クリスさんの研究テーマは、何と「土佐料理」！
彼は昨年の6月から高知市内に住まれ、土佐の食文化を訪ね歩かれゆうっちゅうがよ。
ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」主催の、「郷土野菜を楽しむ会・第4回」(「1月30日」のブログ参照)が、1ヶ月ばあ前に開催されたがやけんど、クリスさんはそこに参加してくださっちょったがやき。
ほんで、是非司牡丹の酒蔵見学も含め、取材にもうかがいたいっちゅうことで、この日14時前ばあに司牡丹にいらっしゃったっちゅう訳ながよ。
まずは、酒蔵見学のご案内をさいてもうたがやき。
玄関の酒林、江戸時代末期建造の白壁蔵、瓶詰め工場とご案内し、平成蔵へ。
蒸米機、放冷機、洗米機、麹室、麹、酒母室らあを、いろいろ解説しもってご案内さいてもうて、お次はモロミの発酵室ながよ。
ポコポコと元気良う発酵しゆうモロミをご覧になり、まっこと感動されちょったがやき。
続いては「酒ギャラリー・ほてい」にて、いろんな司牡丹のお酒をテイスティングしてもうたがよ。
ここでクリスさん、立てったまんま、お酒の香味らあについて、いろいろ質問がガンガン出だいたき、応接室に移動して、ゆっくり座って取材タイムのスタートながやき。
日本酒のテロワール、地域の食文化との関係性、土佐料理と土佐酒、他社と司牡丹の最大の違い・・・等々について、流暢な日本語で次々に質問が飛び出して来て、ちくとタジタジやったがよ。
けんど、ワシの持論である、「東京オリンピック」と「和食」の無形文化遺産の流れは、「本場日本の和食」を求める流れとなり、そりゃあ「四季や地理的な多様性」がキモで、「日本の和食回帰」の流れとなり、「日本各地の伝統的な食文化回帰」の方向となり、全国各地の伝統的な食文化が「我こそは！」と群雄割拠する時代に向かい・・・ほいたら土佐の高知にとっちゃあ最大のチャンスとなるっちゅうお話をさいてもうたら、こぢゃんと共感していただけたがやき。
さらに、司牡丹のいろいろな資料や、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」の「土佐学年報」らあも、資料として進呈さいてもうたがよ。
こうして15時半ばあに取材は終了し、クリスさんはこぢゃんと感謝されもって帰路につかれたがやき。
クリスさんが「土佐料理」の素晴らしい論文を完成されますよう、心よりお祈り申し上げちょりますぜよ！
さて翌2月27日(金)は、午前10時から1時間半ばあ、須崎市立市民文化会館大会議室にて、「須崎生涯大学」の講師として講演さいてもうたがよ。
演題は、「土佐の旬の食と旬の土佐酒の楽しさを知って、幸せになる！」ながやき。
講演内容についちゃあ、この日の3日前に須崎ロータリークラブさん(偶然の須崎連チャン！)が佐川にいらっしゃった際にワシが講演(「2月27日」のブログ参照)さいてもうた内容とおんなじやき、詳しゅうはそちらをご覧くださいや。
さて会場にゃあ、須崎市在住の60歳以上の高齢者の方々が、30数名集まられたがよ。
ほんで、時間はタップリあるきユッタリと、時々アッチコッチに脱線しもって、またオチもつけたりしもって、お話しさいてもうたがやき。
〆にゃあ、皆さんにアンケートへのご協力をお願いさいてもうたがよ。
ほんで、11時半ばあにゃあ「須崎生涯大学」の小松運営委員長さんから謝辞をいただき、ワシの講演は無事お開きとなったがやき。
ほいたら最後に、皆さんから頂戴したアンケートの中から、悦びの声のほんの一部を、以下にご紹介さいていただきますぜよ。
●今日のお話で、土佐のいろいろな食の有り難さを考えさせられました。
●大変参考になるお話でした。久しぶりにこんな講演を聞きました。
●竹村様の話がとってもよく分かりました。私達にとって気づきと感謝は、とっても大事だと思いました。酒は飲めませんが、少しずつ飲んでみたいと思いました。有り難うございました。これからも夢を持って生きていきたく思いました。竹村様の話から気づかされました。
●大変心に残るお話を聞き、感動しました。これからも夢を持って生きていきたいと思います。再度ご講演を聞かせていただきたいと思います。私も日本酒が大好きです。
●私の知らなかった事がいっぱいあって、新しい事、ワクワクする話があって夢が持てました。
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司牡丹酒造株式会社
