2014年10月27日

「土佐酒道会」解散懇親会で「ノーメル賞」と「ノーメン賞」ぜよ!

10月23日(木)は、20時半から土佐料理「花鶴」さんにて、「土佐酒道会」解散懇親会が開催されたがやき。


 ちなみに「土佐酒道会」(http://tosashudokai.net/)たぁ、ワシがナビゲーター役となって高知市とその近郊の酒屋さんらあと共に立ち上げた勉強&実践の会で、毎月1回司牡丹高知支店にて集まっての勉強会が基本になっちょったがよ。


 この会は、今年の4月16日の第187回研究会(「4月18日」のブログ参照)にて、残念ながら最終回となったがやけんど、15年半も続き、「土佐流・立ち飲みワンダーランド」や「月光浴・土佐宇宙酒」や「坂本龍馬の船中晩酌野点箱」等々、数々の話題になったイベントや企画を実践し、もはや伝説となっちゅうがやき。


 ほんで、最後に計画中で頓挫してしもうた企画に、「ノーメル賞」と「ノーメン賞」っちゅうんがあったがよ。


 「ノーメル賞」たぁ、こりゃ飲めるとイチオシするお酒に与えられる賞で、「ノーメン賞」たぁ、こりゃ貴重すぎて飲めんっちゅうこぢゃんと珍しいお酒に与えられる賞っちゅうことながやき。


 ほんで、本物の「ノーベル賞」が発表される10月頃に、みんなあで「ノーメル賞」候補酒と「ノーメン賞」候補酒を持ち寄って、残った会費を使うて解散懇親会を開催しょうっちゅうて決めちょったがよ。


 そんなことで、皆さんの都合がつくこの日に、解散懇親会が開催されたっちゅう経緯ながやき。


 ちなみに、ワシが持ち込みさいてもうた「ノーメル賞」候補酒は、日本一の清流・仁淀川のイメージで醸された「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)と、フレンチの巨匠ピエール・トロワグロ氏も絶賛し海外でも大人気の「司牡丹・山柚子絞り・ゆずの酒」(リキュール)ながよ。
27仁淀ブルー27山柚子搾り720ml


 また「ノーメン賞」候補酒は、世界で一本しかない、こりゃホンマに飲めんっちゅう超貴重な45年前の司牡丹の瓢箪ボトルのお酒ながやき。
45年モノ「司牡丹・瓢箪」と新聞記事


 このお酒は、岐阜のお酒の特殊ボトルのコレクターである東さんっちゅう方が、45年前に購入された記念すべきコレクション第1号らしゅうて、唯一中身が入ったまんまコレクションされちょったもんを、司牡丹に里帰りさしちゃりたいっちゅうて届けてくださったもんながよ。






 5年前の新聞にも取材記事が掲載されちょって、そん時ゃあ「40年ぶりに帰郷」っちゅうて書かれちゅうき、現在は45年モノっちゅうことながやき。



 けんど、こちらはあまりに貴重でもちろん飲むこたぁできんき、平成9酒造年度の17年モノの純米大吟醸原酒・秘蔵大古酒「源十(げんじゅう)」を、代打として持ってこさいてもうたがよ。
27「源十」


 さて、20時半前ばあから、皆さん候補酒を片手に次々と来店されたがやき。


 ちくと遅れて参加される方もおられたき、とりあえず来ちゅうもんだっけで始めちょこうっちゅうことで、宴席がスタートしたがよ。




 まずは山崎さんが持ち込みされた、「土佐酒道会」の記念すべき初のオリジナル酒、司牡丹の純米酒と純米吟醸酒をブレンドした「プロフェッショナルブレンド」で、乾杯さいてもうたがやき。
山崎さん持ち込み「プロフェッショナルブレンド」


 製造年月を見りゃあ、99年6月となっちゅうき、16年モノっちゅうことながよ!


 山崎さんいわく、5℃ばあの冷蔵庫に保管しちょったらしゅうて、何年か前に1本開けて飲んだら全然大丈夫やったっちゅうことで、「ノーメル賞」と「ノーメン賞」のダブルエントリーやっちゅうことやったがやき。


 確かに、吟醸の香りもしっかりあって、16年モノたぁ思えんばあ、キレイなお酒やって、こりゃ「ノーメン」ばあ貴重なけんど、「ノーメル」お酒ながぜよ!


