今回は、先日の大阪出張の際に買うてきた、「あまから手帖・5月号」(株式会社クリエテ関西 2014年4月23日発行 本体741円)の「居酒屋はここまで来た!」特集をご紹介さいていただきますぜよ。
「大人の愉しい食マガジン」として、今年創刊30周年を迎えたっちゅう、関西系の老舗雑誌ながやき。
本誌創刊の30年前、どんな居酒屋で呑みよっつろうか?
「姫路おでんに播磨酒の上燗を合わせろうか」
「イノブタのステーキにゃあ、前割り焼酎で」
「四川風の煮込みと、樽生のスパークリングちょうだい」
当時、こんな呑み方をする左党がおっつろうか。
より専門的に、より個性的に、よりバリエ豊かになったっちゅうがよ。
そんな、居酒屋はここまで来たっちゅう進化具合を、35ページに渡って特集したがが、本誌やっちゅうわけながやき。
まずは「居酒屋はこうして変わった!」っちゅう「放談」で、男の呑兵衛ライター代表の桜井ひろしさんと女の呑兵衛ライター代表の団田芳子さんと本誌編集長が、関西の居酒屋30年史を振り返り、4ページに渡って語り合うちゅうがよ。
続いては、「こんな二軒が現れた!」っちゅうて、最先端を走る二軒の居酒屋を、各4ページに渡って紹介しちゅうがやき。
まず一軒目は、神戸・三宮の「播州地酒ひの」。
酒は、兵庫五国(播州・摂津・丹波・但馬・淡路)の銘酒が約150種類。
肴は、天然の生簀・播磨灘の魚介や、姫路おでん。
こちらの店は、神戸のネオン街にゃあこれまで意外に存在してなかった、「播州テロワール」を謳う店やっちゅうがよ。
二軒目は、京都・鞍馬口の「若水」。
日本酒はいろんな銘柄を呑み比べるよりか、むしろ一つの銘柄の振幅を味わうことこそ面白いっちゅうポリシーを持つ店主は、神奈川2銘柄、島根2銘柄、滋賀1銘柄っちゅう、惚れ込んで密な関係を築いた5蔵の酒だっけを、約40種類揃えちゅうっちゅうがやき。
ほんで料理メニューの裏にゃあ、どんな料理にどの酒が合うかが、10箇条ばかりの「相性方程式」と共に書かれちゅうっちゅうがよ。
相性方程式と銘柄呑み・・・これもまた新提案ながやき。
どちらも是非行ってみとうなる、左党がソソられるコンセプトで、この二軒の事例から、居酒屋はまだまだ無限の可能性を秘めちゅうと、あらためて実感さいてもうたがよ。
お次は、「今、オモロイ居酒屋はココや!」っちゅうタイトルで、関西の個性的な居酒屋16軒が22ページに渡って、詳しゅう紹介されちゅうがやき。
「40種類の日本酒とピタリ寄り添う、名物・味噌漬けを出す店」
「多彩な炭火焼きに合わせて、日本酒・焼酎・ワイン・クラフトビールと、酒も多彩な店」
「アテあり惣菜ありご飯あり、左党も下戸も面倒見てくれる店」
「熊本×沖縄二本立ての、脱力系ビニシー店」
「造り、蒸し焼き、串焼き・・・思わず食べ比べしとうなる“貝”酒場」
・・・まっこと、どこも行きとうなる、個性あふれる居酒屋だらけで、こぢゃんとソソられっぱなしやったがぜよ。
また、ちなみに第2特集は、「いかりスーパーマーケット」「成城石井」「パントリー」ちゅう、「3大スーパーワンダーランド」特集やって、高知にも何度か足を運ばれ、土佐の食のファンでもある、料理研究家の平山由香さんも登場されちゅうがよ。
お!「話題のドリンク」のコーナーにゃあ、「一ノ蔵・あま酒」と共に、高知の「スタジオオカムラ」の「黄金しょうがのジンジャーエール」も紹介されちゅうがやき。
さらに、「あまからクッキング」っちゅうコーナーじゃあ、「焼酒肴×冷酒」っちゅうテーマで、神戸・三宮の居酒屋「才谷梅太郎」の店主の方が、様々な「焼き」で趣向を凝らした肴と、多彩な冷酒とのマリアージュを提案してくれちゅうがよ。
ちなみに「才谷梅太郎」たぁ、坂本龍馬さんの変名ながやき。
その店名の通り、高知や鳴門の魚介や野菜を中心に扱い、土佐の皿鉢料理に着想を得た「ひとり皿鉢」が名物になっちょって、土佐酒の品揃えも豊富なようながよ。
そのマリアージュ提案は、「あっさり野菜皿×すっきり火入れ酒」、「こっくり野菜×しっかり無濾過生原酒」、「肉皿三様×どっしり生もと山廃」、「さっぱり魚×シュワシュワ微発泡酒」、「まろやか魚×フルーティー系にごり酒」と、まっことタマラン組み合わせがズラリながやき。
さらに、13種類全ての料理のレシピ付きやき、ご家庭でいろいろ楽しめそうながよ。
30周年を迎えた、大人の愉しい食マガジン「あまから手帖」・・・こりゃあ関西の左党は必見の雑誌ながぜよ!
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司牡丹酒造株式会社