「運命たぁ、偶然に支配されるもんやない。おまさんが選びとるもんながぜよ。」(ウィリアム・ジェニングス・ブライアン)
アメリカ合衆国の政治家、ウィリアム・ジェニングス・ブライアンさんの言の葉ながよ。
運命と宿命は、違うもんながやき。
宿命たぁ、どんな時代に、どの国に、どの両親の間に生まれるかとか、生まれつき決まっちょって変えることができんことながよ。
一方運命たぁ、そんな「生まれつき決まっちょって変えることができんこと」以外の部分ながやき。
つまり運命たぁ、生まれつき決まっちゅう訳やないし、変えることもできるっちゅうことながよ。
人生の中で、「こりゃあ運命じゃ」と思えるようなことがあったとしたら、そりゃあ偶然そうなった訳やないがやき。
これまでの人生の中で、おまさんがあらゆる場面で選びとってきたこと、その積み重ね積み重ねしてきたもんが、いま「こりゃ運命じゃ」と思えるようなことを招いちゅうがじゃっちゅうことながよ。
ほいたら、これから日々の生活の中で起こるチンマイことのその場面場面で、おまさんが選びとることが積み重なり積み重なりして、おまさんの未来の運命をつくるっちゅうことながぜよ。