2014年07月29日

平成25酒造年度「のみきり」で、今年の「坂竜飛騰」は絶品ぜよ!

 7月28日(月)は、司牡丹社内にて平成25酒造年度の「のみきり」やったがやき。


 こりゃあ冬から春にかけて醸造したお酒の保存状態や品質をチェックするために、全てのお酒の貯蔵タンクのノミを切って(タンクの口を開けること)、ひっとつひっとつ夏場に利き酒するっちゅう、酒屋の伝統的な社内行事のひとつながよ。


 「ノミ」を「きる」き「のみきり」ながぜよ。


 今年は、タンク貯蔵の日本酒(普通酒、本醸造酒、純米酒)40本と、平成10酒造年度からの長期熟成酒用の純米大吟醸酒9本と、瓶貯蔵の日本酒(生酒、生貯蔵酒、本醸造酒・純米酒の一部、吟醸酒、純米吟醸酒、大吟醸酒、純米大吟醸酒など)16種類とで、日本酒合計65本やったがやき。
瓶貯蔵商品2きき酒室・のみきり会場

















長期熟成酒(古酒)瓶貯蔵商品

















普通酒・本醸造酒・純米酒
















 加えて、焼酎が27本、日本酒ベースの柚子リキュールが1本、焼酎ベースの柚子リキュールが9本ばあやったがよ。
29焼酎29リキュール
















 これらあ全てを、会長やワシや杜氏、醸造部社員らあの何名かで利き酒してチェックしたがやけんど、数があるだっけに、なかなかこれがシンドイがやき。「のみきり」風景「のみきり」風景2

















 この時点での今年の司牡丹の日本酒全体の特徴は、淡麗辛口でありながらやわらかい旨みもあり、後口のキレも良うに仕上がっちょって、まっこと品があるっちゅう感じながよ。


 特に今年は、精米歩合60%の純米酒(「船中八策」など)が、例年以上に際立ってキレイに感じたがやき。


 また瓶貯蔵の中じゃあ、「坂竜飛騰(ばんりゅうひとう)」(本醸造酒)の美味しさが、こぢゃんと光っちょったがよ。


 ちなみにこの酒は、比較的安価な本醸造酒で、どこまで美味しいお酒ができるかにチャレンジした商品で、毎年「のみきり」での評価は高いがやけんど、今年は特に例年以上に素晴らしい完成度やと感じたがやき。


 造りとしちゃあ通常の本醸造酒と同じながやけんど、搾りたてのフレッシュ感を封じ込めるため、搾ってから直ぐに瓶詰め(&加熱殺菌)し、低温で瓶貯蔵したっちゅう商品ながよ。


 それにより、含み香にほのかな柑橘類の風味が出現し、フレッシュな爽やかさが増し、かつ軽快な中にも心地えいばあまろやかな旨みも生まれ、しかも後口のキレもえいっちゅう、まっこと絶品の味わいになったがやき。


 大きい声じゃあ言いにくいけんど、ワシがこれまでの人生で飲んだことのある自社も含めた全国各地の本醸造酒の中で、今年の「坂竜飛騰」が一番美味いと思うたばあながよ。
29坂竜飛騰720ml


 しかも、この美味しさで、1800mlが1880円(消費税抜き参考小売価格)、720mlが970円(消費税抜き参考小売価格)やっちゅうがやき、メチャクチャにコストパフォーマンスが高いと思わんかよ?


 この価格で、この美味しさっちゅうんはまっことスゴイことやと思うきに、まだ飲んだことがない方は、是非いっぺん飲んでみられることをお薦めしちょきますぜよ!


 とにかく今年の司牡丹も、例年以上に「どれを飲んだちハズレがない!」と言うていただけるはずやき、皆さんも是非安心して、ガンガンお召し上がりくださいや!(ただし飲み過ぎにゃあ注意ぜよ!)















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社



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