ニューヨーク2日目の5月21日(水)は、まずは昼の12時に、蕎麦&焼き鳥バー「SOBA TOTTO」にうかごうたがやき。
ワシと「一ノ蔵」の鈴木常務さんと、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)NYの山崎万里子さんの3名にて、まずはお店の方々にご挨拶。
こちらのお店は、司牡丹の「船中八策」(超辛口・純米酒)と「一ノ蔵・樽酒」(特別純米樽酒)らあを、定番で扱うていただきゆう人気店ながよ。
夜は、蕎麦と焼き鳥をメインにした居酒屋風のバーで、ランチもやりゆうっちゅうことで、早速いただいたがやき。
ワシゃあせっかくやき、チキン照り焼きと蕎麦のセットのランチを注文したがやけんど、まずはサラダが出てきて、チキン照り焼きが大量にあって、しかも小ライス付きで、まあボリューミーなこと!
お腹いっぱいになってしもうたがよ。
その後は、3人でお取引先の酒販店さんらあを回ったがやき。
まずはニューヨーク唯一の日本酒専門リカーストア「SAKAYA」。
こちらは、司牡丹のお酒は、「船中八策」と「司牡丹・封印酒」と「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」の3アイテムを扱うてくださりゆうがよ。
続いては、ニューヨーク随一のワイン専門店、「アスター・ワイン&スピリッツ」。
こちらは司牡丹のお酒は、「船中八策」と「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」と「山柚子搾り・ゆずの酒」を扱うてくださりゆうがやき。
ほんでいったん解散し、その晩は18時半に、フレンチレストラン「Tocqueville(トクビル)」に集合ながよ。
こちらのお店は、すんぐご近所に、寿司&酒バー「15 EAST」っちゅうお店も経営されゆうがやき。
ほんで、かつて「シャンテレル」っちゅう超高級フレンチ店にて、10年間に渡って「SAKEディナー」を開催し大人気を博して伝説となった、マスターソムリエのロジャー・デゴーンさんが、こちらのお店に入られ、満を持して久々に「SAKEディナー」を開催されるっちゅうことながよ。
ロジャーさんは、アメリカで最も日本酒に精通しちゅうソムリエとして有名で、徳島の「鳴門鯛」と高知の「司牡丹」をこぢゃんと気に入ってくださり、「SAKEディナー」にゃあこの2銘柄は必ず出してくださるほどで、かつて酒蔵見学にもいらしてくださったばあながやき。
そんなロジャーさんがついに伝説の「SAKEディナー」を復活させるっちゅうき、こりゃあ絶対にうかごうてお祝いをせにゃあっちゅうことで、今回のニューヨーク出張が決まったっちゅう流れながよ。
まずは久々にロジャーさんにお会いし、お祝いを述べさいてもうて、固い握手。
徳島から「鳴門鯛」の松浦会長さんもお越しになったがやき。
19時前にゃあ約50名のお客様がお越しになり、お店は満席状態。
まず1杯目のお酒とお料理が運ばれてきたがよ。
★「月の桂・大吟醸にごり酒」
●カナッペ
まずは、微発泡の大吟醸にごり酒とカナッペの組み合わせながやき。
う〜ん、このカナッペ、何が使われちゅうかよう分からんけんど、どれも繊細な味わいでウマイこと、ウマイこと!
手前2つのカナッペがほのかにクリーミーで、にごり酒のクリーミーさと見事にマッチしちょったがよ。
これからの期待感がいやがおうでも高まる、一品目やったがやき。
★「月の桂・祝」(純米酒)
●クリームレス・ピュア・オブ・カリフラワースープ(ウニとキャピア入り)
お次は、同じく「月の桂」の純米酒と、ウニとキャビア乗せのホタテに、クリームを使うてないカリフラワーのスープをかけた料理が登場。
このお酒の米から来る旨みが、この料理のクリーミーな旨みとウニ、キャビア、ホタテの魚介の旨みとが見事に調和しちょって、これまたウマイこと、ウマイこと!
★「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)
●サシミ・デュオ(ジャスミンでマリネしたハマチとマス)
さあ、いよいよ「司牡丹・封印酒」の登場ながよ。
その華やかな香りとなめらかな味わいに、皆さんウットリ!
