「勝てる、と思やあ勝てる。勝利にゃあ信念が必要ながぜよ。」(ウィリアム・ヘイズリット)
イギリスの著作家・批評家・随想作家、ウィリアム・ヘイズリットさんの言の葉ながよ。
「勝てる、と思やあ勝てる。」と聞いて、そんな単純なもんやないと、否定するこたぁ簡単ながやき。
けんど実は、それほど単純なことを、かのヘイズリットさんがわざわざ言いゆうわけやないはずながよ。
そもそも、勝ち負けたぁ、勝利と敗北たぁ何ながか?
スポーツやゲームやったら、限られた時間の中で勝敗を決するもんやき、必ず終了があるきに、確かに「勝てる、と思やあ勝てる。」っちゅうわけやないがやき。
けんど、ビジネスや人生においてやったらどうやろう?
長い長いスパンで見りゃあ、たとえある時点じゃあ勝利しちゅうかに見えたち、そっから数年後にゃあその勝利が遠因となって敗北したり、また逆に、ある時点じゃあ敗北しちゅうかに見えたち、そっから数年後にゃあその敗北が遠因となって勝利したりっちゅうようなことが、ままあるもんながよ。
ちゅうことは、長いスパンのビジネスや人生における場合にゃあ、必勝法があるっちゅうことに気づかんかよ?
その必勝法たぁ、つまり「勝つまでやめん人は必ず勝つ」っちゅうことながやき。
「勝つまでやめん」ためにゃあ、決して諦めんこと、つまり強い信念が必要やっちゅうことながよ。
制限時間がないスポーツやゲームがあったとしたら、どんな人が勝利するかを想像してみいや。
強い信念を持って、決して諦めんと、勝つまでやめん人に、誰が勝てらあよ?
なんぼ点差が開いちょったち、結局は先に諦めた方が敗北することになるろうがよ。
そういう意味で、「勝てる、と思やあ勝てる。」と、ヘイズリットさんは断言しゆうがぜよ。