞された、東京のメガネドラッグ蒲田本店さん。
チェーンストアであるため店長の裁量権が限られる中、織田店長さんは「ありがとう」と言われることを意識した接客の重要性をスタッフに浸透させるなど、できる取り組みを積極的に進められゆうがよ。
結果、お客様との絆が深まり、スタッフとの会話も増え、それをベースに、お客様に「買う理由」を教え、伝えゆうきに、商品単価や客単価も上がっていきゆうっちゅうがやき。
一方で、地域最大の大型店としてコモディティ需要にも的確に対応しゆうっちゅうがよ。
「ワクワク系」の実践とコモディティの両立を図るハイブリッド型実現の好例やっちゅうがやき。
さらに最後に5ページにわたり、「売らずして売れていく本当の理由を明らかにしよう」っちゅう「小阪裕司の総括」が掲載されちゅうがよ。
小阪先生は、心の時代のビジネスモデルの要件として、次の3つを挙げられるがやき。
�〕菘稿圧，料和�
��購買動機の創造
��情緒的体験の創造
この3つの要件を満たす活動を具体的に行うことは、取りも直さず、お客様に対して常に価値創造型のコミュニケーションを行うことになるっちゅうがよ。
ほんでその一方で、彼らあは常に地域の見込み客や既存顧客らあと、絆育成型のコミュニケーションを図りゆうっちゅうがやき。
こういったビジネスじゃあ、コミュニケーションを軸にした、売り買いを超えた関係性をつくることが、ビジネスの基盤やからやっちゅうがよ。
ほんで、こんなビジネスモデルを日々の活動の中で実現していくことで、コモディティの販売競争たぁまったく異なる、商売の結果が生まれてくるっちゅうがやき。
「商業界・5月号」、「小阪裕司の世界」第二弾、「売らずして売れる理由」・・・こぢゃんとビジネスの学びが詰まっちゅう月刊誌ながよ。
次号6月号の発売が5月1日やき、まだ買うてない人は、こりゃへんしも書店に走らにゃあイカンがぜよ！
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