長年に渡り、酒米指導にお越しいただいたお2人、永田先生と新潟のJA吉川(旧名)の山本秀一さんが、高知龍馬空港に到着されたがは13時頃やったがよ。
ほんで3人で、「土佐料理 司 空港店」にて昼食。
14時ちょい過ぎにゃあ、ファーム・ベジコ(http://vegeco.jp/)の長崎さんが車で空港に迎えに来られ、その車で4人で土佐清水に向こうたがやき。
高速を降りた窪川でちくと休憩し、運転をワシに交替して、ひたすら土佐清水へ。
目的地の「足摺テルメ」(http://www.terume.com/)に到着したがは、すっかり日も暮れて18時近うになっちょったがよ。

やっぱし、土佐清水は、なかなかに遠いがやき。
早速4人でチェックインし、18時半からはこちらのレストランにて、市長さんらあとの懇親会ながよ。
土佐清水市の泥谷市長さんたぁ、実はもう15年ばあ前からの長い付き合いながやき。
その頃に、高知県内で酒造好適米の早稲を育てるやったら土佐清水がえいっちゅう話を永田先生から聞いて、ワシらあは何度も土佐清水市役所を訪ね、何とかえい田圃や農家らあを紹介してもろうたりして、農法指導らあも度々行うて、何とか初の酒米を作ることができたがが、平成13年のことやったがよ。
ところがその年の9月に、あの高知西南豪雨があって、土佐清水は大変な被害を受けたがやき。
早稲やったきその年の酒米は収穫はされちょったがやけんど、かなりの田圃が土砂に埋もれて、使いもんにならんなっちょったがよ。
その西南豪雨の時に、自分の家も被害を受けちゅうに、アチコチ走り回ってこぢゃんと頑張られよったがが、市役所の泥谷さんやったがやき。
その後、何とか酒米栽培を復活させるこたぁできて、何年かは栽培指導にも訪れ、農家の皆さんにも頑張ってもうて酒米を供給していただきよったがやけんど、結局その早稲の品種自体がどうも、あんまりえい米やなかったようで、ナンボ永田農法で何年も頑張ったちなかなかえい米にならんかったがよ。
もう、あえてはっきり言わいてもらいますけんど、風鳴子・・・高知県産の早稲の酒造好適米として作られたこの米は、結局現場じゃあえい米にゃあならん失敗品種やと、ワシゃあ断言さいてもらいますぜよ!
ほんで、いまじゃあもう土佐清水じゃあ酒米栽培はしてないがやき。
けんど、永田先生や山本さんらあと何度も何度も土佐清水に酒米の農法指導に訪れる合間に、永田農法による赤タマネギの栽培指導や、パイナップルの栽培指導らあも行うて、今やそれぞれが「足摺レッド」と「芳香パイン」っちゅう世界最高レベルの品質のもんができるようになっちゅうがよ。
また泥谷さんは、株式会社土佐清水元気プロジェクトっちゅう第3セクターの常務として出向しちょったこともあって、そん時の泥谷さんとワシとで一緒に造り上げたがが、今や司牡丹の人気商品に育っちゅう「司牡丹・食べる酒粕」ながやき。
そんな長い付き合いの泥谷さんが、ついに今年、市長になられたっちゅうことで、是非お祝いにうかがいたいっちゅうて永田先生もおっしゃりよったがやけんど、永田先生がちくと体調を崩されたりして延び延びになっちょったがよ。
ほんで、今回やっと、それが実現したっちゅう訳ながやき。
ちなみにファーム・ベジコの長崎さんも、永田先生から教えを受けたバジルらあのハーブ栽培で、今や高知県内のレストラン関係者らあでは知らん人はおらんばあで、「ハーブの女王」と呼ばれゆうがよ。
また、今回ワシらあが懇親会を行う「足摺テルメ」は、佐川町をホームとする高知ファイティングドッグス球団株式会社のオーナーでもある北古味さんの会社が現在運営を行いゆうっちゅう縁もあるがやき。
その北古味さんのお母様が書家の北古味可葉さんで、最近まで司牡丹の本社の隣にしばらく住まれちょったっちゅう縁もあるがよ。
「足摺テルメ」のレストランに入ったら、その北古味可葉さん作の書(絵画?)が、何点か飾られちょったがやき。
いずれも「喜」っちゅう文字をモチーフにした作品ながやと。


さて、そんな関係のワシらあと泥谷市長さんと、市役所から山本さんご夫婦と早川さんご夫婦の9名が集まっての懇親会がスタートしたがよ。

まずは、ワシが持ち込みさいてもうたお酒、「司牡丹・永田農法・高知県産山田錦・純米吟醸酒」で、みんなあで乾杯したがやき。

そっから後は、シェフ自慢のフレンチのコース料理が次々と出されたがやけんど、ファーム・ベジコの野菜がふんだんに使われちょって、見た目も美しゅうて味わいもまっこと美味しかったがよ。
前菜の野菜料理、続いての「清水のパラダイス2014秋バージョン」と名づけられたお料理も、長崎さんくの野菜がタップリで、日本酒にもバッチリの相性やったがやき。


白ワインも飲みもって、「キノコのポタージュ・カプチーノ仕立て」をいただき、お次の魚料理は「しっとりと火を入れた清水鯖 トリュフの香り」っちゅうお料理やったがよ。


次のお酒、「司牡丹・永田農法純米酒」を皆さんに注いでもうて、こちらの魚料理に合わせてもうたがやき。
しっとりとした清水鯖の旨みとトリュフの風味が、この酒で美味しさ倍増やったがよ。
続いては「窪川ポークのロースト 秋野菜添え」が出され、こちらにゃあ赤ワインと共に、新商品の「司牡丹・万次郎・純米酒」も合わせられるように、出さいてもうたがやき。


ちなみにジョン万次郎さんといやあ、土佐清水出身の偉人やき、この酒はつい先日行われた「土佐清水市制60周年記念式典」やパーティらあにも使われたがよ。
そんなこんなで、みんなあで飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、おおいに盛り上がったがやき。

デザートの「温かいミカンのクレープ リコッタアイス添え」も、まっこと美味しゅうございました!
泥谷市長さんをはじめとする市役所の皆さん、そして永田先生、山本さん、長崎さん、素晴らしい一時をまっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社