 ちなみに「花鶴」のご主人刈谷さんもソムリエなもんやき、こういうネタは大好きで、ノリノリで美味しいお料理をガンガン出してくださったがよ。


 まずは、鰹の心臓を煮付けた「ちちこ」。
27チチコ
















 さらに、「伊勢エビの刺身」も入った絶品「刺身盛り」や「ドロメ」(イワシの稚魚の生)。
27刺身盛り27ドロメ


















 ワシが次に飲まいてもうたがは、内田さんの「ノーメン賞」候補酒、「土佐酒道〈春〉」(生貯蔵・純米原酒)やったがやき。
「土佐酒道〈春〉」


 こちらも酒道会オリジナル酒で、2000年12月上槽となっちゅうき、15年モノながよ。


 こちらは、ちくと熟成感があって古酒化しちょったけんど、それでもまだまだ枯れてない力強さも秘めちょったがやき。


 このお酒は、チチコとバッチリやって、前の「プロフェッショナルブレンド」は、刺身やドロメらあと合わせてイケたがよ。





 そっから後も、秋月さんの「ノーメン賞」候補酒「月光浴・土佐宇宙酒」(2007年・純米吟醸酒)や、古谷さんの「ノーメン賞」候補酒「千代の亀・牧野酵母」(高知の牧野公園で採取した野生酵母仕込みの純米大吟醸酒・平成14年)らあをガンガン酌み交わし、盛り上がること、盛り上がること!
「月光浴・土佐宇宙酒」「千代の亀・牧野酵母」


















 もちろん、「仁淀ブルー」や「源十」も、みんなあでガンガン飲んだがやき。



 「源十」は、「こりゃワインファンに売ったら5万円ばあで売れる美味しさや!」っちゅうて絶賛いただいたがよ。


 ぼちぼち全員揃うたき、このあたりで皆さんが持ち込みした候補酒のアピールをしてもらおうっちゅうことになったがやき。



 安岡さんの「ノーメル賞」候補酒は、自店でいま人気ナンバーワンやっちゅう、「豊の梅・純米吟醸酒」。
「豊の梅・純米吟醸酒」安岡さんアピール


















 内田さんの「ノーメル賞」候補は、「美丈夫・舞・うすにごり純米大吟醸酒」。
「美丈夫・舞・うすにごり」内田さんアピール


















 その後も、皆さん次々とアピールされよったがやけんど、ワシゃあ既に古酒系の飲みすぎで、立派な酔っぱらいになっちょって、後で見たらメモがミミズがたつくったような文字で全然読めいで、まともに記録できちゃあせざったがよ。


 まっこと、申し訳ございませんぜよ。


 さてお料理も、さらに凝ったもんが次々ながやき。


 ウツボの柳川風鍋、土佐あかうしのタタキ、鯖の姿寿司、ツガニ汁、天ぷら、伊勢エビ汁・・・。
27ツガニ汁土佐あかうしタタキ
















27天ぷら27鯖の姿寿司

















伊勢エビ出汁鍋


 どれも絶品やったはずながやけんど、記憶が若干おぼろ気ながよ。

















 さらにそっからも盛り上がりまくり、小笠原さんや秋月さんが持ち込んだ候補酒のデザートワインと合わせてデザートも堪能したはずながやけんど、もはや味わいの記憶はないがやき。
27デザートBARSAC 1978(デザート酒)


 お開きとなったがは、おそらく23時半を越えちょったはずながよ。

















 結局、こん中から「ノーメル賞」と「ノーメン賞」を決定するがかと思いよったら、皆さん酔っぱらいだらけで、「別にどれかに決めることらあないやいか!」の一言で終わってしもうたがやき。
27宴席風景


 「花鶴」さんの皆さん、素晴らしいお料理と、遅い時間まで、まっことありがとうございました!


 そして、元「土佐酒道会」の皆さん、15年間まっことお世話になりました!ありがとうございました!


 今後も年に1回ばあ、集いましょうや!ほいたら、お元気で!













土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

この記事へのトラックバックURL