「成功への第一歩は、どんな職業やったとしたち、その仕事に興味を持つことながぜよ。」(ウィリアム・オスラー)
カナダの医学者で、今日の医学教育の基礎を築いたと言われる、ウィリアム・オスラーさんの言の葉ながよ。
オスラーさんは、偉人にゃあ間違いないがやけんど、実はあんまり有名な人やあないがやき。
けんど日本じゃあよう知られちゅうがは、聖路加病院の日野原重明理事長さんが、尊敬する人物として挙げられちゅうきながよ。
さて、オスラーさんは、成功への第一歩は、まずは自分の仕事に興味を持つことやっちゅうがやき。
確かに、自分が興味を全く持てん仕事で成功するっちゅうこたぁ、限りのう不可能に近いろう。
興味を持っちゅうきにこそ、その仕事を誰よりも深う学びたいと思うし、誰よりも広う研究したいと思うし、まだ誰っちゃあ到達しちゃあせん域まで達して完成させたいと思うっちゅうことながよ。
オスラーさんは、「二五歳まで学べ。四〇歳まで研究せよ。六〇歳までに完成させよ。」っちゅう言葉も残しちゅうがやけんど、こりゃあそういう意味やと思うがやき。
ほいたら、自分はどうやろか?
ワシゃあどうもオスラーさんの言葉よりか、十年ばあ遅れちゅうようながよ。
「三五歳まで学び、五〇歳まで研究し・・・」っちゅう感じながやき。
けんど、オスラーさんは今から百年ばあ前の方やきに、その間の寿命の延びを考えりゃあ、現代やったら十年遅れでも、もしかしたら二〇年遅れでも、かまんがやないろかのう。
ほいたら、「七〇歳までに完成させよ」、あるいは「八〇歳までに完成させよ」でもえいっちゅうことながよ。
けんど、いずれにしたち、その完成のための第一歩は、仕事に興味を持つことやっちゅうことながぜよ。