2014年12月14日

幸せの言の葉〈854〉

「人生は自分探しのためにあるがやない。自分自身を築き上げていくためにあるがぜよ。」(ヘンリー・ディヴィッド・ソロー)


アメリカの作家・詩人で、思想家・博物学者でもあり、アメリカにおける環境保護運動の先駆者とも言われる、ヘンリー・ディヴィッド・ソローさんの言の葉ながよ。


「自分探し」をしたいとか、「自分探し」をせにゃあイカンとか、よう言われるけんど、ホンマの「自分探し」たぁどういうもんやろか?


探し物を探しゆうみたいに、ただ闇雲に探し回りゆうことで、見つかるようなもんやろか?


ソローさんの言の葉は、ホンマの「自分探し」たぁ何かを、ワシらあに教えてくれゆうがやき。


つまり、ただ闇雲に探し回りゆうだけじゃあ、ホンマの「自分探し」にゃあならんっちゅうことながよ。


そんな「自分探し」をしゆうヒマがあるやったら、いま目の前にある課題や仕事に立ち向こうて、ちびっとずつやちえいき何かを積み上げていきなさい、自分自身を築き上げていきなさいっちゅうことながやき。


ちびっとずつ、ひっとつずつ、そうやって地道に何かを積み上げていきゆう中でこそ、自分自身を築き上げていくことになり、そんな中でこそ、「本当の自分」を見つけ出すことができるっちゅうことながよ。


探し物は、必死にそれを探しゆうときにゃあ見つからいで、そんな執着から離れて、何か他のことに没頭しゆう時にこそ見つかるがと、おんなじようなもんながやろうかのう。


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