さらにこの料理、ジャスミンでマリネしたハマチとマスの刺身と合わせりゃあ、お互いの美味しさを引き立て合うて、美味しさ倍増ながやき。
★「鳴門鯛・山廃原酒」
●蒸しマコガレイ
続いては、「鳴門鯛」の山廃原酒と、スープのかかった蒸しマコガレイの組み合わせ。
この酒の力強い旨みが、蒸しマコガレイの旨みとバッチリやって、さらに周囲の野菜やハーブの風味が山廃の風味と見事に寄り添うて、これまた絶品やったがよ。
アチコチご挨拶に回られゆうロジャーさんと初顔合わせの鈴木さんが、ツーショットの記念撮影もされたがやき。
★「男山・きもと純米酒」
●モレルマッシュルームのリゾット
お次は、「男山・きもと」とリゾットの組み合わせ。
このお酒のミルキーな風味がリゾットと響き合い、さらに独特の「きもと」の風味がキノコの風味とバッチリ響き合うて、こりゃまっこと「アッパレ!」と言うほかないマッチングやったがよ。
★「司牡丹・酒槽搾り純米大吟醸」
●ホロホロ鳥とアカザエビの旨煮
続いては、いよいよ「司牡丹・酒槽搾り大吟醸」の登場!
その品格のある香りとシッカリした旨みに、皆さん大悦び!
ホロホロ鳥の山の旨みとアカザエビの海の旨みが、このお酒の様々な味わいを凝縮さいたような旨みと見事にマリアージュして、これまた絶品やったがやき。
★「鳴門鯛・大古酒(1988)」
●熟成牛肉のステーキ
お次は、26年モノの大古酒と熟成牛肉の、テッパンの組み合わせながよ。
大古酒の干した果物やナッツを想わせる練れた風味が、熟成牛肉の旨みと見事にマリアージュし、美味しさ倍増ながやき。
★「一ノ蔵・松山天」(純米大吟醸酒)
●握り寿司
続いては、「一ノ蔵」の最高峰の純米大吟醸と、握り寿司っちゅう組み合わせながよ。
ご近所の系列店「15 EAST」から、寿司職人の方々がいらっしゃり、2階にて寿司を握りはじめたがやき。
せっかくやき、ちくと見学さいてもうたがよ。
まずはマグロ、続いては大トロ、お次は真鯛のプラムソース、そん次はホタテに塩と柚子皮、さらにミニウニ丼と来て、これらあの寿司が「一ノ蔵」大吟醸に合わんはずはないがやき。
皆さんまっこと美味しそうに堪能されよったがよ。
★「一ノ蔵・ひめぜん」(低アルコール純米酒)
●SAKEソルベ
酒粕と日本酒を使うたソルベと、甘酸っぱい低アルコール酒の組み合わせは、デザートのテッパンながやき。
皆さん満面笑顔でウットリながよ。
★「華鳩・貴醸酒」
●チョコレートボンボンwithバニラミルクジェラート
締め括りは、「華鳩・貴醸酒」とチョコ&バニラアイスっちゅう、まさにゴールデンコンビの登場ながやき。
焦がしたメープルシロップを想わせる甘みタップリのトロッとした液体は、まっことチョコレートやバニラアイスと組み合わせりゃあ、これ以上の組み合わせはないっちゅうばあ、絶妙な味わいやったがよ。
ふと気がつきゃあ、時間は既に23時になっちょって、ちくとビックリ!
スタートから実に4時間以上が経過しちゅうっちゅうことながやき。
このあたりで、シェフの皆さんがご挨拶され、ロジャーさんもちくとご挨拶されたがよ。
もちろん拍手喝采やったがやけんど、ロジャーさんの時にゃあ歓声や指笛まで鳴り響く大喝采やったがやき。
やっぱしニューヨークで「SAKEディナー」っちゅうたら、ロジャーさんしかおらんっちゅうことながよ!
●コーヒーとマカロン
ラストのラストにマカロンとコーヒーをいただき、満腹感と酔いと時差ボケで、ちくと意識がモウロウとしてきたがやき。
けんど、まっことどれも見事な組み合わせで、こぢゃんと美味しかったがよ。
「Tocqueville」の皆さん、そしてロジャーさん、まっことありがとうございましたぜよ!
帰り道のエンパイアステートビルは、まるでアメリカ市場における日本酒の未来のように、キラキラと光り輝きよったがやき。
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司牡丹酒造株式会社