まずは「佐川くろがねの会」のボランティアスタッフの方のご案内と解説付きで、15時半から16時半ばあまで、佐川町の歴史的町並みを散策されたがよ。
その後のご案内は、ワシにバトンタッチ。
25名のご参加者の皆さんを、まずは司牡丹のモロミ見学にご案内さいてもうたがやき。
ポコポコと元気よう発酵しゆうモロミを眺めてもうて、その芳醇な香りを嗅いでもうて、皆さん「いい香りやね〜！」と感激されちょったがよ。
続いては「司牡丹・酒ギャラリー・ほてい」にご案内し、試飲タイムながやき。
酒蔵見学の時間が30分ばあしかないっちゅうことで、このような超短縮コースになったがよ。
司牡丹の自慢の日本酒や「山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)らあをズラリと並べさいてもうて、皆さんに試飲していただいたがやき。
「コレが飲みやすい！」「コッチが香りがえい！」「アレが美味しい！」・・・ちゅう声がアチコチからあがり、皆さん大悦びやったがよ。
たくさんお土産のお酒もお買い求めいただき、まっことありがとうございましたぜよ！
さてその後は、鰻料理の名店「大正軒」さんに移動。
17時からはワシの講演会やったがやき。
まずは須崎ロータリークラブを代表して、そうだ山温泉「和(やわらぎ)」の高橋社長さんの開会のご挨拶。
続いてはワシの講演のスタートながよ。
演題は、「土佐の旬の食と旬の土佐酒の楽しさを知って、幸せになる！」ながやき。
まずは、「幸せになる」には？・・・ちゅうトピックからで、最新の心理学や社会科学の出した答えについて、話さいてもうたがよ。
実は、財産、出世、結婚らあの外部環境が左右する幸福度は、10％ばあしかのうて、幸福度に最も影響を与えるがは、「考え方」やっちゅうがやき。
ほんで、次の3つの考え方を持っちゅう人が、実は幸せになれるっちゅうんが答えながよ。
�ヾ脅�:他の誰かの人柄やったり道徳的な行いの素晴らしさらあを強う認識すること。
��許容:自分に害をおよぼした人や過去の体験を許すこと。
�５い鼎�:「今この瞬間の幸福」に気づける力のこと。
さらにもうひとつ、未来に対する幸福感も必要やき、そのためにゃあ「夢」を持つことながやき。
夢は、叶えた結果幸せになるもんやのうて、叶えようが叶えまいが持っちゅうだっけで幸せになるもんながよ。
「感謝」で過去の良かったことを強う認識し、「許容」で過去の不幸から解放されりゃあ、過去は全て幸福に塗り替えられるがやき。
さらに「気づき」で現在が幸福になり、「夢」を持って未来に対する幸福感も得られりゃあ・・・過去、現在、未来の全てが幸福になるっちゅう訳ながよ。
まずは、一見演題たぁ何ちゃあ関係なさそうな、そんな話しからさいてもうたがやき。
ほんで、ワシらあ日本酒メーカー(限らんとどんな企業でも)が、皆さんの幸福に貢献できる部分があるとすりゃあ、この4つの中の「気づき」の部分だけながよ。
つまり、「今この瞬間の幸福」に気づける力を養うにゃあ、実は「旬の食と酒の楽しさ」を知り、生活に取り入れることが最適やっちゅうことながやき。
ちゅうことで、続いては「四季折々の山・川・海の幸に日本一恵まれた高知県」っちゅう話しをさいてもうたがよ。
「じゃらん宿泊旅行調査」で、2010年〜2012年にかけてと2014年、「地元ならではの美味しい食べ物が多かった」部門で、高知県は日本一に輝いちゅうがやき。
さらに、「全国河川水質ランキング」でも、仁淀川が平成22年、24年、25年と日本一に輝いちゅうがよ。
また、森林面積比率も84％で日本一。
年間降水量もだいたい日本一で、年間日照時間もだいたい日本一クラスながやき。
さらに高知県の形は太平洋に向こうて両腕を広げたみたいな形で、長い海岸線に恵まれちゅうがよ。
ほんじゃき、海の幸、山の幸、川の幸、それらあ全てにこれっぱあ恵まれちゅう県は、他にゃあないっちゅうことながやき。
ここで、その具体例として、土佐の高知のうまいもんをいろいろ紹介さいてもうたがよ。
そん中で特に詳しゅう取り上げさいてもうたがが、柚子、直七、ブシュカンらあの香酸柑橘類、土佐の酢みかんながやき。
さらに、「酒国土佐」の異名の通り、高知県は、全国的にもこぢゃんとレベルの高い美味しいお酒が豊富やっちゅう話しをさいてもうたがよ。
その後は、いつものお得意ネタ、「土佐の食と土佐酒・旬の一覧表」のご紹介と解説をさいてもうたがやき。
さらに、「日本酒で、いつまでも若々しゅう健康に！」っちゅうネタで、「日本酒の誤解を解く� 卞�本酒は太るのウソ〉」、「日本酒の誤解を解く�◆卞�本酒は糖尿病になるのウソ〉」、「日本酒の誤解を解く��〈日本酒は二日酔いするのウソ〉」や、「日本酒のヘルシー効果」、「日本酒の美容効果」、「日本酒の癒し効果」らあについて、簡単にお話しさいてもうたがよ。
ほんで、「和食回帰、そして日本各地の伝統的な食文化への回帰へ」っちゅう話しをさいてもうて、「土佐の旬の食と旬の土佐酒の楽しさを知って、幸せになる！」っちゅう演題の内容としちゃあ、これにて終了したがやき。
その後は、ちくと質問タイムがあり、司牡丹の燗酒が配られ、17時45分ばあから懇親会のスタートながよ。
佐川町の「地酒で乾杯条例」に従い、皆さん「金凰司牡丹」(本醸造酒)の燗酒で乾杯してくださったがやき。
さあ、そっから後は、「うざく」や「うまき」が出され、それらあをいただきもって、献杯・返杯合戦も早速始まり、一気に土佐の「おきゃく」となったがよ。
ワシんところにゃあ、次々と皆さん献杯に来てくださり、ワシゃあアッちゅう間に立派な酔っぱらいになっちょったがやき。
後半にゃあ、「鰻の蒲焼き」と「ご飯」と「お漬物」、さらに「肝吸い」が出され、それらあをいただきもって、さらに献杯・返杯の酌み交わしをさいてもうたがよ。
こうして大盛り上がりのうちに、19時過ぎにゃあ中締めとなったがやき。
須崎ロータリークラブの皆さん、佐川にお越しいただき、まっことありがとうございましたぜよ！
ほいたら最後に、皆さんからいただきましたアンケートの中から、悦びの声の一部を以下にご紹介さいていただきます。
●食の世界、グローバルの話も面白かった。酒を楽しんで飲みたいと思う。
●高知の風土の素晴らしさと食の文化の素晴らしさを確認できた事は、すごく良かったと思います。
●酒の知識がよく分かり、日本酒を今後も続けて呑みたいです。
●良かった。高知の未来に少し希望が持てた。
●魅力を話してくださり、ありがとうございます。旬の食材をもっと食べれるよう、良さを教育していくことが大切。高知県は経済的には豊かではない県だけど、食べ物が豊かだから幸せな県だと思います。高知県の良さをこれからも県外にアピールしていってください。
●和食回帰、伝統的な食文化への回帰の話は、非常に良かったし、共鳴しました。それと、日本酒に対する誤解の話が良かった。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
