2014年05月11日

幸せの言の葉〈786〉

「冬がなけりゃあ、春の訪れはそれほど喜ばれるもんやない。逆境を経験せにゃあ、成功もそれほど嬉しいもんやないやろう。」(アン・ブラッドストリート)


17世紀アメリカの女性詩人で、著書が出版された最初のアメリカ人詩人であり作家の、アン・ブラッドストリートさんの言の葉ながよ。


確かに寒い冬があるきにこそ、春の陽気が一層際立って喜ばれるもんながやき。


一年中温暖な南の島やったら、もはやそりゃあ当たり前のことやき、誰っちゃあその温暖さを、春の訪れを、喜んだりはせんはずながよ。


ほいたら、一年中温暖な南の島の気候みたいに、何のツライことや苦しいこともない、平穏無事な人生やったとしたら、実際はそんな人生に喜びを感じるこたぁ難しいっちゅうことで、つまりその人は幸せやないっちゅうことになるがやき。


ちゅうこたぁ、人生にツライことや苦しいこと、逆境があるきにこそ、喜びを感じることもできるし、幸せにもなれるっちゅうことながよ。


実は人生にツライことや苦しいこと、逆境があるっちゅうことは、人類にとっちゃあ大いなる福音ながかもしれんがぜよ。





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