2月4日(水)の立春の日は、毎年恒例の「司牡丹・立春朝搾り」のイベント本番やったがやき。
零下に冷え込んだ立春の早朝、ワシゃあ4時前ばあに起きて、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)本部・(株)岡永の石木部長さんを迎えに行き、姫路からお越しになった株式会社アクエレナさんのお2人の車と合流し、佐川の司牡丹本社に5時半にゃあ到着したがよ。
ちなみに「立春朝搾り」たぁ、立春の日の早朝搾り上がったばっかしの新酒を、その日のうちに飲んでもらおうっちゅう企画ながやき。
ほんで今年は、司牡丹も含めて全国33都道府県37ヶ所の日本酒蔵元で実施され、今年の合計出荷量は25万8千本(720ml)がたった1日で出荷されるっちゅうきスゴイがぜよ。
4年ばあ前あたりからマスコミ各社の記事らあにゃあ、「日本酒が世界一売れる日」っちゅうセンセーショナルなキャッチで紹介されたりしゆうがも、決して大袈裟やないがよ。
ちなみに立春たぁ、二十四節気のひとつで、初めて春の気配が現れてくる日。
前日の節分に豆まきで邪気を祓うて、新たな気持ちで春の到来を悦び幸福を願う日とされちょって、旧来はこの日がお正月、1年の始まりの日ながやき。
そんな立春の早朝に搾り上がったばっかしのケガレのない純米吟醸生の新酒を、各地の神社にて「無病息災」「家運(社運)向上」らあを祈願するがよ。
ほんじゃき、こぢゃんと縁起がえいっちゅうて全国で大人気で、このお酒の一口めを恵方(今年は西南西)を向いて飲みゃあ、願いが叶うっちゅう現象まで起きはじめちゅうっちゅうがぜよ。
さて、まず早朝5時半にゃあ、既にテレビ高知さんの取材スタッフの方々が来られちょって、「司牡丹・立春朝搾り」の瓶詰め作業の撮影やラベル貼り作業の撮影らあをされたがやき。
ほんで6時にゃあ、日本名門酒会高知支部の旭食品さん、加盟の酒販店さんや飲食店さんらあ、40数名ばあも集まられたがよ。
ご参加の皆さんに集合していただき、まずはワシからのご挨拶ながやき。
皆さんのご努力のお陰で、今年は前年対比115%、5800本のご注文をいただけ、まっことありがとうございましたっちゅうて御礼をさいてもうたがよ。
続いては本部の石木部長さん、支部の旭食品さんのご挨拶があったがやき。
お次は、司牡丹の浅野杜氏から、今年の「司牡丹・立春朝搾り」の酒質説明があったがよ。
今年の米はちくと溶けやすうて苦労はしたけんど、気温も低うて低温でゆっくり発酵することができ、香りはフルーティで味わいは幅のあるやわらさで旨みのある、美味しいお酒に仕上がったっちゅうことやったがやき。
ほんで、いよいよみんなあで肩ラベル貼りの作業ながよ。
もう毎年のことやき、みんなあ手慣れたもんながやき。
次々と「立春朝搾り」の肩貼りラベルが貼られて完成品が並び、7時ばあにゃあ、5800本のお酒が製品化されたがよ。
また、マスコミ取材は、テレビ高知さん以外に、高知新聞さんと高知放送さんにも取材に来ていただいちょったがやき。
作業風景の撮影や、ワシや杜氏、ご参加者へのインタビューらあの撮影も行われたがよ。
また、ワシが「司牡丹・立春朝搾り」のお酒を利き酒して、ちくとコメントするシーンの撮影も行われたがやき。
メロンやバナナ、リンゴらあのようなフルーティな吟醸の芳香と、フレッシュなしぼりたて新酒の香りが見事に立春の朝の清々しさを表しちょって、味わいは薄にごりのまろやかな旨みと柔らかな膨らみとが絶妙に調和しちょって、まっこと我ながら素晴らしい純米吟醸酒に仕上がっちゅうがよ。
これなら必ず、お客様に春一番の感動を与えられるはずじゃと確信したがやき!
さて作業終了後は、みんなあで交替で朝食ながよ。
10年以上熟成の司牡丹の蔵隠し味噌をブレンドした具だくさんの味噌汁、チクワ、スマキ、ジャコ、大根おろし、海苔、生卵、タクアンらあをオカズに、皆さんニコニコ満面の笑顔で足るばあ召し上がられたがやき。
一仕事終えた後の温かい朝食は、まっこと何よりの美味しさながよ。
その後はみんなあで、室町時代から続くと言われちゅう金峰(きんぷう)神社に参拝して、完成した「立春朝搾り」のお祓いをする予定ながやけんど、昔ながらの石積みの段が心臓破りばあ続く神社にみんなあで向かうがはちくと危険やっちゅうことで、一昨年から神官さんに蔵の方までお越しいただくことになっちゅうがやき。
さて、蔵の中の祭壇も準備バッチリで、神官さんの祝詞がスタート。
「招福祈願」「無病息災」「家運向上」「社運向上」「恋愛成就」らあの、お祓いを受けたがよ。
タマルかまっこと、これっぱあ縁起がえいお酒が、他にあるろうか?!
無事神事を終えりゃあ、司牡丹玄関の酒林の下にみんなあで集まって、記念撮影をしたがぜよ。
その後は、皆さんの車にお酒の積み込み作業ながやき。
ズラリと蔵の前に車が行列を成して連なっちゅう姿は、まっこと壮観ながよ!
これからそれぞれの酒販店さんが、それぞれのお客様のお手元まで、春一番の悦びとともに、「立春朝搾り」の祈願酒をお届けするがやき。
皆さん、早朝からまっことお疲れ様でした。
くれぐれも運転にゃあ気をつけて、各地に幸せをお届けしとうせよ!
さて、その晩は、いったん帰られちょったテレビ高知さんが、16時ばあから再びいらっしゃり、18時15分からの報道番組「イブニング高知」の生中継の準備に入られたがよ。
中継車も到着し、酒蔵内までケーブルを引き、打ち合わせやらリハーサルやら、なかなか大変ながやき。
生中継場所は、吟醸蔵の「司牡丹・立春朝搾り」の、既に搾り終えてカラになった仕込みタンクの前ながよ。
冷房のガンガン効いた吟醸蔵の中で、美人アナの中川実咲さんのインタビューに応えるカタチで、いろいろお話さいてもうたがやき。
まっこと、寒いは眠いはで、ちくと意識がモウロウとしもって、何とか無事生中継をこなすことができたがよ。
さて、もう既に「司牡丹・立春朝搾り」を堪能され、今年1年分の福をタップリ呼び込まれた方もいらっしゃることやろう。
「司牡丹・立春朝搾り」を飲まれた皆さんの、1年の招福、無病息災、家運向上、社運向上、恋愛成就を、心からお祈り申し上げますぜよ! #立春朝搾り
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司牡丹酒造株式会社