「今は現実となっちゅうもんも、かつては空想のもんでしかなかったがぜよ。」(ウィリアム・ブレイク)
イギリスの詩人・画家であり編集者の、ウィリアム・ブレイクさんの言の葉ながよ。
誰かの意見を、「現実的やない」とか、「そんな絵空事みたいなこと」とかっちゅう理由で、単純に否定しちゃあイカンっちゅうことながやき。
考えてみりゃあ、ワシらあが子供の頃は、携帯電話らあてSF漫画の世界にしかなかったがよ。
またネットで世界中がつながるらあて、それこそ現実離れした絵空事やったはずながやき。
かつて空想のもんでしかなかったもんが、今は現実となっちゅうもんが山のようにあるがよ。
ほいたら、今は空想でしかないもんが、未来にゃあ現実となるもんやち、それこそ山のようにあるはずながやき。
いやむしろ、現実離れしちゅう空想の世界こそが、未来を拓くっちゅうふうに考えるべきながよ。
人間は、空想すらできんもんを現実にするこたぁできんけんど、空想することさえできりゃあ、そりゃあいつかは現実にすることができるもんながやき。
ほいたら、現実的やない絵空事みたいな空想を、止めるこたぁやめにして、まっとまっとドンドン膨らませるべきやっちゅうことながぜよ。