2014年05月05日

幸せの言の葉〈784〉

「力量が足りんがやない、意志が足りんがぜよ。」(ヴィクトル・ユーゴー)


フランス・ロマン主義の詩人・小説家で、「レ・ミゼラブル」の著者として有名な、ヴィクトル・ユーゴーさんの言の葉ながやき。


ちくと難しい仕事を頼まれたとき、すっと「私にゃあできません」っちゅうて断る人が少のうないろうがよ。


そういう人の「できん」理由は、本人からすりゃあ「力量不足でできません」ちゅうつもりかもしれんけんど、頼んだ方からすりゃあ「やりとうありません」ちゅう風にしか聞こえんがやき。


ほんで実際そりゃあ、大抵は「やりとうありません」が本心ながよ。


だいたいちくと考えてみりゃあ分かることやけんど、もし力量不足を「できん」理由にして仕事を断るがやったら、自分の力量を超える仕事は全部断るっちゅうことになり、そりゃあまったく進歩する気がないっちゅうことになるがやき。


進歩する気がないっちゅうことは、結局「やりとうありません」っちゅうこと、やろうとする意志がないっちゅうことながよ。


ほんじゃき、難しい仕事に挑戦して、できる限りのことをやってみて、それでもうまいこといかざったとき、「すみません。力量不足でした。」っちゅう場合にしか、「力量不足」っちゅう言葉は使うたらイカンっちゅうことながやき。


力量不足を言い訳に使うたらイカンがよ。


そりゃあ意志が足りんだっけのことやと、心に刻み付けちょかにゃあイカンがぜよ。





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