「成功はいっつも、忙しすぎて成功を探し求める暇のないもんにやってくるがぜよ。」(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)
アメリカの作家・詩人・博物学者の、ヘンリー・デイヴィッド・ソローさんの言の葉ながよ。
人生にゃあ往々にして、皮肉なことっちゅうか、逆説的なことが多いような気がするがやき。
「青い鳥」みたいに、何かを求めてあちこち遠くを探したけんど見つからいで、実はそりゃあ自分の足下にあったっちゅうんも、逆説的やろうがよ。
営業マンやち、自分の売り上げを上げちゃろうとがんばりゆううちは思うように売り上げが上がらんけんど、自分の売り上げらあ関係なしにお客様のことを真剣に考えるようになったら売り上げが上がるもんながやき。
売り上げを上げたいやったら、「売ろう!」とするなっちゅうことで、これまた逆説的ながよ。
けんど、いつの時代も世の中にゃあ、この逆説を理解できんまんま、幸せになりとうて不幸になる道を選ぶ人々、売り上げを上げとうて売り上げが上がらん道を選ぶ人々が、いかに多いことか!
今回のソローさんの言の葉も、おんなじような逆説ながやき。
成功したいやったら成功を探し求めちゃあイカン、そんなことよりか目の前にある仕事に日々真剣に立ち向かいなさいやっちゅうことながぜよ。