TEL:088-872-5050)さんにて、アメリカから帰国されちゅう佐川の吉原さんと飲んだがやき。
昨年ニューヨークでお会いして以来の再会を祝し、まずは生ビールで乾杯の練習ながよ。
とりあえずビールに合いそうなツマミをと思うて、「タルタルポテトサラダ」と「ズッキーニと大根の韓国だれ」を注文したところ、後者は予想通りやったけんど、登場した前者に2人ともビックリ仰天！
一瞬、イチゴのケーキが出てきたかと思うて、「誰かの誕生日やったっけ？」とか、「他のお客さんのを間違うて持ってきたが？」とか、いろいろ考えてしもうたがやき。
しかし、ポテトサラダに、これっぱあイチゴがドッサリ乗っちゅうらあて、初めて見たがよ。
こりゃあデートに来てコレを注文すりゃあ、彼女がこぢゃんと狂喜乱舞すること請け合いながやき。
ムサクルシイおっさん2人で、まっこと申し訳ございませんぜよ！
この「タルタルポテトサラダ」、味はモチロン絶品で、意外にもイチゴとタルタルとポテトサラダが合うっちゅうことに気づかいてもうたがよ。
さて、生ビールを1杯飲み干しゃあ、お次はモチロン司牡丹、「船中八策」(超辛口・純米酒)を注文し、再会を祝しての正式な乾杯ながやき。
お次の料理は、「新玉葱とトマトのバジル漬け」ながよ。
新玉葱の爽やかな辛み、トマトの旨み、バジルの独特の風味らあが、漬け汁のお酢の酸味で見事に融合し、酸っぱいもん好きのワシにゃあ「こりゃタマラン！」っちゅうばあ美味しゅうて、しかもキレのえい辛口の「船中八策」と交互にやりゃあ、箸も杯も止まらんなって、いきなりナンボやち飲んでしまいそうながやき。
続いては、「豆腐トロロ昆布おでん」が登場。
こりゃあ日本酒に合わんはずがない、王道中の王道の味わいながよ。
豆腐の淡いナチュラルな旨みに、トロロ昆布のしっかりした旨み、さらにトマトの野菜らしいまろやかな旨み、ダシの爽やかなコクのある旨みらあが見事に渾然一体となってたなびいていき、旨みの四重奏を奏でゆうかと思うばあの美味しさながやき。
そこに「船中八策」をキュッとやりゃあ、旨みの四重奏の会場が一瞬にして有名音楽ホールに変わったかと思うばあ旨みを増し、その後は潔いばあサラリと消えていくがよ。
旨い。間違いのう、旨い。幸せぜよ。
こうなりゃあ、箸も杯もガンガン進み、会話も当然のごとく盛り上がるっちゅうもんながやき。
海外の話題から佐川町内の話題まで、映画やブロードウェーの話題から日常生活の話題まで、多岐にわたり話題は尽きんかったがよ。
お次は、「ホタルイカのバターポン酢」と「刺身盛り合わせ」が登場。
2合入り片口で注文しよった「船中八策」は、早くも3本目ながやき。
ホタルイカの凝縮されたような、まさに珍味っちゅう旨みが、「船中八策」でさらに引き立ち、その上あと口をスカッと切ってくれるもんやき、またまた交互にやりゃあ止まらんなるがよ。
しかも刺身は、鮮度抜群のプリップリのクエ、カンパチ、スズキ、ヒラメときちゅうき、こりゃもう「船中八策」の独壇場ながやき。
まっこと、この酒の新鮮魚介の旨みを引き出す効果は絶大ながぜよ！
イカン！また一本空いてしまうやいか！
付け合わせの赤大根の漬け物も、旨いこと！
その後もさらに、「新ジャガとソーセージのチリソース煮」や「ナンチャラ(酔うて忘れた！)のクリーム煮」らあを注文し、さらに「船中八策」を酌み交わし、盛り上がりまくりやったがよ。
この頃にゃあもはやかなり立派な酔っぱらいになっちょって、料理の味わいらあもあんまり記憶にないがやけんど、美味しかったこたぁ間違いないがやき。
あらためてやけんど、やっぱし「左」さんの料理は、最高の三ツ星の美味しさながよ！
こうして21時半ばあにゃあお開きとなり、吉原さんはJRの最終の特急で佐川に帰られたがやき。
吉原さん、わざわざ高知市内まで出てきていただきお付き合いいただき、ありがとうございましたぜよ。
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